そもそも論者の放言

ミもフタもない世間話とメモランダム

引退世代

2008-10-30 23:05:56 | Sports
C大阪・森島、今季で引退(産経新聞) - goo ニュース

森島も引退ですか…
同い年なんだよね、自分。
そういえば、先日引退表明した高橋尚子も同い年。

同い年の現役アスリートも数少なくなってきました。
サッカーなら、ジュビロの名波、レッズの岡野、アントラーズの大岩。
野球なら、日本ハムの稲葉、中日の和田、西武の西口、巨人の木村拓、藤田、オリックスの村松、北川…くらい?
横浜の鈴木尚、川村、入来はまとめて引退してしまいました。
もちろん、工藤とか金本とかカズとか、もっと年上で現役の選手もいますが。
自分も年とったな、体力落ちるのも無理ないな…と改めて思い知らされます。

ちなみに、タレントだと木村拓哉、常盤貴子、谷原章介、松雪泰子…。
芸人なら、「雨トーク」で「華の昭和47年組」をやってしまうほど多数(土田晃之、品川祐、ケンドーコバヤシ、ワッキー、青木さやか、アンジャッシュの渡部・児嶋・・・など)。
彼ら、ちょっと前まで「若手」芸人だったからね(今は「中堅」だろうけど)。
世界が違うとポジションも違いますな。

サラリーマンの世界では…やっぱり「中堅」かな。
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金融機能強化と解散先送り

2008-10-27 23:05:47 | Politcs
衆院選、先送り強まる=株安、円高への対応優先-政府・与党(時事通信) - goo ニュース

いつの間にか、「経済対策=金融機関への資本注入」ということになってしまったようです。
つい先日まで、「日本の金融機関はサブプライムの痛手は小さい」ってのが定説のように語られてたような気がするんですが。
いつの時点で潮目が変わって、日本の金融機関も危ない!ってことになったんでしょうか。
予想以上のスピードと強度で円高・株安が進んだので…ということなのかもしれませんが、なんだか胡散臭い。
各国の通貨不安⇒円の独歩高⇒輸出企業の経営悪化⇒株安、という因果関係で株価が下がってるのだとすると、金融機関に資本を注入したところで果たして株価が回復するんだろうか。
素人目には的外れな対策のように思えてしまうけど。
欧米諸国の通貨不安が原因なら、そこに手を打つような国際協調を進めるしかないような気がするんですが(具体的に何をしたらよいのかは自分にはわからんけど)。

経済がこんな状況のときに解散総選挙なんかしてる場合じゃない、ってなことはこのブログでも書きましたが、的外れな経済対策しかできないんだったら、政治空白があろうがなかろうがあんまり関係ないのかもしれません。
麻生さんも自民党幹部も解散先延ばしに倒れてるみたいだけど、どうしてなんですかね?
すでに支持率のご祝儀相場も崩れ始めてるし、これから暫くは不景気が続くとすれば、どうせ来年の任期切れまでには総選挙やることになるんだし、さっさと解散したほうが自民党には有利なような気がしますが。
逆に民主党はこんな経済状況で仮に政権をとっても苦労するのは目に見えてるわけで、早期解散を迫る迫力にいまいち欠けるのもそんなところが働いてるのかも。
一方で、民主党が今政権に就いちゃったら、自民党にも増して頓珍漢な経済政策とかやっちゃいそうで、それはそれで恐いような気もします。

いずれにしてもどうにもならんな、って感じ…
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「まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか」 ナシーム・ニコラス・タレブ

2008-10-26 00:14:58 | Books
まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか
ナシーム・ニコラス・タレブ
ダイヤモンド社

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なべてこの世は不確実性に支配されている。
生まれてこの方、白い白鳥を何羽見ようとも、そのことですべての白鳥が白いと断言することはできない。
黒い白鳥は現れ得る。

ちょうど今現在世界を席巻している未曾有の金融危機も、およそ一年半前にはこんなことになろうと予測する人はおらず、まさに「黒い白鳥」なわけです。

この世が不確実であるなら、現在「結果として」成功をおさめている人も、特別に優れた能力があったのではなく、ただ偶然そうなっただけに過ぎない。
まったく実力がなく運だけでその地位を得たと言っているわけではなく、偶然により何か一つ条件が違っていたら、今「成功者」となっているその人が凡庸な人生を送り、別の誰かが代わりにその地位に就いていたかもしれない。
副題が意味しているのはそういうことです。

ところが、我々人間の脳は、そのような不確実性、ランダム性を直感的に理解できるように作られていません。
偶然の要素を捨象して、成功しているとの結果だけをもって、その人の能力の高さを信じてしまう。
そういった、合理的になりきれない人間の性質は、様々な経済行動を通じて現れることが、この本にも興味深いたくさんの例によって示されます。
話は「行動経済学」につながってゆくのです。

著者の語り口に皮肉っぽいところがあるのと、翻訳のぎこちなさから、ストレートに頭に入ってこない部分もありますが、面白い本ですし、学ぶところも多い。
不確実性を深く理解して人生をうまく乗り切っていくことはなかなか難しそうですが、少なくともすべては不確実なのだと考えれば生きていくにあたって気持は楽になります。

個人的にもっとも得るところが大きかったのは、「期間を短く取るとノイズが大きくなり、リスクばかり観察することになってしまう」ということ。
長期的(たとえば1年)にはよいパフォーマンスが出ている場合でも、短期的(たとえば日単位)に観察すると浮き沈みは発生する。
人間は悲しいことに、短いスパンで成果が気になってしまい、しかも成果がプラスな場合よりもマイナスな場合のほうにより大きく感情が動かされてしまうので、短期での成果をチェックすればするほど気分は常に晴れないことになってしまうのです。
著者は、ノイズに惑わされないようにするために、一切新聞は読まないとのこと。
サッカー日本代表が10年スパンでみると確実に強くなり成果も挙げているのに、目先の一試合一試合をみるとついついイライラしてしまう、というのと同じことですね。
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資本注入に効果なし?

2008-10-20 23:23:00 | Economics
今日の日経朝刊「経済教室」大村敬一早稲田大学教授の論文「資本注入で問題解決せず」から以下引用。

そうした中、日本の経験を生かせと、あたかも1990年代末の大手銀への二度の公的資金一斉投入が成功例だったかとの論調があるのは疑問だ。これが第一の論点である。

<中略>

進まない不良債権処理の実態把握のため特別大口検査が実施され、この検査が起因になって主要行が不良債権整理に重い腰をあげるまで最後の注入から二年余を要した。この対応は景気局面ではオーバーキル(やりすぎ)になる可能性さえあったが、景気は製造業の頑張りですでに悪化から底ばい状態に移って回復の兆しをみせていた。日本の事業会社は銀行などあてにせず、自力回復をしていたのだ。

<中略>

投入時の経済環境も異なる。米国経済はすでに不動産価格が下落。国内総生産(GDP)の七割程度を占める個人消費の落ち込みで成長率は鈍化しており、過剰消費を前提とした経済運営は持続できない。これから景気が悪化していく状況では公的資金注入が効果的かどうか疑問だ。
日本では「結果的に」景気浮揚への転換局面で実施されたのに対し、米国では機動的な初期対応が必要な場面である。景気後退初期にある米国では波に抵抗する注入となるのでコストパフォーマンスが悪い。風邪のひきはじめにこそ資金注入をすべきだとの主張がみられるが、それなら市場にサプライズを与えるほどの巨額でなければならない。
さらに日本では、預金と貸出金の金利差(預貸スプレッド)を維持することで国民に強制的な負担を強いた。これは千数百兆円とされた家計の富の約六割を金利非感応的な高齢層が保有していることと同質的社会を背景に通用したもので、富裕層が一部のしかも金融機関の経営者層に偏る異質的社会の米国では通用しそうにない。また、インフレーションによる償却も有効だが米国ではスタグフレーションの懸念もあって難しい。

10年前の日本と現在の金融危機の異質性に関する指摘は興味深いし、公的資本注入不可欠との論調がここまで支配的な中で、それに対して真っ向異論を唱える姿勢には天の邪鬼的魅力があります。
が、資本注入しても意味ないと云うのなら、それじゃあいったいどうすりゃいいのさ、という点は訊いてみたい気がしますが。
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露骨なり、三井

2008-10-19 20:56:38 | Entertainment
昨日の「出没!アド街ック天国」は「浜田山」を取り上げていました。
浜田山は、今の家に引っ越す前に2年半ほど住んでいた場所で、とてもいい印象が残っている街でもあるので楽しんで視ることができました。
普段、何気なく前を通り過ぎていた店が、実は結構知る人ぞ知る名店・珍店だったことが分かったりして…
ちなみに、駅入口横の支那そば屋「たんたん亭」はホント美味いです。
地元在住ゲストとして尾藤イサオが出てましたが、うちのヨメさんは何回か見かけたことがあるとのこと。

さて、そんなふうに楽しんで眺めていたランキングですが、1位には首を傾げてしまいました。
三井の「パークシティ浜田山」という大規模マンションプロジェクト。
駅の南西にあり長年住民に親しまれていた広大な三井グラウンドを潰しての開発ということで、地元住民からの評判は最悪だったはず。
番組中でも「買ったら?」と振られた尾藤イサオが微妙なリアクションしてましたが。
どうやら三井は番組スポンサーでもあるようなので、露骨な広告宣伝なんでしょうね。
来年3月入居開始で、現在6割成約とか言ってましたが、あと僅か半年で4割も売れ残ってるとなると、相当苦しいのでは。
元々とんでもなく高い価格設定だったようだし、これだけ経済情勢が悪くなってくると、大失敗プロジェクト必至ですね。
だからこそ、こんな露骨な宣伝をせざるを得ないんだろうけど。
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「ハイエク 知識社会の自由主義」 池田信夫

2008-10-12 00:12:47 | Books
ハイエク 知識社会の自由主義 (PHP新書 543)
池田 信夫
PHP研究所

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いつもブログを読んで勉強させてもらってる池田信夫氏の新著。

ハイエクといえば、一般的にはケインズに対置される存在の人物として理解されているのではないかと思います。
政府支出による有効需要創出を唱えたケインズに対して、サッチャーやレーガンによる「小さな政府」を志向した新自由主義思想の後ろ盾となったハイエク、というイメージがあるのではないかと。
そういうイメージで捉えると、昨今評判の悪い「市場原理主義者」の教祖みたいに思われてしまいそうですが、ハイエクの思想は決してそんな単純なものではない。

ハイエクの思想のうち、自分が最も共感するのは、人間の不完全性を認めた上で、理論で社会をコントロールしようとするあらゆる計画主義を否定している、という点です。
最適な経済を計画的に実現しようとする社会主義、国家が社会をあるべき姿に導くために個人を統御しようとするパターナリズム、これらは社会には「目指すべき目的」が存在することを前提としているわけですが、複雑な集合体である社会全体の「目的」を一意に決定することはナンセンスである。
それよりも、個人の「自由」な経済活動が最大限に発揮される状況を理想とすべきである、と。
そのことは「市場に委ねればあらゆることがうまくゆく」というような市場原理主義とは一線を画し、「自由」であること自体を重要視し、個人の自由度を最大化するルール作りを目指すもの、なのです。

…というのは自分の浅薄な理解に基づく要約ですが、池田氏の解説の語り口も相俟ってハイエクの思想はとても鮮やかさを感じさせるものなので読んでいて心地いい。
一方で、その深遠さを新書一冊読んだだけで真に理解できるものとも到底思えないのですが、その思想の一端に触れることで現在の社会・経済においてリアルタイムで起こっていることを見定めるためのスコープを持つためのヒントは得られたような気がします。
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恐ろしいことに

2008-10-11 00:13:59 | Economics
ダウ一時8000ドル割れ 売り買いが交錯(朝日新聞) - goo ニュース

いやー恐ろしいことになってきました。
米国じゃ金融機関だけじゃなくGMまでやばいって話だし、欧州も非常事態になってるし。
比較的影響が軽微だと云われている日本でも、昨日はREIT(ニューシティ)、今日は大和生命が破綻、そして日経平均8200円割れ…

ますます解散総選挙なんてやってる場合じゃなくなってきましたな。
と言っても、こういう状況で日本政府に何ができるんだか…
少なくとも、高速道路料金を一年だけ下げるとか、そんな小手先の策じゃ何の役にも立たんだろうことくらいは分かりますが。
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思わぬ盛況

2008-10-10 23:43:00 | Weblog
このブログの最近のアクセス数は、せいぜい1日あたり50~100IP、100~200PVくらいのものです。

ところが…
10月7日(火)は、775IP1116PVでgooブログでアクセスランキング336位
10月8日(水)は、822IP1256PVで同311位

普段の10倍のアクセス。
いったい何が起こったのかと目を疑いました。

アクセス解析をみると、livedoorからのリンクで、10月6日に書いたドラフト指名凍結の記事にアクセスが集中してる。
確認できなかったけど、livedoorポータルのどこかからリンクが張られてたみたいです。

普段、どうせ読んでる人少ないや…と思って勝手なこと書いてるので、たくさんの人に読まれる状況になるとちょっとビビりますな。
ま、昨日(9日)は70IPの169PVと、無事元通りに戻りましたが。
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日本球界さようなら

2008-10-06 23:02:50 | Sports

日本帰国後に指名凍結=米挑戦の田沢投手も-プロ野球実行委(時事通信) - goo ニュース

 プロ野球の実行委員会は6日、ドラフト会議の注目選手に挙げられる社会人の田沢純一投手(新日本石油ENEOS)が米大リーグ挑戦の意思を表明している問題で、ドラフト指名を拒否した選手は海外球団を退団した後、高校生3年、大学・社会人2年の指名凍結を制度化することを決めた。

 10月30日に行われるドラフト会議までに成文化して田沢投手にも適用する。現行制度で高校生が社会人入りした場合3年(大学生は2年)の契約禁止期間を設けており、この理念を準用し、有力選手の海外流出に歯止めを掛けることを意図している。アマチュア側に要望しているスカウト登録、事前接触などは近日中にプロアマ協議会を開いて詰める。

こういうケツの穴の小さい意地悪なことばかり考えているから、日本の球界はダメなのだ。
そもそも自分たちは台湾や韓国の有望なアマチュア選手と契約してきた例がいくらでもあるくせに、大リーグに対しては「紳士協定」などという意味不明な概念を持ち出して規制し、既得権益を守ろうとする。
こんなことで「有力選手の海外流出に歯止めを掛け」られると本気で思っているとは笑止千万。
嫌気がさして日本球界を出ていく選手が増えていくだけでしょう。

コメント (2)
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八百長の経済合理性

2008-10-03 23:51:02 | Society
「70-80万円で負け依頼」=大相撲「八百長」記事で元小結-東京地裁(時事通信) - goo ニュース

板井氏は、取組の8割近くが八百長だったと証言したとのこと。

上位の力士は地位を維持するために星を買う。
下位の力士は相互扶助のために星を貸し借りする。
…というのは、それが経済的にペイするという条件下であれば合理的な行動だし、直感的には説得力あるように思えるのは確かです。
が、そうだとすると、勝率が高くて下位から上位へ出世していく力士というのはどういう存在なのか?
それだけ「星を買う」だけの経済力がある?
でも、個々の力士にそれほど経済力の違いがあるとも思えない。
星を買って上位に出世し、出世したらその地位を維持するためにまた星を買い続ける、となると生涯での出費は相当のものになりそうだし、経済合理性があるのか疑問な気がします。
それとも、番付を上がっていく過程だけは「実力」だということ?

…などと考えていくと、やや眉唾な証言という気もします。
例えば千秋楽で7勝7敗だとか、ここで負けたら十両陥落だとかってケースで星のやり取りをするってのはあるんじゃないか、という気はしますが、8割というのはいくらなんでも多すぎるのではないかと。
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