Amazing Voice Alan StivellとCecile Corbel


 Amazing Voiceのここまでの放映分では、やっぱりフランス編がわたしはいいかな、と思います。
 パリの人気者Zazはストリート出身とはいえ当然エンターテインメント性が優れていますが、わたしとしてはとくにブルターニュ編がよかったですね。

 この番組は土地に息づく、生活の中という感じの音楽を聞かせてくれる番組のように思いますが、このブルターニュ編はその「土地」というのが特別でした。
 森は鬱蒼としていてまさに妖精が出そうな感じだし、お城は古びて苔むして雰囲気を一気に中世に持っていってくれます。あれほどCelticな感じの土地は、そこそこ開けてしまったアイルランドより、ブルターニュの方に大きく残っているかもしれません。

 あのセシル・コルベルさん自身が、なにか妖精みたいな感じですしね。
 年に数台しか作らない伝統楽器職人さんが出てきました。彼は(ほんとなら、この人のような人生を送りたかった)みたいなことをなんとなく思わせてしまう存在感を持ってました。

 そしてなにより、ブルターニュ音楽の中心人物、アラン・スティヴェル御大↑の肉声インタビューが聴けたのも感激です。

 繰り返しになりますが、次回6月9日はコルベルさんがゲスト出演です。
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