そもそも論者の放言

ミもフタもない世間話とメモランダム

クインテット

2007-03-31 11:23:10 | Diary
たっぷり寝たので疲れはだいぶ解消したけど、今度は花粉症が出てそっちがツライ・・・

ヨメさんが歯医者に行っているのでコドモと留守番中。
先日Amazonで購入したNHK教育の人気番組「クインテット」のDVDを流している。

作曲家の宮川彬良とパペット人形が共演してクラシックなどの名曲を演奏するシーンが目玉のこの番組。
大人も楽しめます。
うちのコドモも大好きなんだけど、演奏シーンよりもテーマ曲「ゆうがたクインテット」が一番のお気に入りみたい。

クインテット ゆかいな5人の音楽家 収穫祭

NHKエンタープライズ

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年度最終出勤日

2007-03-30 22:40:45 | Diary
2006年度の最終出勤日。
嗚呼、これで入社以来、丸12年勤めたことになる。
長かったような、短かったような。

今日は早めに退社しようと思っていたのに、夕方になって面倒な仕事が舞い込んで・・・。
くたびれちまった。

なんだか疲れが溜まっている。
さっさと寝るとしよう。
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祝、10周年

2007-03-29 00:28:04 | Diary
CinemaScapeという映画批評サイトに参加しています。

このCinemaScape、このたびめでたく開設10周年を迎えた。
自分が参加したのは2002年の1月なので、歴史の半分にお付き合いさせてもらったことになる。
この5年間、ネットに接続できる環境がある限り、毎日アクセスして新着コメントを読み、800本を超える映画にコメント・レビューを投稿してきた。

ひとりひとりの登録者が映画に対して採点したり、コメント・レビューやあらすじを投稿することにより、結果的に巨大で良質な映画データベースが構築されるという、ウェブ2.0を先取りしたようなサイト。
もともと、東大の先端研究所の研究者だった舘村さんという方が研究の一環で開発したもので、まったく商売っ気がないのが特徴。
その後、舘村さんが東大を辞められてシリコンバレーで働くようになったこともあり、東大のサーバーが使えなくなったり、アクセスの増加とともにレスポンスが悪化したりで、1~2ヶ月サイトがアクセス不可になることも度々発生するなど、この5年間だけでもいろいろあった。
自分が登録したちょっと後くらいから、新規参加者の登録を中断している状態が4年以上続いていたんだけど、昨年末から参加者による招待制での新規参加登録が再開され、再び活況を呈している。

たとえ長期間アクセス不可状態が続いても、それが明けると、何事もなかったかのようにすぐに投稿が行なわれるようになるなど、自分も含めて参加者のこのサイトへの愛着は相当なものなのである。
ハリウッドのビッグバジェット映画も、ゴダールやフェリーニの映画も、ドラえもん映画も、にっかつロマンポルノも、みな同じ土俵の上で5点満点で採点される。
収録されている映画の数は約2万本。
このサイトのおかげで、本当に幅広く映画を観るようになり映画を観る目も養われた。
多くの博識で良質なコメント・レビューを読み、また自分で書いて投稿することを繰り返しているうちに、子供の頃は感想文を書くのが大嫌いだった自分に、何かを鑑賞して心に浮かんだことを文章に表現することの喜びを教えてくれた。

CinemaScapeに出会えたことの幸せに、心から感謝している。
コメント (2)
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PASMO購入

2007-03-27 00:00:08 | Diary
そろそろパスネットとSuicaの残額も減ってきたので、PASMOを購入してみた。
従来の磁気定期券をPASMOに変更するためには定期券売り場に行かなきゃいけないのかと思ってたら、それも自販機でできるんですね。
出先に直出・直帰することが多く、定期券とパスネットを2枚重ねで改札を通すことがけっこう多かった(つい間違えて一枚だけ入れてゲートが閉まることも・・・)んだけど、それが「ピッ」で済むようになるので、便利になった実感が味わえるなぁ。
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能登地震

2007-03-25 17:49:04 | Society
石川県能登地方で震度6強 女性1人死亡、けが人多数(朝日新聞) - goo ニュース

能登には一度だけ行ったことがある。
独身の頃、北陸を一人で車で無計画旅行したことがあり、その途中に立ち寄った。
富山側から日本海沿いの一般道を走って、氷見から七尾に入り、海沿いの狭く曲がりくねった道を経て和倉温泉まで。
和倉温泉の共同浴場に入浴して、今度は能登有料道路に入って半島の西側を下って金沢で一泊した。

半島東側の一般道は、本当に海に接するくらいまで近づく感じの細道で、小湾にある小さな漁村を繋いでいた。
西側の能登有料道路も、片側一車線で通行量も少なかった記憶がある。
あのあたりの道も土砂崩れなど起こって寸断されたりしているのだろうか。
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はじめての発熱

2007-03-25 17:35:36 | Diary
昨日(土曜)の朝、突然コドモが食べたものを連続してもどし、様子もぐったりしているので、急いで医者へ連れて行った。
どこでもらってきたのか、ウィルス性の腸炎だろうということ。
坐薬を入れて吐き気は治まったが、午後になると39℃ほどの高熱が出た。
医者は閉まってしまったので、今度は休日診療に連れて行き、解熱剤をもらう。
熱は今日も続いているが、だいぶ下がってきて食欲もちょっと出てきたので、少しずつ快方には向かっているようだ。

うちの子、とにかく丈夫な子で、生まれて1年と1ヵ月半過ぎたが、熱を出したのは初めてなのだ。
コドモにとってもだが、親も初めてのことで、どうしてよいやらヨメともども戸惑ってしまった。
普段は絶えず動き回り、陽気にしゃべりまくっている(まだ日本語にはなっていないが)子なので、まるで新生児に戻ったかのようにおとなしくじっと寝ている姿を見ていると嘘みたいで、「こういうふうに大人しくしてるのもかわいくていいね」などと呑気なことを夫婦で話してはみるものの、やっぱり切ないものがある。
早く良くなりますように。
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「いつか王子駅で」 堀江敏幸

2007-03-23 23:12:57 | Books
いつか王子駅で

新潮社

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堀江敏幸が2001年に「熊の敷石」で芥川賞を受賞する直前に書いた長編。
といっても、自分は彼の小説を読むのは初めてで、恥ずかしながら芥川賞作家であることすら知らなかった。

この小説を知ったのは、一月ほど前の日経新聞の夕刊。
その記事は、徳田秋声の「あらくれ」について書かれたものだった。
「あらくれ」は成瀬巳喜男監督、高峰秀子主演の映画を観たことがある。
まさに「あらくれ」者のヒロインが、高峰のイメージにぴったり嵌っていた。
これまた知らなかったのだが、「あらくれ」の舞台は王子界隈なのだそうだ。
その関連で、記事中、本作が一部紹介されていた。

自分は、3歳から26歳まで、王子の隣町に住んでいた。
王子界隈にはたいへん馴染みがある。
前置きが長くなったが、それで興味を持って読んでみた、という次第である。

本作の主人公は、王子駅から荒川方面にのびる都電荒川線の電車道近くに下宿する青年。
どうも作者自身をモデルにした感じで、作者が1964年生まれ、小説が書かれたのが2001年だから、30代半ばくらいの設定だろうか。
独身で、水産関係の教育施設でアルバイト教師をしながら、翻訳の仕事で細々と生計を立てている。
古書に目がなく普通の人が読まないような埋もれた作家の小説を好んで読み、少年時代からの競馬ファンでキタノカチドキやテンポイントの昔話に花を咲かす。
黒電話を欲しがったり、ロードレーサータイプの古自転車を衝動買いしてしまったり、車など乗り物が好きなのに免許を持っていなかったり、ちょっと俗世間から外れて生きている人物。
出来事らしい出来事も起こらないまま、物語は進む。
肩に龍の刺青を背負った印象彫りの老人や、老人と出会った居酒屋の女将や、下宿の大家である零細旋盤工場の経営者や、古書店の主人など、王子界隈に暮らす昭和の香りを漂わせる人々との、なんてことのない交わりが淡々と綴られ、そこに主人公が読む小説の引用(「あらくれ」も含む)や、競馬にまつわる昔話が挿入される。

庚申塚から飛鳥山にかけての民家と接触せんばかりの「ホームストレート」だとか、飛鳥山に突き当たってから王子駅まで車道との併用軌道である下りカーブだとかといった都電の描写や、あらかわ遊園の観覧車に乗って見下ろすコンクリートの護岸に囲まれた隅田川など、このあたりの風景を日常生活の場としていた自分は、それを読んでいるだけで嬉しくなってくるのは正直なところ。
一方で、北区のこの辺りはいわゆる「下町」には違いないんだけど、例えば台東区や墨田区などのそれが持つ情緒が漂っているわけでもなく、単に時代に取り残された殺風景なちょっとイケテナイ町、という印象も実感としてあるので、この小説での描かれ方はちょっと懐古趣味から美化されすぎという気もする。
それから、小説の中に「咲ちゃん」という女子中学生(主人公が家庭教師をしている)が登場するのだが、屈託がなくって、陸上部のトップランナーで、勉強は苦手という設定なのだが意外に勘がよかったりして、要するにちょっと魅力的に描かれすぎな感じ。
なんか、作者の女子中学生に対する願望が反映されているのかなぁとか、余計なことを考えてしまったり。

と、ちょっとケチをつけるようなことを書いてしまったが、読後感は清涼で、描かれる世界の「何気なさ」の漂わせ方は特筆もの。
自然に世界に浸ることができる。
起承転結がはっきりした話でもなく、途中から始まって途中で終わる、みたいな時間の切り取り方も良い感じ。

あと、この人の(この小説だけなのかもしれないが)どこまでもどこまでも読点でつないでいくような、長いセンテンスの扱いは名人芸的。
最初は読みづらくてもだんだん慣れてくるから不思議。
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電車も、バスも

2007-03-19 21:37:28 | Diary
昨日から運用が始まったPASMO。
まだPASMO自体は作ってないけど、今日は地下鉄での移動の際、Suicaを使ってみた。
やっぱり非接触はラクだ。荷物があるときなんかは特に。
Suicaもパスネットもまだ残額があるので、バランスよく消費して、両方使い切ったところで定期をPASMOに切り替えるつもり。
そしたらSuicaは返却して、デポジットを返してもらおうか。
両方持ってても意味ないし、定期入れに両方入れておくと改札機を通れないので、短期的にはSuicaの発行枚数が減ることになるんだろうな。

PASMOは電車だけじゃなく、バスでも使える。
こんな記事を見つけた↓

「PASMO対応は1台当たり70万~80万円」、バス会社に重い投資負担
(日経コンピュータ - ITpro)

サービス開始時点でPASMOに対応したバスは約4500台と、全体の30%程度にとどまっている。今後5年くらいかけて全車両に機器を搭載していく予定だが、各社の導入ペースは一様ではないようだ。
その理由の一つに、バスをPASMOに対応させるためのコスト負担がある。イベント会場の説明員によると、既存のバスをPASMOに対応させるには「リーダ/ライタ」「利用額やカード残高を表示するディスプレイ」「乗務員用の操作パネル」「利用データなどを保持する制御コントローラ」の4点セットが必要になる。この合計額は1台当たり70万~80万円にも上るという。乗客数が少ないバス会社にとっては重い負担になりそうだ。

「1台当たり70万~80万円」というのは、自分の感覚では「そんなものなのかな(思ったより安いな)」という感じなのだが、それでも電車とバスじゃそもそも乗降客数が桁違いだし、自動改札という基礎インフラが整備されていた電車に比べると、一から整備しなけりゃいけないバス業界の設備投資負担は重いんだろうな、という想像はつく。
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堀江判決報道への違和感

2007-03-18 23:22:36 | Society
金曜日のライブドア堀江裁判の地裁判決については、懲役2年6ヶ月という判決が他の粉飾決算事件との比較で厳しいものになっている点が議論になっている。
昨日の朝の情報番組で、堀田力が「まったく反省の色を見せていないのだから、執行猶予はありえない」と解説していたが、そんなものなんだろうか。
無罪を主張している以上、反省の言葉を述べないのはある意味仕方のないことのようにも思え、そうなると最初から無罪か実刑か、どちらかしかなかったということなのか。
いずれにしても、国策捜査の側面があろうがなかろうが、粉飾決算なんて明らかに違法な行為であるわけで、それが事実であればそのことで罪を負うことは当然のこと。

ところで、粉飾決算が何故いけないかといえば、それが公正な資本市場を歪める行為であり、投資家を欺く行為であるから。
だが、ここで言う、欺かれる対象であるところの「投資家」とは、現に存在している特定の具体的な「投資家」ではなく、概念としての、抽象的な、不特定な総体としての「投資家」であるはず。
ところが、この裁判を伝える報道のトーンでは、ライブドア株を購入し、値下がり・上場廃止により損害を被った実在の「投資家」を「被害者」として据え、堀江の罪は彼ら「被害者」に対する罪であるかのように語られていることにやや違和感を覚える。
もちろん彼らの中には、粉飾された財務諸表を頼りにライブドア株を買った人もいるのだろう。
その意味で同情すべき点はあるし、その損害にライブドア社の粉飾行為が因果関係をもっているかどうかについては、今後決着がつく民事訴訟の結果によって明らかになるであろう。
だが、株というものは、言うまでもなく上がることもあれば下がることもあるものだ。
本質的には、株が下がって損害を被るリスクは、購入者自身に帰属すべきものではないのだろうか。
「株価が上がるときいたから買ったのに、嘘だったとはけしからん」という「被害者」の弁には、自分の耳にはやや「都合の良さ」を帯びたセリフとして響く。
少なくとも、「堀江=悪」「ライブドア株購入者=善」という構図は、あまりに事態をわかりやすく整理しすぎであり、却って物事の本質を隠してしまうことにも繋がりかねないように思える。

全体にメディアの報道の仕方は、この裁判が堀江被告の「生き方」が肯定されるべきものか否定されるべきものかを決するものであるかのように、筋立てられてしまっている。
が、司法の場というのはそんなところではない。
「生き方」に関する論議は別の場所でいくらでもやればよい。
裁判長が最後に「説諭」の中で紹介したという「ライブドア株を買ったハンディを負った子供の母親からの手紙」の話についても、結果的に分かりやすいドラマ仕立ての文脈でメディアが伝えるための恰好の材料になってしまっているのが残念。
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ザ・エージェント

2007-03-16 23:26:00 | Sports
今日の日経朝刊、スポーツ特集面は「マンスリー大リーグ特集」。
「代理人 The agent」と題した連載の第1回。
松坂大輔の代理人となり、日本でも有名になったスコット・ボラス氏が採り上げられている。
ボラス氏自身マイナーリーグでプレー経験のある元選手で、ケガで現役生活を退いた後、弁護士資格を取って代理人稼業を始めたそうだ。

ボラス氏のオフィスの様子が紹介される。
大型コンピュータと直結した衛星放送受信装置が40台以上も並んでおり、米国内で放映されるすべての野球の試合が録画されているという。

そこから顧客選手のプレーを編集し「この選手のユニークさは何か、どの球場に適するか」を導き出し、交渉材料とする。ケガをかばっていないかを見抜き、対策をとる。過去の動きとの違いを比べ、選手にアドバイスする。ボラス社は独自のトレーニング施設を持ち、そうした助言ができるコンディショニングスタッフまで抱えている。
スポーツニュースも全部録画。「解説者の好意的なコメントは交渉を有利にできるし、悪いコメントは、記者から同じ点を批判されたときの想定問答を作って選手にすぐ渡す」と担当者。

「スゴ腕代理人」と言われても、何がスゴイのかイマイチぴんとこなかったが、これでイメージが立った。
高度な情報収集能力と、それを生かす分析力・戦略立案力。
けっして単なる守銭奴ではなく、合理的なプロの仕事なんだな~。
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