らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

ティッシュの起源

2015-06-18 | 雑学

昔は鼻紙をポケットに入れて歩いていましたが、ポケットティッシュが誕生して随分便利になりました。
鼻紙と言っても言葉すらご存知ない方も多いと思いますが、鼻汁などをはらう紙です。
この鼻紙がポケットティッシュに代わってから47年になります。
今日はティッシュペーパーについて調べました。

ティッシュペーパーとは、薄く柔らかい紙のうち、難水溶性の日用品で、ティッシュまたはティシュとも略されます。
ティッシュとは「織物」のことで、金糸を布のように織ったものを「ゴールドティッシュ」と呼び、それを重ねるときに間にはさみ込む薄い紙を「ティッシュペーパー」といったことに由来します。

ティッシュペーパーを開発したのはアメリカのキンバリー・クラーク社です。
第一次世界大戦中 、欧州の戦場では負傷兵を治療するための脱脂綿が不足したことから脱脂綿の代用品として開発され、さらに吸収力を高めたものをガスマスクのフィルターとしても使用したということです。

1924年(大正13年) 、第一次大戦が終了した後、ティッシュペーパーは過剰在庫になりました。
そこで、製造元のキンバリー・クラーク社は窮余の策として、化粧落とし用のティッシュペーパーに加工して「クリネックスティシュー」の商品名で発売しました。
以降アメリカではティッシュペーパー=クリネックスという名前が定着したということです。
日本でティッシュペーパーが発売されたのは第二次大戦後の1953(昭和28年)のことだそうです。

一方、携帯用ポケットティッシュは日本が発祥です。
1968年(昭和43年)、高知県の製紙加工会社が考案し、それまでに宣伝用に配られていたマッチに代わり誕生したと言われています。
日本中に広まったきっかけとして、1970年(昭和45年)に富士銀行(現・みずほ銀行)が口座開設の粗品として20万個配布したしたところ評判となり、やがて、チラシ代わりの宣伝材料としても広まりました。

現在も、以前と比べて少なくなりましたが、宣伝用のポケットティッシュが繁華街やターミナル駅前などで配られているのをよく見かけます。
但し、厭がる若い女性には渡していますが、おじさんには渡してくれません。