ブルーズの系譜


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 ところで、スティーヴン・デイヴィス著『レッド・ツェッペリン物語』(↑CBSソニー出版、1986。原著はStephen Davis, Hammer of the Gods, The Led Zeppelin Saga, 1985)を見るとツェッペリンのバージョンのYou shook meは、マディ・ウォーターズの声にアール・フッカーがエレキをユニゾンでかぶせたヴァージョンに基づいてるんですね(49頁)。先にベックがロッド・ステュワートと同じことをしていたそうで、これはわたしは知らなかった。 

 この同じ本には、プラントが彼のアイドル、サニー・ボーイ・ウィリアムスンのハーモニカを一本盗み出した話が出てますね(45頁)。
 ハーモニカというのはキーごとに取り替えないとしかたがない楽器ですが、ひょっとしたら彼がこれから世界へ駆け上がっていくというとき、ファーストアルバムでYou shook meを録ったとき、使ったのはそのハーモニカだったかも、てなことはないですかね。

 きのうテレビでGuitar Storiesって番組に、山岸潤史さんが出ていて、いい話をしてました。
 彼もツェッペリンから出発してるんですね。
 その彼は、いまニューオルリンズに居ついて、ブルーズの道をきわめ続けているのですね。

[追記] 変なこと言うと思われるかもしれませんが、いま存命の世界最大の「ブルーズ」シンガーは、わたしにはChaba Zahouaniaであるように思えるんです。
 ここでいう「ブルーズ」というのは、もちろん特定の「ジャンル」を超越したなにか、ということになるんだと思いますが・・・

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空間の概念


 iPhoneが出来て便利になったのはいいですが、便利になりすぎで、人間はiPhoneがなくなってしまうと手も足もでない、という存在になるでしょう。それがはたして人類が「先に進む」ことと言えるのか・・・

 マップ、というかナビ機能ですね、これを使っていて、思いました。
 これは空間概念の大改変じゃないですか。
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