カタルーニャ


 ずいぶん遅くなってしまいましたが、先週のAmazing Voiceも見ごたえがありました。

 カタルーニャというのは美しい民謡の宝庫なんです。Miguel Llobetのギター編曲楽譜を持ってたはずなので写真に載せようと探していてエントリーが遅くなってしまいました。ないなあ・・・
 代わりに92年のバルセロナ・オリンピックのころのVivir en Barcelona の写真を載せておきます。Benvinguts, Bienvenidos, Welcome, Bienvenue... もちろんベンヴィングツっていうのがカタラン語です。

 あのもぞもぞした指のお化けのようなモンセラートの山。その麓にある有名な修道院の少年合唱団。『鳥の歌』歌ってた子は可愛かったですね。Amazing Voiceの人気投票でも一気に上位に登場するでしょう。

 日本人のおじさんがいる中年合唱団も素晴らしかった。

 バルサもあるし、あれだけの文化をもっているカタルーニャは今後も存在感を保ち続けるでしょう。求心力が違います。

 
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二枚のドガの絵


 わたしのツイッターのタイムラインが、ピーター・フォーク死去関係一色になってびっくりしてます。
 わたしのフォローしている人達がみなコロンボ・ファンらしいというのは、なんだか興味深いです。

 わたくしもフォーク氏の御冥福を祈り、ついでにコロンボについてひとこと思い出を申しあげます。

 コロンボ・シリーズでわたしの印象にいちばん残ったのは『二枚のドガの絵』ってやつでした。原題はぜんぜん違うものでしたが、思い出せません。なんでそんなことを言うかというと、まさに二枚のドガの絵が焦点だから、原題がそれでないのが奇異だったからです。

 あれはシリーズの中でも珍しいほど犯人がポカをやる奴で、どうやっても有罪にできそうだなあと思ったのですが、最後にコロンボの出してきた決定的証拠がわたしの意表をつく見事なもので、感心させられたんです。
 こういう構成でアピールするのもありなんだ、と思いました。

 あのシリーズは、犯人がセレブの金持ちばかりでぜったい視聴者が共感を抱かないようにしてあるという点で、Le Diner des cons 『奇人たちの晩餐会』でMonsieur conに傷めつけられるThierry Lhermiteに誰も共感をもたないようにしてあるのと似てました。

[追記] てなこと書いてると、ツイッターの方でも『二枚のドガの絵』がベスト、と言ってるツイートが出てきました。お仲間はいるもんですね。

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