そもそも論者の放言

ミもフタもない世間話とメモランダム

貴重なコンテンツ

2008-01-30 23:16:49 | Sports
男子ハンド再予選、日本は韓国に敗退…五輪持ち越し(読売新聞) - goo ニュース

ハンドボールといえば、高校(男子校です)の頃球技大会では花形種目だったし、大学時代体育の授業で選択してやったこともありますが、なかなか面白い競技です。
シュートシーンとか、観る分にも見応えあるしね。
だから、こういう思わぬ形でスポットを浴びること自体は喜ばしいと思ってはいるのですが。

それにしてもメディアの扱いは異常ですな。
今朝の「めざましテレビ」なんて7時からのニュース枠のトップで、ハンドボールの話題を10分以上にわたって取り上げてました。
これまで全く見向きもしなかったクセにね。
スポーツのオフシーズンで話題が少ないところに格好のコンテンツが現れた、ってところでしょう。

それと、選手たちに対して「ボクたちマイナーアスリートなのに、こんなに注目してもらっちゃってキョウシュクです」的な態度を必要以上に求めてる気配が感じられるのも、ちょっとイヤラシイ感じです。
今晩の9時のNHKニュースで青山キャスターが宮崎選手にインタビューしてるのを観てて顕著に感じました。
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ガソリン税の混迷

2008-01-28 23:14:08 | Politcs
「我が国のガソリン安い」首相、暫定税率の維持求める(読売新聞) - goo ニュース

日本のガソリン税率が国際的にみて高いのか安いのかは知りませんが、問題なのはそういうことではなく、道路にだけ何故使いみちを特定された財源が存在するのか、ということでしょう。
歳出の対象なんて数多あるのに、道路だけ特別の財布がある。
どう考えても、そのことを合理的に説明することはできないように思います。
その意味で、「国際的な環境保護の流れに逆行する」「広い意味での環境関連税制と受け取るべき」などと言うのは論理のすり替えでしかない。
本当にそう考えてるんなら、正面から環境税の創設を提案すべきですよ。

一方で、世論には景気対策・物価対策としての税率下げへの要請が強く、民主党もその尻馬に乗ろうとしてるわけですが、これもどうかと思う。
確かに、仕事で車を使う人だとか、地方の車社会に住む人が苦しいというのはよくわかるんだけど。
だから税率下げるってのはあまりに安易というか。
ここが下がったら他が上がるだけの話だし。
むしろ現行税率に耐えてガソリン消費を控えることで全体の消費量が減れば、論理的には需給の関係で価格は下がるはずなんだよね。
もちろん今の原油高が実需に基づく需給関係では説明できないことはわかっていますが。
それに単に税率だけのことを言えば、環境保護に逆行するという意見も正しいわけだし。

それと、新年度まであと僅か2ヶ月だというのに、この期に及んでガソリン税財源が大幅に消えてしまうということになったら大混乱が生じる、というのは与党の言うとおりでしょう。
その財源をあてにして公的部門も民間も来年度の計画を立てているのに、梯子を外されることになっちゃうわけだからね。
ちょっと無理があるんじゃないかと。

何だかいろんな論点が入り組んでしっちゃかめっちゃかになってるように思えます。

個人的には、
・道路特定財源、暫定税率は平成20年度いっぱい継続。
・平成21年度以降道路特定財源は廃止。
・ガソリン税率は据え置いたまま環境税に性格を変え、一般財源化。
となることを望みます。
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度が過ぎるのも

2008-01-28 22:43:45 | Society
旧拓銀経営陣に賠償総額101億、全訴訟が終結(読売新聞) - goo ニュース

13人で合計101億円の賠償…
いくら大銀行の元・幹部といえども、個人で背負い切れるような金額ではないですな。

事実関係の知識がないので判決の是非を論じる立場にはありませんが、こんな多額の賠償を課せられ得るという事実だけで、大企業の経営者を目指す人が減るんじゃないかとか、たとえ経営者になっても委縮してリスクを冒さなくなってしまうんじゃないかとか、そんなことまで考えてしまいます。
ハイリスク・ハイリターンも度が過ぎるとよくない、というか報酬も賠償もそこそこのレベルで留まるような社会の方が暮らしやすそうです。
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バカにされないように…

2008-01-28 22:35:01 | Politcs
大阪知事に橋下氏 38歳、現職で最年少 民主敗れる(朝日新聞) - goo ニュース

東国原知事の応援を受けたりしてたみたいですが、政党の支援を受けず元々は泡沫候補扱いだった東知事と違って、自民・公明の支持を得て、しかもその政党色を表に出さないようにするという戦略が成功して当選した訳だから、二人を同列に扱うことはできませんね(別にどっちがエライとか言うつもりはありませんが)。

選挙戦中のニュース映像を見ると「大阪がこれほどバカにされてるのに黙ってられない!」みたいなことを演説でアピールしてましたが、橋下氏が当選したことで結果的に「”お笑い票”はやっぱり強かった」みたいなことを言われてしまうあたり皮肉な感じです。
まあタレントが当選するのは大阪に限ったことじゃありませんが。
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「空中ブランコ」 奥田英朗

2008-01-27 22:19:44 | Books
空中ブランコ (文春文庫 お 38-2)
奥田 英朗
文藝春秋

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直木賞受賞作の「空中ブランコ」もちょうど文庫化されていたので「イン・ザ・プール」に続いて読んでみました。

前作ではサラリーマンや高校生など一般人が患者として登場したのに対して、本作では、スランプに陥ったサーカスの空中ブランコ乗り、尖端恐怖症のヤクザ、送球のコントロールができなくなっていまったプロ野球選手、強迫症・嘔吐症の女性流行作家、と特殊な職業の人たちが登場します。

感心するのは、こういった特殊な職業を設定に置きながらも、登場人物たちが精神を病んでいく様子を自然に、かつ、面白可笑しく描いている点。
作家は同業だし、野球選手もイメージしやすいでしょうが、空中プランコ乗りやヤクザが職業上抱えているストレスやプレッシャーなんて、なかなか普通じゃ想像つかなさそうな題材を絶妙に料理しています。

上記四編の他にもう一編収録されているのが「義父のヅラ」。
シリーズの他の作品では患者が伊良部総合病院を訪れることで初めて伊良部医師と会うことになるんですが、この「義父のヅラ」では伊良部と医大時代の同級生で同じく精神医をしている男が主人公となる点でややパターンを異にしています。
この話が一番面白かった。
終盤のドタバタは思わず声を出して笑ってしまいそうになりました。
「金玉神社前」…実は自分もあの歩道橋の下を通るたびに同じこと考えてたんだよね!
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物価上昇雑感

2008-01-26 16:20:21 | Economics
昨日のエントリでは直感的なコメントしかしませんでした(疲れてたので)が、改めて最近の物価上昇について雑感を。
今日の日経朝刊でも「悪い物価上昇」といった表現が使われてましたが、現在の物価上昇は原油など原材料価格の上昇を要因としたもので、値上げして売り上げが上がっても原価も上がっているので利益は増えず、労働者の賃金にも回らない。
消費者からすると収入は上がらず物価だけが上がることになる、というわけですね。
見方を変えれば、デフレ時代に労働分配は絞れるところまで絞り切られており、企業とすると原価が上がればそれを価格に転嫁する以外に吸収する術がない、ともいえます。
少し前からデフレが収束したかのようにも言われてますが、価格上昇→企業の収益改善→賃金上昇→消費拡大というサイクルが回るところまで来る前のタイミングで原材料価格上昇に襲われてしまったのが今の状態。
本質的には、デフレ時代と経済実態は変わっていないのかもしれません。
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下がっても上がっても

2008-01-25 23:36:51 | Economics
12月消費者物価、0.8%上昇 約10年ぶりの上昇幅(朝日新聞) - goo ニュース

ついこの間まで世の中デフレでモノが高く売れない!と嘆いていたのに。
物価がちょっと上がればこれまた大騒ぎ。
奇妙なものですな。
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難を逃れ…

2008-01-24 23:43:25 | Diary
東急田園都市線、二度ストップ 帰宅の足直撃(朝日新聞) - goo ニュース

今日は9時近くに退社。
会社の最寄り駅に着くと「田園都市線全線運転見合わせ」の表示が。
別ルートで帰ることを即断しました。

目黒線、大井町線を乗り継いで二子玉川に近づいた頃にちょうど運転再開のアナウンスが。
タイミング的にラッキーだった。
中途半端なところで巻き込まれた人はひどい目に遭ったようですね。

最寄り駅を降りると道路はタクシーだらけで大渋滞。
どうも空車が目立ったんだけど、電車ストップの情報を受けて近辺に殺到していたんだろうか。
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「イン・ザ・プール」 奥田英朗

2008-01-21 23:25:18 | Books
イン・ザ・プール (文春文庫)
奥田 英朗
文藝春秋

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奥田英朗の本は、以前に読んだ私小説風青春小説「東京物語」が非常に佳かったんですが、「東京物語」のような作風はこの人にしては珍しいもので、奇抜な設定とキャラクターを生かしたコミカルな作品のほうが多いようです。

主人公は、色白で太った中年神経科医・伊良部一郎。
奇妙な病気にかかった患者たちが伊良部総合病院の地下にあるこの神経科を訪れ、伊良部一郎とセクシーな看護婦マユミに翻弄されていく…という5話の連作短編。
一見すると滅茶苦茶でまったく頼りにならなそうな伊良部なのに、患者たちは何故か毎日注射を打たれに神経科に通い、そして最後には…という同パターンが5話繰り返されます。
こういうのは”型”を一つ構築してしまえば、別のシチュエーションをその”型”に当てはめていくことで意外と簡単に書けてしまうのかもしれませんが、それにしても展開が見事。
患者たちが伊良部に弄ばれているうちにまったく意図しない方向から病状の変化が出る、その語り口は絶妙で、しかも後味も心地いい。
患者たちのキャラクターもよく作られており、「コンパニオン」の自意識過剰タレント、「フレンズ」のケータイ依存症高校生、「いてもたっても」の強迫神経症の社会派ルポライターなど、その”勘違い”ぶりは何だか生々しいほどで、その”勘違い”ぶりが矯正されていくさまを眺めていると爽快感さえ感じます。

この伊良部一郎というキャラクターは奥田英朗の定番キャラみたいですね。
「空中ブランコ」「町長選挙」あたりもぜひ読んでみたいと思います。

↓こっちもオススメです。
東京物語 (集英社文庫)
奥田 英朗
集英社

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ららぽーと横浜

2008-01-20 21:28:46 | Diary
今日、初めてららぽーと横浜に行ってきました。
NECの事業所跡地に昨年開業したばかりの横浜店。
とにかく広い!
ただ広いだけでなく全てがゆったり目に設計されており、幼児を連れて歩きまわるにはとても適している。
1フロアがだだっ広くて3階までしかないので上下の移動を強いられることもない。
完全にファミリー向けになっているので、子供連れも多くその点でも気楽。
2歳目前で反抗期に差し掛かったうちのコドモ、最近ではかなり制御不能になってきてるんですが、ここだと放牧もしやすく非常に助かる。
すっかり疲れ果てて今日はさっさと寝てくれました。
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