そもそも論者の放言

ミもフタもない世間話とメモランダム

若尾文子が・・・

2007-05-30 23:20:29 | Politcs
若尾文子氏が参院比例で立候補へ 夫の黒川氏は選挙区(朝日新聞) - goo ニュース

ショック、としか言いようがない。

はっきり言って、自分は若尾文子のファンである。
といっても今の若尾文子の、ではなく、増村保造や川島雄三の映画に出ていたころの昭和30年代の若尾文子の、であるが。
親しみやすく溌剌としたチャーミングさと、女の情念とフェロモンをまき散らす豊満な色気を兼ね備えたあの存在感は、日本女優史においても別格だと思っている。

たとえ老いたといっても、若尾文子は若尾文子だ。
だいたい、あの気味の悪いへんてこりんなおっさんの奥さんであるという時点で腹立たしいのに、出馬なんて…
しかも「政治には関心はありませんでしたが」などとのたまわっているというし。
お願いだからやめておくれよ、晩節を汚すのは…
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「いわゆる『消えた年金』問題」

2007-05-30 23:06:07 | Politcs
年金特例法案を強行可決 与党、31日衆院通過へ(共同通信) - goo ニュース

この件は、詳細にフォローできていないので、正確に状況を把握してはいないのだけど。

払ったはずの年金保険料の記録がいつの間にか無くなっているなんてのは、あきれ果ててものも言えない事態で、社会保険庁という組織がろくでもない烏合の衆であることは明白。
だけど、これは別に今に始まったことではなく、ずっと昔から根深く拡大してきた病巣であって、このことをもって野党が現在の安倍政権を攻撃するというのも、なんだかちょっと違う気がする。
もちろん、このずさん管理に対して政府が責任を負っているのは間違いないけど、その「政府」の中には、かつて菅直人もその一員だった自社さ連立政権や、小沢一郎も関わった自自公連立政権も含まれるのではないのか。

一方で、与党側の、社保庁を解体して新たな組織に再編するという方法も所詮国民の批判を凌ぐための懲罰的ポーズの意味合いが強いように思うし、今回の議員立法による救済法案を審議すっ飛ばしで成立させようというのも真摯な態度だとはとても言えない。

今日の委員会での審議模様を伝えるニュース映像で、野党議員が「全員救済を」などと書かれた横断幕を掲げているのが見えたが、そこで言う「全員」に誰が含まれ、誰が含まれないのかを調査する術すら失われていることが問題なのであって、そこに知恵を絞るのがあるべき姿であるのに、参院選直前というタイミングゆえに政争の具と化しているのが愚かしい。

さらに言えば、年金に関しては、少子高齢化を受けて負担と給付のバランスが立ち行かなくなり、制度が破綻するのが目に見えているという現状をどうリカバリーするのか、という点が大々問題なのであって、今の騒ぎでこの根本問題から目を逸らされてしまうというのも気になる。
いずれにしても負担増・給付減という方向でしか解決策が見えない以上、与党も野党も選挙前に触れたくないのだろうが、重ねて愚かとしか言いようがない。

ところで、「『消えた年金』問題」なんていう呼び名って、いったい誰が名づけるんだろう?(「いわゆる『消えた年金』問題」と表現してるニュースもあったけど)
「赤ちゃんポスト」にしても「残業代ゼロ制度」にしても、自然発生的な名称がスタンダード化するのか、それともマスコミが申し合わせて意図的に呼んでいるのか。
まあ、呼び名がないと何かと不便、というのは理解できるけど、センスのあるネーミングってなかなか無いもんだ。
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「電波利権」 池田信夫

2007-05-28 22:14:41 | Books
電波利権 (新潮新書)
池田 信夫
新潮社

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電波による無線通信ってのは、自分も含め素人にはなかなか理解しにくい世界である。
「電波」と聞いて、一般的には放送(テレビ・ラジオ)や船舶無線・アマチュア無線等々古典的な無線通信を連想するけど、携帯電話がこれだけ普及した現在では大半の日本人が日々電波による無線通信を行なっていることになる。

同じ周波数帯で、複数の異なる無線通信がぶつかり合うと、お互い干渉しあって通信できなくなってしまう。
そこで、伝統的に、政府が周波数帯や地域ごとに電波の用途を割り当て、放送や通信の事業者に「免許」を与える、という制度が各国で作られ運用されている。
周波数帯というものは有限なので、既に割り当てが決まっている帯域には新たに参入ができない。
従って、既に免許を割り当てられている事業者には「既得権益」が生まれ、免許を与える政府(かつての郵政省、現在は総務省)には「利権」が生まれる。
そのあたりの利権構造をわかりやすく解説したのが本書。

著者の池田信夫氏はNHK出身なので、NHK・民放が既得権益に居座って参入障壁を設けることにやっきになっている現状については、裏事情も含めて詳しく書かれており、非常に面白い。

例えば、日本では、県単位にいくつもの小さな地方局が存在し、東京のキー局をトップに系列化・ネットワーク化されているが、地方局は一部ローカル番組も存在するものの実際に流しているのはキー局が制作した全国ネットの番組が大半。
衛星などを使えば全国放送することも技術的にはもちろん可能で、こんなに多くの地方局が存在する意義は薄く、非効率この上ない。
何故そんな体制が存続できるのかといえば、そこに政治の力学が働いているからだという。
地方局が乱立した背後には、田中角栄の力が存在し、現在に至っても地方選出の政治家と深く結びついているからこそ地方局は存続しえている、と解説される。

他にも、ハイビジョン、BSデジタル、そして地上デジタルに至る、視聴者には非常にわかりにくいテレビの規格変遷に働いている政治力学や、島桂次・海老沢勝二と二代に亘る長期政権化のNHKでどのような権力闘争が行なわれていたか、既存の放送局が抱くインターネット放送に対する警戒感と妨害策など、興味深い話題が満載。

どうしてこんなに面白いかというと、こういう話が一般に報道されることは無いから。
そして、どうして報道されないかといえば、本書において著者も指摘しているが、当然のことながらテレビ局が自ら自分たちの「汚点」を世間に知らしめるような真似をするはずがないからである。
大手新聞社と民放が系列化された日本においては、新聞においても事情は同じ。

一読の価値がある本です。
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二つの”死”

2007-05-28 22:14:16 | Society
今日は驚くようなニュースばかりで。

ZARD坂井泉水さん、闘病中の病院で転落死(朝日新聞) - goo ニュース

事故死、ということだが…
雨で濡れたスロープに足を滑らせた、とどこかで読んだが、もし本当にそうだとしたら、入院患者も歩くようなところにそんな場所があること自体、病院として問題だと思うが。

図らずも同じ慶応大病院で死亡が確認されたのが…

松岡農相の死亡を確認 遺書があり自殺と断定(共同通信) - goo ニュース

なんというか、痛ましいという感想しか出てこない。
現職閣僚の自殺は戦後初ということだが、海外でも聞いたことがない。
安倍総理はけっこう淡々としてるように見えるが、これはとんでもないことなのでは。
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祖父の残した手紙

2007-05-27 13:18:21 | Diary
昨日、実家で母から一通の手紙を見せられた。
1月に90歳で他界した祖父の書斎を整理していたら、本の間から見つかったという。
戦時中に、祖父の弟(すでに他界)から祖父に宛てた手紙。

男ばかり7人兄弟の四男である祖父は戦争当時20代の後半で独身。
小石川区丸山町(現在の文京区千石のあたりらしい)に家族で住んでいた。
兵隊に行っていた時期もあったが、小学校の教員をしていたので戦争末期には生徒たちを引率して群馬県に集団疎開していた。
手紙の差出人である大叔父は兄弟の六男で、体が弱かったため徴兵検査に合格せず、東京で暮らしていた。

手紙は、空襲により家が焼失したことを報告し、祖父に宛てて送ろうと準備していた荷物が焼けてしまったことを詫びる内容のもの。
幸い皆無事ではあったが、防空壕に隠していた食器や衣類などわずかなものを残し、ほとんどすべて家財が焼けてしまったこと、近所の人たちも大きな被害を受けているがなんとか助けあって避難生活を送っていること、焼夷弾が落ちてきたときの熱さは尋常ではなく眉毛が焼けてしまったことなどが、冷静な筆致ながら生々しく書き記されている。
日付は明記されていなかったが、昭和20年の大空襲の頃のものだろうか。

紙は多少変色しているものの、万年筆か何かで書かれた文字ははっきりと判読することができ、「速達」のスタンプも、3枚合計40銭の切手も綺麗に保存されていた。

疎開先で、祖父はどんな気持ちでこの手紙を受け取り読んだのだろうか。
やがて戦争が終わり、家族が再会したときの気持ちはどのようなものだったのだろうか。
今となっては、その話をきくこともできない。
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CANAL CAFE

2007-05-26 22:05:46 | Diary
今日はうちの実家に行き、コドモを両親に預けてヨメと二人で3時間くらい出かけさせてもらった。
そんなふうにして二人で出歩くのはコドモが生まれて以来初めてなので、なんと1年3か月ぶり!
なんだか、久しぶりすぎて、初めのうちはどうしてよいのやら勝手がわからなかったりして…

で、ランチしに行ったのが、飯田橋駅近く、お濠のボート乗り場デッキにあるカナル・カフェ
11時半開店で、11時45分ごろ到着すると、すでに大方の席は埋まっていた。
二宮和也主演のドラマ「拝啓、父上様」のロケでも使われていたことで人気が上がっているのか。
せっかくなので水面に近いテラス席にしたんだけど、パラソルで日よけされた席は満杯で、かんかん照りの席へ。
それでも、雲一つない晴天の下、爽快な風に吹かれてのランチは気持ちよかった。
\2,400のランチビュッフェは、料理の数も豊富で満足。
ナポリ風のピザが美味かった。
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よっ、社長

2007-05-25 23:03:46 | Diary
母から携帯にメールが来た。

「S君が新聞の『新社長』コーナーに顔写真入りで出てる!」

S君というのは、自分の幼なじみ。
3歳から暮らしたマンションで隣りに住んでいた。
同い年だったので、それこそ物ごころついて初めての友達、記憶に残る一番古い友達だ。

ネットで調べてみたところ、社長に就任した会社はITベンチャー系の企業みたい。
まあホリエモンだって同い年だし、mixiやサイバーエージェントの社長は年下だし、業界ではけして珍しい話ではないけど、それにしてもそんな身近にいた人間の顔をそんな形で見ることになるとは、けっこうびっくり。

同い年といってもS君は早生まれだったので学年が一つ違いで、小学校に入って以降はそれほど交流はなかったけど、S君が大学入学のとき一浪したので、就職したのは同じタイミングだった。
ちょうどお互い就職が決まったころに偶然マンションの廊下で会い、「将来機会があったらいっしょに仕事しような!」みたいな話をしたのが、おそらく最後に交わした会話。
ずいぶん遠い存在になっちゃったなあ。
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車いすと「飲酒運転」

2007-05-23 23:00:39 | Society

CNN.co.jpで、こんな記事を見つけた。

車いす「飲酒運転」で男性逮捕 ドイツ

ベルリン──ドイツ北東部シュヴェリーン市の警察は22日、酒に酔っ払って車いすを「運転」していた男性を逮捕した、と発表した。車道の真ん中を通行しており、ほかの車両に危険を及ぼす状態だったという。

アルコール検査を実施したところ、規定の10倍量が検出された。

この記事だけだと、ドイツの法律にどんな規定があるのかよくわからないけど、

警察は、車いすが歩道を通っていれば逮捕もせず、道路交通法にも違反しなかっただろうと話している。

とあるので、単に飲酒して車いすに乗ることが違法というわけではないみたい。
車いすで車道の真ん中を通行すること自体が法律違反ということなのでしょう。
ということは、この記事の見出しはミスリーディングなのでは。

ちなみに日本ではどうなんだろうと道路交通法をちょっと調べてみると、第65条に「酒気帯び運転等の禁止」との規定がある。

第65条 何人も、酒気を帯びて車両等を運転してはならない。
 何人も、前項の規定に違反して車両等を運転することとなるおそれがある者に対し、酒類を提供し、又は飲酒をすすめてはならない。
んで、「車両等」とは具体的に何かというと、第2条に定義規定があって、
第2条 この法律において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。
17.運転
道路において、車両又は路面電車(以下「車両等」という。)をその本来の用い方に従つて用いることをいう。
ということで、「車両等」とは「車両」と「路面電車」のこと。
じゃ、「車両」の定義はというと、
8.車両
自動車、原動機付自転車、軽車両及びトロリーバスをいう。
とあって、さらに、
9.自動車
原動機を用い、かつ、レール又は架線によらないで運転する車であつて、原動機付自転車、自転車及び身体障害者用の車いす並びに歩行補助車その他の小型の車で政令で定めるもの(以下「歩行補助車等」という。)以外のものをいう。
10.原動機付自転車
内閣府令で定める大きさ以下の総排気量又は定格出力を有する原動機を用い、かつ、レール又は架線によらないで運転する車であつて、自転車、身体障害者用の車いす及び歩行補助車等以外のものをいう。
11.軽車両
自転車、荷車その他人若しくは動物の力により、又は他の車両に牽引され、かつ、レールによらないで運転する車(そり及び牛馬を含む。)であつて、身体障害者用の車いす、歩行補助車等及び小児用の車以外のものをいう。
12.トロリーバス
架線から供給される電力により、かつ、レールによらないで運転する車をいう。
長くなったけど、要は、日本の法律でも、車いすは「車両」には含まれず、酒気帯び運転規制の対象外ということのようだ。
考えてみればこれを禁止しちゃったら車いす生活をしている人は一切飲めなくなってしまうので、当然といえば当然。
でも、泥酔しての車いす通行はやっぱり危険だろうけど。
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従順なるロシア人

2007-05-22 19:45:06 | Society
つい先日、「プーチニズム 報道されないロシアの現実」を読んだばかりだが、今朝の日経新聞国際面「地球回覧」に「歴史小説家が語るプーチン」と題した記事が掲載されていた。

ロシアきっての歴史小説家エドワルド・ラジンスキー氏へのインタビューを題材にしたコラム。

プーチン大統領による強権政治が横行している現在のロシアについて、氏は、
先生がいなくなって無秩序になった教室にいる生徒の多くは、先生に戻ってきてほしいと思うものだ。
との表現で、ゴルバチョフ・エリツィンによる改革路線で続いた経済混乱に終止符を打つことをロシア国民が最優先に考えているからこそ、その役割を担うことのできるプーチンが受け入れられている、との見解が示される。

しかも、千年以上も皇帝などに支配されてきたロシア人にとっては、彼を唯一の指導者として仰ぐことは「自然の流れ」だという。
西側的民主主義はロシアにはそう簡単には根付かないだろう、と。

氏は、それでも中長期的には改革・民主化の大きな流れにあるのは事実で、今は”停滞期”にある、との認識なんだけど、そうは楽観的には考えることはできなそう。

考えてみれば、あんなにデカイ国がたった一人の人間に従順に支配されちゃうってのも不気味な話だけど、それを千年以上も続けてきたと言われちゃうともはや言葉も無い。
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お手盛り情報番組の悪質性

2007-05-21 23:00:04 | Entertainment
今朝の芸能ニュースでは、カンヌ映画祭の話題が大きく取り上げられていた。
松本人志の初監督作と北野武の短編が招待上映されたとのニュース。

松ちゃん「大日本人」カンヌに800人来場(日刊スポーツ) - goo ニュース
北野監督の初短編映画カンヌで大ウケ(日刊スポーツ) - goo ニュース

ところが、我が家で毎朝時計がわりにつけているフジテレビ「めざましテレビ」の芸能コーナーで、上の二人の話題に先んじて大きくトップ扱いされていたのが次の話題。

キムタクと香取がカンヌで主演作PR(日刊スポーツ) - goo ニュース

二人が主演しPRしている「HERO」「西遊記」はフジテレビのドラマの映画化。
「めざましテレビ」は自社がかかわっている映画の話題を何よりも優先して取り上げた、ということ。

この話題がテレビで流れ始めたとき、なんで木村拓哉や香取慎吾がカンヌにいるのか、「HERO」や「西遊記」とカンヌ映画祭になんの関係があるのかサッパリわからなかったんだけど、この記事をよく読むと、要するに、呼ばれたわけでもないのに勝手にカンヌまで押しかけて行って、勝手に金遣ってプロモーションしたってことね。
なんというか、恥知らずというか。。

さらにフジテレビが悪質なのは、この話題を松っちゃんやたけしの映画の話題と一体化して流す(しかもより大きい扱いで)ことで、あたかも「HERO」や「西遊記」がカンヌで上映されたかのような誤解を視聴者に与える目論見がミエミエだということ。
いやホント、興行収入を増やすためには手段を選ばない、という感じですな。

もちろん、この話題にもニュースバリューがまったく無いとは言いませんよ。
でもね、ちょっとやりすぎじゃないかい?
「めざましテレビ」の芸能コーナーって、この手の番宣ばっかりなので好きじゃない(ついでに、それをしたり顔で伝える軽部というアナウンサーが大嫌い)んだけど、他局も同じ穴のムジナだからなぁ。
コドモが起きてる日は、即NHK教育にチャンネル変えてしまいます。

映画やスポーツイベントなどとテレビ局、芸能プロダクションがタイアップして、潜在的な話題性を何十倍、何百倍にも水増しして金儲けする、というビジネスモデルはすっかり定着している。
が、少なくともテレビ局が情報番組やバラエティ番組の枠の中で、お手盛りのタイアップ宣伝を行なうのは、経済活動における公正競争に反していると思う。
通常の「広告枠」を使って宣伝するのであれば、その分他のスポンサーの宣伝を流せなくなるので機会費用が発生することになるけど、番組内で宣伝すればコストは全くかからず(むしろ通常の番組制作費が浮く)それでいて絶大な効果を得られるというのだから、これはもう公共の電波を独占していることに乗じた「濫用」に当たると言っていいのではないか。
百歩譲って、番組内での宣伝を許容するにしても、その場合は「これは宣伝です」とはっきりと断った上でやるべきだと思う。
新聞や雑誌だと、記事体風の広告ページには明確に「広告」との掲示がしてある。
情報番組の中で、お手盛りの宣伝を、客観的なニュースバリューが存在するかのような顔をして流すのは、はっきり言って視聴者に対する「騙し」じゃないだろうか。
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