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そもそも論者の放言

ミもフタもない世間話とメモランダム

共産主義=悪を刷り込まれた世代?

2006-01-30 23:44:59 | Diary
この土日は自宅で休養してた。
で、何本か映画を観た。
意図してチョイスした訳では全くないんだけど、たまたま東西冷戦を背景にした映画を3本観ることになった。

1本目は、東西ベルリンを分かつ壁が構築された当時、東側に残された家族を脱出させるために地下トンネルを掘った人々に関する実話をベースにしたドイツ映画「トンネル」(2001年)。
2本目は、'73年8月に起きた金大中拉致事件を描いた日韓合作映画「KT」(2002年)。
3本目は、1つの過ちから米ソの核相互抑止が崩れていく状況の中、ヘンリー・フォンダ演じる米大統領が苦悩の決断を迫られる様を描いた「未知への飛行」(1964年)。
(「KT」は冷戦とは直接関係ないかもしれないけど、朝鮮半島が分断国家となったのも東西対立と深いかかわりがあるってことで。)

どれも見応えあったけど、個人的には「トンネル」が一番面白かった。
どちらかというと娯楽作品のテイストが強いんだけど、3時間弱の長尺を飽きさせない、力のある映画です。

今ではちょっと懐かしいwordになってしまった「冷戦」に思いを馳せ、ふとこんなことを考えた。

自分は1972年の生まれである。
我々って、いわゆるデタントから東西冷戦が再燃した時代に幼少期を過ごした世代。
小学生の頃に行なわれた2つのオリンピック、モスクワ大会とロサンゼルス大会はそれぞれの陣営が参加をボイコットした。
小学校高学年の頃は、ソ連を「悪の帝国」と呼んだレーガン政権の時代だった。
当時のマンガにしても、映画にしても、ソ連(を始めとする東側諸国)を敵役に据えたものが多く、特にスポーツものなんか顕著。
「ロッキー4・炎の友情」のドラゴ(ドルフ・ラングレン)なんかが典型で、冷徹にサイボーグ化された非人間的スポーツエリートのイメージ。
そんなこともあって、「共産主義・社会主義=悪」という構図を刷り込まれた世代だったと言えるんじゃないだろうかと思う。

さらに高校生の頃には、東欧の共産主義国家が内から崩壊する様をまざまざと目の当たりにした。
幼少期の刷り込みもあって、「やっぱり悪は滅びるんだ」といういささか安直なイメージで捉えやすかった気がする。

そんなこんなで、世代間で比較した場合、我々の世代って共産主義・社会主義に対する抵抗感が相対的に強いんじゃないかなぁ、とふと思ったのである。

我々よりも上の世代には、共産主義・社会主義に理想を求めた人たちも多かった。
我々よりも若い世代の人たちは、物心ついた頃には冷戦も終結していて、そもそもカウンターパートとしての共産主義・社会主義を想定することすらないのかもしれない。

そう考えると、我々の世代ってちょっと特殊なのかも、とか。
我が身を鑑みても、たとえ何があっても選挙で社民党や共産党に投票することは絶対無いだろうな~と思うもん
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少々騒ぎすぎ

2006-01-28 23:35:29 | Society
東急イン「うちは無関係」 東横イン問題でとばっちり (朝日新聞) - goo ニュース

確かに、最初に「東横イン」って聞いたとき、「ああ、あの吉祥寺にある・・・」と思ってしまった。吉祥寺にあるのは「東急イン」でした。
紛らわしいよね。「東急東横線」とかあるし。
ある意味パクリなのかな?

それにしても一旦完成した後で、作り直すなんて大胆だよな~
耐震強度偽装と違って、一目で法令違反ってわかるわけだし。

スクープ?した朝日を筆頭に、この問題ちょっと騒ぎすぎなんじゃないかと思う。
もちろん明らかに法令違反だし、重大な反社会的行為であることは否定しないけど、耐震強度偽装と同等に扱うほど根深い問題じゃない。
そろそろこの辺にしておかないと、糾弾の矛先が分散することで誰かさんたちを喜ばすだけなんじゃないか。
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ライブドアはIT企業か

2006-01-24 23:45:45 | Economics
今頃になって「ライブドアを『IT企業』と呼ぶことは適当か?」なんてことが言われ始めてるわけだが。
ライブドアが「IT企業」たる所以といえば、インターネットポータル事業を運営してることくらいだろう。
だけどライブドアのポータルなんて、ブログサービスにいち早く目をつけたことを除けば、見た目からして殆どYahoo!のパクリだし、身の回りでライブドアをポータルとして使ってる人なんて聞いたことが無い。
ポータル事業の基本的な収益構造は、閲覧者を増やして広告収入を得ることなのだから、あの程度のポータルであれほどの収益を上げてることがおかしいと、世の中もっと早く気がつくべきだったのだ。

ところで、今となっては誰も触れないが、つい最近ライブドアがIT企業らしい事業を始めたことに個人的には注目していた。
ライブドアワイヤレスの公衆無線LANサービスというヤツだ。
月額わずか500円ちょっとの料金で、山手線内80%のエリアをカバー。将来的にはエリア拡大をどんどん進めていく計画だと聞いていた。
これはけっこう需要があるサービスだと思った。無線LANカードを突っ込んだノートパソコンさえあれば、低料金で出先からネット接続できる。
利用者が増えれば、ライブドアのユーザIDと結びつけることで、ポータルの集客力につなげることもできる。
このサービスが盛り上がれば、名実ともに胸を張って「IT企業」と名乗ることもできたろうに。

ホリエモンのやり口を肯定するつもりはないけど、一連の錬金術もこうした本格的な事業を展開するための資金作りだったと好意的に解釈すれば、ちょっと切ない気もするのである。
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あわただしき日々

2006-01-22 22:23:38 | Diary
ここんとこあわただしい日々が続いてました。

先週の水曜に、出産準備のため実家に里帰りしているヨメから電話が。
検診を受けたところ、いつ産気づいてもおかしくないくらいの状態まできていると言われたとのこと。
その時点で予定日まではまだ2週間以上あり、ただでさえ初産は予定日より遅れることが多いと聞いていたので、夫婦ともども心の準備ができておらず混乱。
自分も仕事しながらも気が気でなく。
金曜の夜、仕事終わった後、新幹線で直行したのでした。

んで、この週末。
確かに兆候は起こっている。
お腹の赤ちゃんの位置も2週間前に会ったときに比べて明らかに下方向に下がっている。
が、期待も空しくこの土日に出産とはいかず…

まあ、こればっかりは思い通りにはならないので仕方ないね。
と、帰りの新幹線から我が母にメールしたところ、「そう、思い通りにならないよってことを教えてくれるのが『我が子』なのよ~」とのお言葉。
ははぁ~まいりました
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ホリエモン会見に想う

2006-01-17 23:59:14 | Society
「おわびしたい」堀江社長が記者会見 (朝日新聞) - goo ニュース

ホリエモンの記者会見を見て感じたこと。

この人に悪意は無かったと思うね。
いや、法に抵触するという認識はあったかもしれない。
だけど、そうだとしてもそれは法律の方が間違っているのであって、自分たちがやってることが間違ってるわけではない。
それくらいの確信があってやってるんじゃないかな。

それに、今回強制捜査が入って、今後刑事訴追とかって展開になったとしても、この人まったくめげないと思うね。
むしろそういう状況を楽しむくらいなんじゃないかな。
この人って、徹底したエピキュリアン(享楽主義者)なんだと思う。

自分の直感だけど、そんなふうに感じた。
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やっぱり嫌われ者?

2006-01-16 23:56:15 | Society
ホリエモン式「錬金術」に落とし穴 ライブドア強制捜査 (朝日新聞) - goo ニュース

まだ事実関係がよくわからんので事件そのものにはコメントできないが。
何となくはしゃいだ空気の流れるテレビの報道ぶりを見るにつけ、やっぱりホリエモンってテレビの世界の人たちには嫌われてたのね…という気がする。
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草津よいとこ

2006-01-16 23:18:18 | Diary
草津よいとこ~いちどはおいで~ハァ、ジョイナ、ジョイナー

…という明石家さんまのギャグを知ってる人はかなりの旧人類である。
ちなみにここで言う「ジョイナー」とはソウル五輪陸上短距離三冠の故フローレンス・ジョイナーのこと。今の若い人は彼女のことも知らんのだろうな。


それはさておき、

この土日は大学時代の友人たちと草津に行ってきた。
出産間近のヨメを放っておいて旅行というのも若干気が引けたが、いざとなれば草津からなら新潟へも比較的すぐ駆けつけられるからまあカンベンして、とテメェ勝手な言い訳して。

在来特急・草津白根でのんびりと出発。
土曜は昼過ぎからスキー。
この土日は気温が上がって雪崩の恐れありということだったが、同じ群馬県でも水上あたりと違って草津の積雪量は例年と大して変わらないとのこと。
それでも一部コースは雪崩の危険のため閉鎖されてたが。
途中から雨(山の上のほうはボタ雪)でコンディションには恵まれず。
スキー場のリフトに乗ってても所々で硫黄の匂いが漂ってたり、地熱で雪が積もらず地肌が見えている箇所があったり、さすが温泉地のスキー場であった。

夜は草津の中心街まで出て食事。
上の写真は夜の湯畑。
細くてアップダウンを繰り返す道に、歴史を感じさせる旅館などの建物。
草津を訪れたのは子供の頃の家族旅行以来だったが、とても風情がある街だ。

日曜は前の晩遅くまで語らっていたこともあって寝坊。
しかも筋肉痛。
ということでスキーはヤメにして、温泉入って帰ることにした。

行列のできる手打ち蕎麦屋で昼食。
舞茸天ざる、美味かった~
11時半開店のこの店は、我々が食べ始めた1時頃には既に品切れで暖簾を片付けていた。
↓の写真は追加で蕎麦を打つ様子。


その後、西の河原を歩いて一番奥の公衆露天風呂へ。
硫酸分の強い緑色をした温泉、数百平米ありそうな広大な露天風呂にゆったりと浸かってきた。
ああいうの入ると「温泉に来た」感が増すよなぁ。
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2005年に観た映画ベストテン

2006-01-12 23:04:24 | Diary
2006年に入って早や12日も経ってしまったが、2005年に劇場で観た映画のベストテンなど挙げてみようかと思う。
といっても、去年映画館で観た映画は17本のみ。
例年20~30本くらいは観てたので、ずいぶんと減ってしまった。
しかも、うち3本は旧作の再上映(「街の灯」「モダン・タイムス」「風と共に去りぬ」)だったので、対象は14本。
ここから10本も選んでしまうのもなんなのだが、厳選して観に行ってるだけに去年はアタリの作品が多かったので、まあ良しとしよう。

10位 オペラ座の怪人
シャンデリアとともにオペラ座にかつての輝きが戻るオープニングの演出が最高。

9位 アビエイター
良くも悪くもハリウッド製大作伝記映画らしい映画。スコセッシとディカプリオの気迫は伝わる。

8位 シンデレラマン
ボクシングシーンのクオリティは今まで観た映画の中でも最高。助演のポール・ジアマッティが良い。

7位 スターウォーズ エピソード3 シスの復讐
偉大なる予定調和。30年に亘るメヴィウスの輪が一つに繋がるカタルシス。

6位 エターナル・サンシャイン
いつもながら凝りに凝ったチャーリー・カウフマン脚本が、幸せな余韻を残す。

5位 宇宙戦争
前半のパニック演出には、さすがスピルバーグと思わされる。結末はショボイが。

4位 トニー滝谷
不思議な感覚の映像詩。理屈じゃなく感性で共感できた。ずっとこの世界に浸っていたいと思わされた。

3位 サイドウェイ
カリフォルニア・ワインの芳醇な香りが匂い立つ作品。気楽な姿勢で心地よく笑える大人のコメディ。

2位 キング・コング
3時間たっぷり、お腹イッパイになるほどの完成度。'33年版オリジナルよりもわかりやすくなった分、神秘性は失われたが。これはこれで良し。

1位 ミリオンダラー・ベイビー
断トツ。イーストウッドによる相変わらずの厳しい演出。静謐な映像。冷徹で壮絶な脚本。素晴らしすぎる。


以上。
今年は映画館行く機会、さらに減っちゃうだろうなぁ…
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回収された手帳

2006-01-10 23:17:26 | Diary
うちの会社では毎年、希望しない人を除く全員に手帳が支給される。
自分は例年支給を断っていたのだが、今年はそのタイミングを逸して配給された。
たまたま手帳を買ってなかったので、それを使うかと思っていたところ…
突然全社指令で回収されてしまったのだ。

理由は、その手帳の暦に「六曜」が記載されていたから。
六曜とは、大安・仏滅・友引・・・などの例のヤツである。
一体何がいけないと言うのか?

六曜のような迷信を信じるかのような振る舞いは、差別を助長する企業であるとの誤解を招くからだと言うのだ。

正直、最初は何を言ってるのかさっぱり理解できなかった。
で、ネットで調べてみると…
確かに、被差別解放を支援する一部の人権団体などが、六曜廃止の要求運動を行なっているらしい。

曰く、六曜のような迷信を無批判に受け入れる人間心理が、差別を無自覚に行なってしまう心に通じるとのこと。

個人的には六曜なんてどうでもいいと思ってる(ただ、気にする人がいるので日取り選びには考慮に入れてしまうけど)し、上のような理屈もわからんではないが。
でもやっぱりそこまで目くじら立てないでも、という気はするなあ。
まあ差別される側の立場に立ったことがないので、その気持ちは本当にはわからないのだけど。

それから、例えば友引には葬式を行なってはいけないなど、死を「穢(けが)れ」とする考え方が六曜には備わっており、その思想が差別に相通ずるものがある点も批判の対象らしい。
この説明の仕方のほうが理解はしやすい。
けどそれを言い始めたら、葬式帰りの清めの塩だとか、地鎮祭だとか、相撲の塩撒きだとか、あらゆるものがケシカランということになってしまうのでは。
死を不浄とする考え方って、宗教とか民俗とかに相当深く根差してるもののような気がするし、どんな宗教のおいても弔事関係の儀式ってそういう面を持ってるように思うのだけど。
そういったあらゆるものを廃止しようという運動が展開されているのだろうか?

まったく知らなかっただけになかなか興味深かった。

さて、それにしても以上のような事情でせっかく大量に支給した手帳を回収してしまう我が社のヘタレぶりもまた情けない。
手帳なんていくらでも安く売ってるんだし、この際支給なんてやめちゃえばいいのに。
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白鳥の湖

2006-01-09 22:55:23 | Diary
昨日今日と新潟に行ってきた。
冬型も少し緩み、今日は朝から晴れ間もうかがえるほど。
けっこう晴れ男なんです>自分

今日は、白鳥の飛来地になっている阿賀野市の瓢湖(ひょうこ)を訪れた。
3800羽の白鳥にカルガモなどのカモたちが交じる光景は壮観。
人間たちが巻くエサの奪い合いで、たいへんな状況に。


晴れたのも束の間、また日本海側の天気は下り坂のようで。
この時期寒さが厳しい分、春の訪れが早いといいのだけれど。
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