そもそも論者の放言

ミもフタもない世間話とメモランダム

GONE WITH THE WIND

2005-12-30 18:24:16 | Diary
ル テアトル銀座で、28日から「風と共に去りぬ」デジタルニューマスター版の上映が始まったと知ったので観に行ってきた。

メジャーなクラシック映画はたいてい観ているんだけど、何故かこの映画だけはこれまで縁が無く、初鑑賞。
いやーやっぱりスゴイ。とても1939年の作品とは思えない。
北軍の攻勢で惨状となったアトランタの様子、駅に集まった無数の負傷者たちや、炎上する街並みの迫力ある映像。
鮮やかなカラー画質はデジタル技術で甦ったものかもしれないが、これだけの映像を70年も前に創り上げたとは驚きの一語。

そしてこれまた鮮やかなヴィヴィアン・リー演ずるスカーレットのアバズレぶり。
力強く逞しい彼女彼女がどっかり中心に座っていた中盤までは、その迫力に引っ張らるかの如く時間を忘れて観ていたが、それまで脇に回っていたレット・バトラーの絡みが多くなった終盤以降は、畳み掛けるドロドロ愛憎劇も相俟ってやや散漫になってしまったような。

まあそれにしてもスゴイ映画だ。
上映時間約4時間だから、観に行くの一日仕事だけど・・・
いまだにタラのテーマが頭の中を回っている。
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100%の安全はない

2005-12-27 19:19:54 | Society
新たに1人の遺体発見、死者は5人に 山形特急転覆 (朝日新聞) - goo ニュース

まずは亡くなられた方のご冥福を祈ります。
また、負傷された方にはお見舞い申し上げます。
この三連休、厳冬の新潟に行ってた身からすると他人事には思えない・・・

昨日以来テレビや新聞でのこの事故に関する報道を見聞きしていると、どうも福知山線の事故と同じくJR側の安全対策に問題があった、と結論づける方向に持って行こう持って行こうとする意図を感じる。
今回の事故は福知山線事故とはまったく性格を異にする。
(現段階では断言できないのかもしれないが)なにせ「突風」が原因なのである。
予測できないところで突然吹くから「突風」なのであって、予め危険を見込んで徐行・運休しろと言っても結果論に過ぎない。
もちろん、風速計の設置場所が適切だったのか、過去の事例をもっと研究して危険を正確に察知すべきでなかったのか、などの議論をすることは重要だと思うが。

あまりJR側の落ち度ばかりをあげつらうと萎縮してしまって、少々のリスクがあるとすぐに徐行・運休をするようになってしまうのではないか。
安全のためにはそうすべきだという見解もあってしかるべきかもしれないが、それならばそれで利便性をあきらめる覚悟が必要だろう。

結局最終的には「君子危うきに近寄らず」、できるだけのリスク回避を自分自身でやるしかないのではないか。
今回の事故でも犠牲者は福知山線のときと同じく先頭車両に集中しているようだ。
このような悪天候下、長距離の移動はなるべくなら避けた方が賢明だったのかもしれない。
もちろん犠牲者の方々に落ち度があったなどと言うつもりは毛頭ない。
だが、いくら厳重に安全対策を重ねたとしても、100%の安全などありえないのだ。
そのことを我々は常に頭の片隅に入れておかなければならない。
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小売業再編

2005-12-26 22:51:01 | Economics
スーパー・百貨店融合の新モデル目指す…統合正式発表 (読売新聞) - goo ニュース

このニュース、最初に聞いたときは驚いたけど、よく考えたらお互い棲み分けしつつ補完し合える関係。
起こるべくして起こった統合なのかも。
他にも追随する動きが起こるかもね~。

消費者がデパート、スーパー、コンビニにそれぞれ求めるものは違うのであって、それぞれを訪れる目的も異なるわけだから、結局あまり変化は起きないのかも、という気もする。
統合によっていろいろと効率化できたり、ノウハウをシェアできたりする面はあるんだろうが。
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渾身の演技

2005-12-26 17:59:35 | Sports
フィギュア・女子フリーの平均視聴率33・7% (読売新聞) - goo ニュース

確かに、オリンピック以外にフィギュアの中継なんてほとんど観たことの無い自分も、裏番組のM-1を録画に回してまで観たもんな~。
ホントにみんなミスの無い素晴らしい演技で、見応えがあった。
安藤美姫は滑り込み?6人の中では明らかにキレを欠いてた。中野友加里が昨日上位に来てたら危なかったかもね。

個人的に、昨日の試合で最も印象に残ったのは恩田美栄選手。
フィギュアって「見た目」を競う種目だけに、技術や表現力だけでなく、持って生まれた体型、スタイルがどうしても印象の良し悪しに影響する。
浅田真央はその点で恵まれてる。
恩田美栄はといえば・・・けっして恵まれているとは言えない。失礼ながらズングリムックリ型というか・・・
でも、昨日の演技は本当に気持ちがこもっていて、そんなことを忘れさせてくれた。
特に、演技終盤のクライマックスのステップ。渾身の迫力がこちらまでズンズン伝わってくるようで、フィギュアを見ててあんな気持ちになったのは初めて。
結果的に彼女はトリノの代表にはなれなかったけど、オリンピックだけが価値があるわけでもないし、これだけ注目を集めた舞台であれだけの演技ができたのだから本望なのでは。
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12月25日 2つのグランプリ(2)

2005-12-26 01:11:32 | Entertainment
「ブラックマヨネーズ」が優勝 漫才M-1グランプリ (朝日新聞) - goo ニュース

正直、去年はアンタッチャブルの独壇場で、他の芸人のネタはイマイチだったけど、今年は本当にレベルが高かった。

シュールネタだとか、間で笑わす方向に行かずに、オーソドックスに掛け合いでテンション上げてくようなネタが多かった。よく練ってあるし、じっくり稽古したんだろうな、と感じさせられ、充実してた。

最終決戦に残った3組だけじゃなく、チュートリアルや品川庄司、千鳥あたりも面白かった。アジアンもけっこう好きだったけど。

麒麟と笑い飯は、正直どちらも1本目のネタの方が良かったかなぁ。

ブラックマヨネーズなんて初めてみたけど、ホント面白かった。
大竹まことが言ってたが、オーソドックスなスタイルの漫才をここまで面白くやれる若手がいるとは、驚き。
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12月25日 2つのグランプリ(1)

2005-12-26 00:56:34 | Sports
有馬記念はハーツクライ、ディープインパクト2着 (読売新聞) - goo ニュース

中山の直線はやはり短い。
あれ?あれ?まだ差さないの?
・・・そう思ってるうちにあっという間にゴール板が来てしまったみたいな感覚。
ディープインパクトが敗れたことの衝撃よりも、虚脱感が先にくる感じ。

敗因についてはいろいろ語ることはできようが、今のディープインパクトでは、例えば今日のハーツクライのような競馬をしようと思っても無理。
先行して前に馬がいない位置につけたら菊花賞のときのようにかかってしまうリスクが否定しきれない。
後方に付けて大外回ってまくる競馬しかできない現状であれば、今日のような展開やコースによっては不利になるのは仕方がない。
結局、今日の段階では、一皮剥けたハーツクライがディープインパクトよりも強かった・・・そう断じるしかないのではないか。
むしろあのレースぶりで、ハーツクライ以外の全馬を並ぶ間もなく抜き去ったのだから、武豊曰く「今日は飛ばなかった」とはいえやはり凄い馬だと言うことはできる。

古馬との初対戦だから、というエクスキューズも理解はできる。
ここ数年でもシルクジャスティス、グラスワンダー、マンハッタンカフェ、シンボリクリスエスなど、三歳で有馬を勝った馬はけっして珍しくないが、古馬との初顔合わせだったのはナリタブライアンくらいしかいない。
かのシンボリルドルフも有馬の前走ジャパンカップではカツラギエースの後塵を拝した。

が、それでもやはり物足りなさが残るのも事実。
馬格の無さもあり、実は早熟だったのでは・・・との懸念が頭をもたげたり。
そんな懸念を抱きつつ、来春ハーツクライとのリベンジマッチを楽しみに待つことにしよう。

ちなみに馬券は、もう終わったとみたゼンノロブロイを切り、ハーツクライ・リンカーンを相手に持ってきたところまでは良かったが、やはりディープインパクトが頭を外すとまでは思い切れず、惜敗。
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新潟大停電

2005-12-22 20:50:01 | Diary
新潟で65万戸が停電 風雪影響、復旧に遅れ (朝日新聞) - goo ニュース

うちのヨメさん、出産準備で先週から実家のある新潟に帰ってる。
でもって、今日の大停電の直撃を受けてしまった。
携帯だけは不安定ながらもつながっていたので、朝からメールで様子を知らせてきてた。

何より暖房が何も使えない。
エアコンや電気ストーブはもちろん、ガスや灯油を燃料にした暖房器具もスイッチは電気がないとつかない。
古い石油ストーブと、あとはローソクで暖をとっていたそうだ。
オール電化の家なんて、どうしようもなかったろうな。

電話もつながらない。
電車は在来線がストップ。
信号もつかなくなったので道路も混乱。

一時は本当に心配した。
夕方になってようやく復旧したようだけど。

実は明日から自分も新潟に行く予定。
車で行こうか、やっぱり新幹線にしとこうか・・・
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トヨタカップが終わり

2005-12-18 22:01:37 | Sports
トヨタカップ決勝、サンパウロが1点守りきり優勝 (読売新聞) - goo ニュース

やっぱりブラジルのクラブは試合運びが巧いな~
局面でのボールの奪い合いでの粘りとか、オフサイドトラップとか、ボランチの運動量とか。
世界的に有名な選手がいなくても、そのクオリティの高さには感心してしまった。

リバプールは特に後半攻め続けてたものの、サイド破っても真ん中に1トップのモリエンテスしかいなくて孤立してたように見えたけど、トップを2枚に増やすという選択肢はなかったんだろうか?
1チャンスを仕留めることのできるクロスとシュートの精度に自信があることの裏返しなのかな。
もしモリエンテスのオープニングシュートが決まってたら、まったく展開が変わっていたのかも。

世界6地区王者のトーナメントに衣替えしたトヨタカップ。
結局、欧州と南米の実力がはるか抜きん出ているという、わかりきった現実を再認識させただけで、世界中のクラブに「世界一になる道」が制度上は開けたという以外の意味は無かったような。

今回、たまたまカズのいるシドニーFCが出場したということで、決勝戦以外の試合にもそれなりに興味が集まったけど、来年以降同じ形でやるとしたら集客とTV放映の面では難しくなるかも。

それにしても日テレのサッカー中継はあいかわらず酷い。
プレーと関係の無い「耳寄り情報」「こぼれ話」の連発(箱根駅伝の悪い癖か)。
特にシドニーFCの試合では、ボールそっちのけでカズの賞賛ばっか。
カズが偉大なアスリートであることは全くもって同意する自分だが、あんなに安っぽい美談で祭り上げちゃったら、かえってカズに対して失礼だと思う。
その美談に安易に迎合する北澤と武田にも辟易。

そして、上戸彩。
彼女自身はいつも通りソツなくお仕事をこなしたつもりなんだろうが、その知ったかぶり発言で全国のサッカーファンの神経を逆撫でし、大反感を買ったとは知る由もなかろう。
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坂の街 サンフランシスコ

2005-12-18 18:48:41 | Diary
サンフランシスコといえば坂とケーブルカー。
本当に坂だらけだった。
無数の丘が連なる地形に、街が張り付いているイメージ。


この写真は、到着当日に街全体を見渡せるTwin Peaksの展望台から撮ったもの。
高いビルが建っているのはダウンタウンのみ。
日本と同じで地震が起こる土地だからだろう。

街のほとんどは、平屋か高くても2階建ての住宅がびっしりと並んでいる。
需要を満たすだけの住宅供給が無いのか、サンフランシスコで家を買うととっても高いらしい。
夏は涼しく、冬もそれほど寒くなく、雨季を除けば青空が続く。
ニューヨークやロサンゼルスほどの大規模な都市ではなく、ほどほどの大きさで暮らしやすそう。
アメリカ人にとってもサンフランシスコは「暮らしたい街」として人気があるらしい。

さて、ケーブルカー。
観光客目当てなので、どこで乗ってどこで降りても$5と運賃は少々お高い。
出張最後の夜、参加者全員でフィッシャーマンズワーフのシーフードレストランでディナーし、ホテルの近くまでケーブルカーで帰った。
酔っ払って乗った、夜のケーブルカーは楽しかった~
坂の下りはちょっとしたジェットコースター気分で。

伝わらないと思うけど、↑の写真は下り坂を走るケーブルカーの進行方向を撮ったもの。

慌しいながらも、仕事以外でもいろいろと満喫できた北米出張だった。


というわけで、2週間に渡り計10回も続けてしまいましたが、海外出張記はこれでおしまい。次からは通常の?ブログに戻ります。
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嵐に煙る金門橋

2005-12-17 20:49:30 | Diary
サンフランシスコに降り立った日は、あいにくのStormで風も強く雨も降りしきり、とっても寒かった。
イメージとのあまりの違いに「どこが『カリフォルニアの青い空』やねん」の声が。
Golden Gate Bridgeも「霧に煙る・・・」ならぬ「嵐に煙る・・・」といった感じ。

カリフォルニアでは12月から3月にかけてが雨季。
ということで冬の間だけ雨が降るんですね~
ちなみに、霧が発生するのは初夏の頃だそうだ。

金門橋のほど近くには、かの有名な牢獄島アルカトラズが。


翌日は朝から期待通りの快晴

やっぱりこうこなくっちゃ!

この日はシリコンバレーにある某グローバル企業のラボを視察に行ったんだけど、広大な敷地にきれいで立派な棟が数え切れないほど建ち並んで陽光を浴びていた。
あんなところで働ける研究者は幸せだな~
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