そもそも論者の放言

ミもフタもない世間話とメモランダム

43.1%

2009-11-30 22:59:41 | Sports
どうやらインフル感染はしなかったようです。

しかし今日は冷えた。
今シーズン初、コート着て出勤でした。

さて、昨晩の…

視聴率は今年最高43.1%=ボクシング内藤-亀田興戦(時事通信) - goo ニュース

普段ほとんどテレビを観ないので、メディアの煽りがどれほどのもんだったのかよくはわからないのですが、亀田家が出てきた頃の悪ノリぶりが相当叩かれたこともあって、今回はけっこう控えめだったのではないでしょうか。
その割には、この数字。
やはり魅力あるコンテンツさえあれば、無理矢理な盛り上げなど不要だということでしょう。
というか、他に魅力ある番組もないので、はまれば結構な高視聴率が意外にあり得るのかもしれません。

試合について。
素人なのでようわかりませんが、言うほど「面白い」試合ではなかったように思いました。
内藤の試合を観るのは実は初めてだったんだけど、いつもとはちょっと違ったのかなぁ。
終始勝てる感じがしませんでした。
亀田興はあのスタイルだとなかなか負けないでしょうね。
ちっとも面白くはないけど。
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迫り来る危機

2009-11-27 23:35:12 | Diary
職場で、隣の席の同僚が新型インフル発症。

濃厚接触者?!

あわわわわ。
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成長を諦める

2009-11-25 21:51:55 | Economics

本日付けダイヤモンド・オンラインでの辻広雅文氏のコラムがたいへん秀逸です。

日航問題処理を「日本経済停滞の解決モデル」にできなかった民主党政権の限界(辻広雅文 プリズム+one 2009年11月25日)

ぜひ全文読んでいただきたい思いですが、特に感銘を受けた部分を、以下引用。

 振り返ってみれば、技術革新を大掛かりな経済成長に結びつける物語は、日本のみならず先進諸国それぞれで語られてきた。新しいサムシングを生み出し、多くの投資機会が生まれ、資金が投下され、画期的な製品が誕生し、社会は飛躍的な生産性向上を遂げる――。

 だが、この10年、そのサクセスストーリーは実現しなかった。例えば、IT産業は、確かに歴史的な革命を起こし、ある分野の生産性を向上させたとはいえるし、多くの大金持ちを生んだが、経済全体を底上げし、拡大を牽引するまでには至らなかった。それどころか、政府や投資家の過大な期待と熱狂を支えきれず、2001年にITバブルは崩壊した。ニュー・エコノミーはことごとく打ち砕かれた。そうして、結局は、住宅、不動産、一次産品という古めかしい投資対象に、巨額の資金が集中し、バブルが生成され、破裂したのだった。

 あまりに陳腐な表現だが、先進諸国の経済は、巨大化かつ成熟したのだ。もはや、新規投資の機会は失われた。伸び代は使い果たされた。市場が有望産業、成長企業を必死で探しても、果たせないでいる。巨額の財政赤字に陥っている現在の日本で、国債発行が順調に消化されているのは、その明白な証左であろう。国債を買うしか、投資先がないのだ。

 この現実を無視して、政府に成長戦略を強要すれば、強引な手段で実現しようとするだろう。政治が有望産業、成長企業を、直接的に生み出すことはできないのだから、マクロ経済政策に負荷をかけ、輸出を拡大し、設備投資を増大させる道に再び進み、生産性の低い設備を過剰に積み上げ、その処理に苦しむ――つまり、バブル崩壊という愚を再現することになりかねない。

そうなのだ。
十分に豊かになってしまった先進国の成長力はすでに飽和してしまっている。
米英は、それを金融技術というまやかしの打ち出の小づちで無理矢理打開しようとして結局失敗した。
そして日本は外需以外の成長エンジンを見つけられないままバブル崩壊後の20年を無為に過ごしている。
農業だ環境だ介護だというが、頭打ちになった製造業や土建業の雇用に対する受け皿に成りきれるとは到底思えない。

一方で、経済・社会に軋みが出ると、昔はよかった、もっと助け合っていた、というノスタルジーにすがりつく。
古き良き「三丁目の夕日」「官僚たちの夏」の時代をいくら偲んだところで、明るい未来に確信を持てた高度成長、一億総中流の時代には後戻りすることは不可能。
グローバル化の流れは不可避だし、必要なことは「変わる」ことなのだ。
既得権益にガチガチに固められた非効率で固定的な社会を解体し、低成長でも犠牲者が最少化するフラットな社会に組み替えていくしかない。
社会全体で、そういったコンセンサスができるまで、ずぶずぶと沈んでいくしかないのかもしれない。

改めてそう思いました。

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「ルポ資源大陸アフリカ」 白戸圭一

2009-11-24 23:21:17 | Books
ルポ資源大陸アフリカ―暴力が結ぶ貧困と繁栄
白戸 圭一
東洋経済新報社

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この本を読んだら、この豊かな日本で格差社会到来などと騒がれていることが戯言のように感じられてくる。
アフリカの大地における壮絶な現実。

著者は、南アのヨハネスブルク特派員として2004年から4年間を過ごした、毎日新聞社の現役記者。
1970年生まれということで、自分とほぼ同世代です。

南アといえば、来年のFIFAワールドカップ開催国。
先日も日本代表が訪れて、南ア代表とテストマッチを行いましたが、その治安の悪さについては、いろいろと噂に聞くところ。
第一章では、そんな南アの治安について、犯罪者・被害者双方へのインタビュー取材などを通じて生々しく伝えられます。
これだけでも想像を超えた悲惨な現実に驚かされるのですが、まだまだ序の口でした。

第一章と第二章のナイジェリア編で伝えられるのは、まだ「犯罪」のレベルです。
これだって日本じゃ考えられないような現実なんだけれど、第三章のコンゴ、第四章のスーダンになると、もはや「犯罪」を超えて、「内戦」「虐殺」となっていきます。
政府自らが村々への虐殺行為の後ろ盾となったり、隣国の反政府勢力と結んだり、映画「ホテル・ルワンダ」や「ブラッド・ダイヤモンド」で描かれていた世界がまさに現実なんだということを思い知らされます。

そして、第五章の「ソマリア」に至っては、「無政府」。
著者は命を賭してソマリアの首都モガディシオに二度にわたり取材のため訪れるのですが、「無政府」とはどういうことなのか、交通法規も警察もない国家を身をもって体験します。

著者は、この貧しく悲惨なアフリカ諸国の状況と、豊かな先進国の間の関係を、「資源」というキーワードで読み解きます。
ここで紹介される諸国は、ソマリアを除き資源国。
欧米の資源メジャーや中国資本による投資がアフリカ諸国の貧富を拡大させ、資源の盗掘が武装勢力の資金源となる。
一方で、日本に住む我々は、遠いアフリカの地で発生している内戦や虐殺のニュースなど気にも留めない。

それにしても著者がアフリカ特派員生活で繰り返した、決死の取材の数々には驚かされます。
犯罪集団や、武装勢力のリーダーへの命を賭したインタビュー取材。
時には、密入国という手段で国境を超え、内戦の渦中にある地域に潜入する。
大手新聞社の記者といえば、記者クラブでぬくぬくとしているイメージだったけど、そのイメージをよい意味で壊された。
といっても、著者は今は帰国して政治部記者として民主党を担当してるらしいんですが…
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経済センスの欠如

2009-11-21 12:31:31 | Economics

税収の激減、景気の二番底懸念、そして今回のデフレ認定。日本経済に対する危機感を唐突に盛り上げるのが鳩山政権の習性のようだ。経済の全体像を見渡す司令塔が不在のまま困難な現実に直面して右往左往する。この繰り返しで根の深いデフレを克服できるのか、はなはだ心もとない。

先月16日の月例経済報告。鳩山内閣が初めて示した景気判断にデフレへの警戒感は皆無だった。その内閣がわずか1ヶ月後に「大変な危機意識」(藤井裕久財務省)を声高に叫んだ。

今日の日経朝刊一面、菅野幹雄編集委員の署名コラムの書き出しです。
皮肉が利いてて、なかなか秀逸ではありませんか。

突然デフレだと騒ぎだしたと思ったら、菅氏も亀井氏も日銀の役割に言及し、すかさず日銀を悪者に仕立て上げ、責任転嫁する。
これだけ金融緩和を続けてて、これ以上日銀に何をしろというのか。
CPや株式を買い上げろ?やっぱり国債引き受け?
だけどね、実体経済が活性化しない限り、キャッシュをいくらジャブジャブつぎ込んだって金庫に眠るだけだってこと、素人だって容易に想像できますが。

デフレなんて今に始まった話じゃなく、バブル崩壊からずっと続いてる。
モノの価格が国際的に平準化するのはグローバル化による当然の帰結であり、先に豊かになった日本では物価の下落として現象化するのも当たり前。
それがイヤだったら、鎖国するしかない。

「痛み」を緩和するための財政出動をけっして否定はしませんが、それでは根本的な解決にならないということをみんなもっと自覚すべきだ。
やるべきことは今までのやり方の延命ではなく、産業構造を転換して、グローバル化に耐えることのできる経済に変えていくこと。

そういうこと分かってる人、世の中に少なくないと思うんだけど、なかなか流れにならない。
やっぱり経済って世間にはなかなか理解されないんでしょうね。
それよりも、小泉・竹中が悪い、米国が悪い、官僚が悪い、日銀が悪い、と誰かを悪者に仕立て上げるほうがわかりやすくてウケる。
だから政治家もマスコミもそういう路線に流れる。

けっきょく最終的なツケは一般国民にまわってくるんだから、日本人ももっと経済のこと勉強してセンスを磨くべきでしょうね。
そう思って、まずは自分からということで、素人なりに見識を高めようと少しずつ努力してるんですが。

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電気自動車時代の「すり合わせ」

2009-11-18 23:21:13 | Economics

今日の日経新聞朝刊「経済教室」は、柴田友厚・香川大学教授による「技術経営論からみた電気自動車」。
ガソリン車から電気自動車へのパラダイムシフトがもたらすインパクトについては、以前にも同じ「経済教室」で村沢義久・東京大学特任教授が書いており、このブログでも紹介したことがありました
今日の記事は、電気自動車普及による、自動車産業のオープンモジュール化についてさらに詳細に解説がされています。
要約をすれば…

・電気自動車は、電池、モーター、インバーター、充電器などの主要部品が電機系部品となり、それらがケーブルで連結されるため、主要部品間の相互依存関係がより単純になるという構造的特徴を持つ。
・また、ケーブル連結ゆえに、長さの調整や配置も比較的自由になる。
・部品間の相互依存関係がシンプルになると、モジュール(組み合わせ化)が進展する。
・従来のガソリン車はこの対極で、部品間の微細な調整とすり合わせ(インテグラル)が必要となるものであった。

すわなち、電気自動車時代になると、標準化された部品を買い集めることでパソコンを自作するようなイメージで自動車を完成させる設計思想に近づいていくことになり、抜群の「すり合わせ」能力を誇っていた日本の自動車産業の優位性が失われかねないということになります。

ただし、柴田氏によれば、オープンモジュール化といえども簡単に進むわけではなく、IBMのパソコン・アーキテクチャが成功したように、将来の技術革新を促進するような、秀逸なオープンモジュール化をイメージする構想力が必要になるとのこと。
そして、電気自動車のオープンモジュール化の実現過程では、業種を超えた複雑な調整が必要になることから、日本企業のすり合わせ能力が、この実現過程において発揮できるのではないか、と述べられています。

でも、どうなんでしょうねー?
日本企業のすり合わせ能力って、阿吽の呼吸で通じ合える日本人同士だからこそ通用する部分があるんじゃないでしょうか。
電気自動車のオープンモジュール化となれば、かなりグローバルな調整が必要になるわけで、そうなると日本人が得意とするレンジよりもかなりシンプルなレベルでの合意形成が必要になるように思います。
そういう世界を日本人がリードする、ってあんまり想像できないような気がします…

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デフレにまつわるエトセトラ

2009-11-16 22:22:03 | Economics

勝間和代女史が菅直人大臣にリフレ政策をプレゼンしたとのニュース以来、ここのところデフレを巡る議論が花盛りです。
で、実体経済の方はと云えば…

政府、デフレ懸念明記を検討 月例経済報告で(共同通信) - goo ニュース

政府は16日、日本経済が物価の持続的な下落状態にあるデフレに陥る懸念が高まっていることを、月例経済報告で明記する検討に入った。デフレの表現が復活すれば06年8月以来。早ければ20日発表の11月の報告に盛り込む。16日発表の7~9月期のGDP速報値は、物価動向を示す国内需要デフレーターが51年ぶりの下落幅を記録。デフレ懸念を明言することで、景気重視の姿勢を明確にする狙いがあるとみられる。

…とのことであります。

日本経済がデフレ傾向にあることは衆目の一致するところだと思ってたんですが、ダイヤモンド・オンラインで、野口悠紀雄氏が、その見解に疑問を投げかけるような記事を書いています。

物価下落の実態は相対価格の変動 真に危惧すべきはデフレよりインフレである!(野口悠紀雄 未曾有の経済危機を読む 2009年11月14日)

詳細はリンク先を読んでいただくとして、氏の主張を要約すると、以下の通り。

・「デフレ」とは、すべての財・サービスが一様に低下することである。
・が、現状はモノ、特に工業製品の値段が長期的に低下している一方、サービスの値段は下がっていない。
・これを単純に「デフレ」と捉えてマクロ経済政策を施すと的外れになる。
・相対価格の変化に対しては、経済行動の変化で対応すべき。
・消費者の立場では、モノを使ってサービス消費に代替すべき。雨が降ったらタクシーに乗るよりも、使い捨てで構わないのでビニ傘を買った方がよい。
・供給者の立場は逆に、モノを作るのをやめてサービスで稼ぐビジネスモデルに転換すべき。
・ところが日本ではそのような経済全体の産業構造の転換が進んでいない。これはおかしな状態だ。

現状がデフレか否かという定義論争は取りあえず置いておいて、野口氏の言うように日本経済の産業構造転換が進んでいないことが、問題のコアなところにあるというのもまた多くの論者が意見を同じくするところ。

だけど、産業構造の転換って、云うは易し行なうは難しで、何十年も自動車や電化製品作って、世界中に輸出して稼いできた成功体験が染みついていると、そうそうモノづくり脱却の機運も出てこない。
労働者の側だって、長年製造現場で働いてきた人々が、いきなり環境だ介護だ農業だと云われたところで、わかっちゃいてもやめられない。
結局は総論賛成各論反対で身動きが取れず、政治も旧来の産業構造を延命するバイアスがかかってしまう。

いやはや改めて高度成長の亡霊は厄介なのであります。

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「ザ・プレイ」 アリスン・ブレナン

2009-11-14 22:25:25 | Books
ザ・プレイ (集英社文庫)
アリスン ブレナン
集英社

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元FBIの女捜査官で、現在は売れっ子ミステリー作家となった主人公が著作に書いた殺人事件をコピーした事件が実際に発生し、主人公自身が巻き込まれてゆく。
FBIアカデミー出身女性を主人公にした三部作の一作目。

「ラブ&サスペンス」らしいけど、「ラブ」の部分が余計。
いや別に「ラブ」があったっていいんだけど、主人公とボディガードが恋仲になる過程があまりに唐突で、何に惹かれ合ってんだかさっぱり伝わってこない。
もちろん恋愛感情に理屈など要らないのだけど、それにしたって人物像をもうちょっと丁寧に造形してもらえないと。

全体に人物造形はお座なりでご都合主義的。
主人公にしても犯人にしても、ああいう過去を持っていて、こんな人間に成長するもんなんだろうか、説得力が薄い。

クライマックスの人質交換の場面も、空間描写が下手くそなので、読んでいてアクション性が伝わってこない。
原文が悪いのか、訳が悪いのか、どっちだかわからんけど。

パラグラフの途中で、一人称が突然別の人物に移ったりするのも、読みづらくてストレスになる。
これは訳者よりも編集者の責任か。
セリフの途中で改行が入るのも不自然。

「全米ベストセラー」らしいですけど、話自体はつまらなくもないものの、何かとお粗末な印象でした。
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事業仕分けという名のプロレス

2009-11-12 23:56:48 | Politcs
事業仕分け、基金・特別会計で6271億円の返納要求(読売新聞) - goo ニュース

昨日から始まった事業仕分け。
ニュースでちょっと見ただけだけど、かなりエキサイティングですな。
それにしても蓮舫って相変わらずヤな女。
まあ本人も分かっててやってるんだろうから、亀井サン同様、一種の芸人なんでしょうが。

最初から結論ありきなのでは?とコメントしてたニュースキャスターがいましたが、何をカマトトぶっているのか。
結論ありきに決まってるじゃん。
結論が決まっている話を、オーソライズをとるためにオープンな場に晒すなんてこと、どこでもやっていることでしょう。
それを如何に世間の耳目を集めるようにするかが、今回のイベントの目的なのであって。
結論が決まってるにしても、官僚vs仕分け人の、一つ一つのバトルはガチなわけで。
そういう点では、プロレスと同じですね。

「あまりに財務省寄り」だとか、「仕分けの基準が明確でない」だとか、いろいろ批判もされており、それぞれごもっともだとは思いますが、こういうエキサイティングなやり取りを、まさに眼前にできること自体、政権交代の一つの成果なんでしょうな。
まあ、趣味が悪いのは間違いないので、こんなことばっかりやってたら、そのうち支持を失うとは思いますが。
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市橋逮捕ってそんなに大きなニュースなんだろうか

2009-11-11 22:34:16 | Society

逃亡2年半、整形・市橋容疑者「手配写真と別人」(読売新聞) - goo ニュース

被害者が外国人、2年半にも亘る逃走、整形…とワイドショー的話題性がある事件であるのはわかるけど、NHKのニュースまで長々と時間を割いているのをみると、なんだかなーという感じがします。
主要ニュースを簡潔に流してくれるのがよくて、夜11時半のNHKニュースをよく見るんですが、昨晩は10分たっても15分たっても市橋逮捕のニュースが続くもんだから飽き飽きして消しちゃいました。

 市橋容疑者は2007年3月26日、ホーカーさんが行方不明になっているとの通報を受け、自宅を訪れた船橋署員に職務質問を受けた際に逃走した。署員が市橋容疑者の姿を見失った東京メトロ・行徳駅付近の路上には、市橋容疑者の靴が転がっていた。

 翌日、千葉県警は殺人・死体遺棄事件として捜査本部を設置、市橋容疑者を全国に指名手配。警察庁は「公費懸賞金制度」の対象として、市橋容疑者逮捕に結びつく情報の提供者に100万円を支払うこととし、今年6月には上限となる1000万円に増額した。

世の中的には、1000万円を誰が貰うのかってほうに関心が行ってるんでしょうが、自分としては1000万円の出どころのほうが気になります。
要は、税金でしょ?
被害者家族の感情や、治安の維持を考慮すれば、この程度の公費支出にけちくさいことを言うつもりはないけど、1000万円もの懸賞金をかける必要が果たしてあるんだろうか?
一般市民の捜査協力を促す目的なら、100万円でも十分な気がするけど。
100万円だと得られず、1000万円だと得られる情報ってあるんだろうか。
こういうのは「事業仕分け」しないんですかね。

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