季語


このエントリーから続きます)

 ニューオルリンズ・フレンチクォーターのレストラン「Desire」(ここは美味しい、いいレストランでした!)で夕食をいただいているとき、ひとつのテーブルからわあと歓声が上がったので、何かと思ったら、カウンターのところにあるテレビモニターで「ビン=ラディン殺害」が報じられているのに気付きました。

 歓声を上げたのは3,4人にすぎず、他の数十人のお客は淡々と食事を続けていました。

 なぜかわたしは、ここで一句ひねりたくなりました。

 ニューオルリンズ
 にて聞くビン=ラディン
 殺害の報

 わたしとしてはこれはちゃんとした俳句にしたいのですが、季語はどうするか。
 「ニューオルリンズ」って地名だけど季語にできるとしたら、これは「夏」しかないですね。
 「ビン=ラディン」はどうか?

 ・・・「殺害」はどうか? 無理やり季語にするとしたら、季節はなにか?
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やれやれ助かった


 原子炉「もんじゅ」の原子炉容器内に落っこちていた部品の引き抜きが、成功しました(少なくとも報道の上ではそうです)。

 ほんと思わず Dieu merci ! と言いたくなります・・・ でも日本国民はなんでこんな怖ろしい、肝を冷やす思いをしなければならないんだろう?・・・


 昨日の「フランス語演習 読む・書く」ではちょうどこの教科書の第四課やってて、くしくも仏作文にもんじゅが出てきました。

 1995年、ナトリウム漏れのせいで、高速増殖炉もんじゅは停止されなければならなかった。[注意と語彙] ナトリウム漏れ fuite (f) de sodium

という文です。(モデル文をなぞる形で書かせるものですから二年生たちにもなんとかできます。でも"a cause d'une fuite de sodium"とすべきところ、不定冠詞 une を使うというのが学生さんにはなかなかできないんですよね。うむ)

 「ひょっとしたら、いまごろ日本――というか北半球かなあ――の命運が尽きているのかも・・・」と思いながら、授業やってました。実際は作業が遅れて夜になってたんですけどね。





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