フェンシング

　オリンピック会場のアナウンスにはフランス語が出てくるんですが、日本の放送ではアナウンサーや司会の声がかぶさってよく聞こえないです。
　それにフランス語アナウンス部分は、録画編集のとき真っ先に切られてるみたいですしね。 (^_^;)

　しかし今回は大田選手の銀メダルのおかげで「フェンシング」（フランス語ではescrimeエスクリーム）の試合がクロースアップされて、allezとかen gardeとかhalteとかフランス語使ってるのを聞いた人も増えました。 (^_^)

　このスポーツがこれから日本で人気を伸ばしたら、ちょっとはフランス語教育にも影響あるかもしれませんね。 (^_^)

　・・・いちおう録画とっときました。
　わたしはこういう録画の音のはっきり聞こえるいい箇所を、新学期にフランス語の授業で学生さんたちに聞いてもらったりするんですが、今回はどうかな・・・

　この競技はまったくヨーロッパ貴族のスポーツですね。服は昔のフランス貴族の定番、キュロットみたいだしね。　
　試合は、周りの照明を落としてやるんですか。これは剣が見えやすくするためなんですかね。でもなんかカッコいいですね。
　
（ところで野口さんのマラソン欠場は残念ですね。わたしはオリンピックでまともに見るのは女子マラソンくらいですからね・・・　今回は、彼女の体が「走りたくない！」と拒否したのかな、と思います）

ライ・フェスティバル第二夜

　シディ＝ベラべスのライ・フェスティバルは無事始まったものと思われます。全然報道ありませんけど。(^_^;)
　みんなシラけてるんでしょうね。(*_*;)

　いちおう第二夜の予定が12日付El Watanで報道されてます。

　前夜と同じ21時開始で出演者はcheb Kader、cheb Fouzi、cheb Reda、cheb Mohamed El Abassi、cheikh Bendhinaとなってます。

　シェブ＝カデールは、日本で有名なあのカデールさんではないでしょう。あの人はアルジェリアでの活動歴がないからです。
　シェブ＝レダというのはたくさんいるので、どのレダやら。人気絶頂のレダ＝タリアニだったらReda Talianiと書くでしょうね。
　モハメド・エル＝アバッシは90年代末にアブドゥやフワリ＝ドーファンなどと共に人気を集めた歌手ですが、それ以後情報がないなと思っていたら、彼はどうやらシディ＝ベラべスが本拠の歌手のようですね。フェスティバルがシディ＝ベラべスに移ったからには、これから脚光を浴びることになるんでしょうか。

　こんなもんです。

　えーとオリンピックもついでに書いときますと、アルジェリア期待のボクシング60キロ以下級クラムーKramou選手は予選でキューバのジョルデニス選手に予想外の完敗、メダルどころの話ではありませんでした。

ライ・フェスティバル、シディ＝ベラべスで今夜開幕

　どうやらオランでは全く何もなくなってしまったらしい今年の「ライ・フェスティバル」、ようやく今日11日の21時、シディ＝ベラべスで始まります。

　今日11日付のEl Watanによると会場はComplexe sportif du 24 fevrier、出演はCheba Sihem、Cheb Redouane、Cheikh Mazouzi、Chaba Sara、Cheb Sofiane、Cheb Kouider、Cheb Larbiとなってます。

　ルドゥアヌ、マズージは有名ですが、例によって「あのルドゥアヌ」「あのマズージ」かどうか定かではありません。アルジェリアでは同名の歌手が平気でどんどんデビューしますから。 (^_^;)

　また女性歌手の名前につく「シャバ」の綴りがChebaだったりChabaだったりしますが、El Watanの表記をそのまま書いているので誤植ではありません。これらはどっちも同じことです。

[追記]　Festival du rai公式サイトを見てみたら、オランでは19日から24日に「エル＝バヒア音楽の夜」Nuits musicales d'El Bahiaってのが企画されてますね。ライ・フェスティバルを奪われたオランの人々の怒りを少しでもなだめようって企画でしょうね。
　何やってんですかね・・・ (X_X)

オリンピック : アルジェリアが柔道で銅メダル！

　オリンピック、はじまってますね。(^_^)

　柔道女子では、アルジェリアのソラヤ・ハダッドSoraya Haddad選手（25歳、ベジャイア出身）が銅メダルに輝いてます。

　アルジェリアはこれまでオリンピックでは陸上とボクシングでしかメダルを取ったことがなかったので、これが三種目めなのです。

　アルジェリア・オリンピック委員会会長のMustapha Berraf氏は涙を流して喜び、「このメダルはすべてのアルジェリア人のものだ」と述べたそうです。

　ハダッド選手も「わたしの家族と、全てのアルジェリア国民にこのメダルを捧げたい」と言ってます。

　こころから祝福したいと思います。＼(^o^)／

コルシカ語の歌

　オープンキャンパスの間、学生諸君には集中講義を受けてもらってます。

　講師には、暑い中を名古屋から佐野直子先生に来ていただきました。

　オクシタン語を中心とするフランス諸地域語の講義で、音楽文化も交えておられますから、わたしが受けたいくらいです（実はこれまですでに佐野先生にはいろいろ教えていただいてるのです。(^_^)y m(_ _)m ）。

　「あっ、Aspetta miを忘れてきました」
　「Aspetta miならありますよ」

てな具合で、コルシカのNo.1バンド、I Muvriniのリーダー、Jean-Francois Bernardiniの代表作の詩と仏語対訳を急遽コピーしたりして。

　上はそのベルナルディーニの詩集です。
　こんな本、大学でもってるのは金沢大くらいのもんだろうと思ってwebcatで調べたら、やっぱりそうでした。(^_^;)

　だけど、コルシカ語の詩でこれほど世に知られたものはないのですから、当然日本の大学図書館に一冊あってしかるべきだと思います。

　それにこれ、じつに美しい歌です・・・

ところでうちのミントは

　先日の豪雨のとき、みんな倒されてしまいましたが　 (;_;)

　でもそれから、花が咲きました（↑）。 (^o^)

　でも花が咲いたらなんか茎とか葉っぱとかは元気がなくなっちゃったみたい。(*_*)

　そういうもんでしょうかね。

ミント湯！

（このエントリー参照）

　わたしの行きつけの温泉が20日に「ミント湯」をやるそうです（↑）。さあこの日いけるだろうか？

　ところでアルジェリアでは、お茶には入れるけど、お風呂に入れるなんてそんな、ローマ皇帝がやってそうな伝統、あるかな？ f(?_?)

オープンキャンパス

　わたしの方はなにをしているかというと、日本で「オープンキャンパス」をやってます。

　高校生諸君を大学に迎えるイベントです。

　暑いなか、事務のみなさんも教員のみなさんも、たいへんです。

ライ・フェスティバルよ、どこへ行く？

　オランのフェスティバルがどうなったか、まだ何の報道もありません。

　もう、報道はないのかもしれません。

　マスコミ報道だけでなく、わたしの知人たちからの情報も入ってこないということは・・・　オラン人には受け入れがたい、口にするのさえはばかられるような屈辱的なことが起こったということだと思われます。

　一方官製のシディ＝ベラべスのフェスティバルの方は11日開始という発表がなされました（2日から9日という話じゃなかったんでしょうか）。El Watanの報道では出演者としてライナ＝ライ、シェイハ＝ザフアニア（あの「ライの女王」のザフアニアのことでしょうね？）、ジャメル・ラルーシ、アンワル、地元からナァム、ミムーン、モハメド・エル＝アバッシ、マズージなどの名をあげています。

　「ハレドの出演も見込まれる」ということですけど・・・


　

あれ？

　もうアルジェリアでも4日付の新聞が出てます。紙面はティズィ＝ウズで起こった自爆事件が大きな部分を占めています。負傷者が25名でたものの、幸い死者はなかった模様です。

　しかしオランのフェスティバルがどうなったか、ぜんぜん報道がありません。どうしたのかな？　まさか報道管制が敷かれてるとかいうことは・・・ (^_^;)

[追記] Aventure du raiの著者で去年までフェスティバルの組織委員長だったミリアニさん、ライ界最大のキーパーソンのガファイティさんがオランにいるので、メールして現地の様子をたずねてますが、まだ返事がありません。リミッティのデルブッカ奏者として来日したナビル君にもメールしたら彼はさすがに反応が早かったんですが、「フェスティバルは完全にアナーキー状態だ。我が国の姿そのものだ！」と言うばかりです。
　ジャーナリストも何がどうなってるのかわからない状態なのかもしれません・・・　(^_^;)

　もう６日になりますが、まだなんの情報も入りません。信じられないですね・・・　08.08.06