リベリ

 さてジダン話--Zidanade と呼べないかな (^_^;)--の続きをお休みしているうちに、書き足したいことも報道されていました。

 Jeune Afrique 8月6日−12日号で、夏のアルジェリアについてCherif Ouazani記者の書いた記事にジダン事件のことが載ってました。
 当然かもしれませんが、決勝直後はアルジェリアでもこの事件の話でもちきりだったそうです。ウワザニは「アルジェリア人はみなジダンの行為を理解した。アルジェリア人の母を侮辱して、ただですむわけがないのである!」と解説して、

「おそらく彼の長いキャリアのなかで、今回はじめてジダンはフランス人である以上にアルジェリア人であったのだ」

というアルジェリア人の意見を紹介しています。これが一般的見解だ、ということですね。
 
 しかしアルジェリア人の支持ということでは同じフランス・ナショナルチームのフランク・リベリ選手の人気もうなぎ上りだというのが興味を引きます。アルジェリア系イスラム教徒の女性と結婚するために改宗、ワールドカップの各試合の前にはコーランの一節を唱える敬虔さを示し、夏休みは奥さんの里であるアルジェリア西部で過ごしているのですね。

 こういうの、アルジェリア人は絶対喜びます。(^_^) 
 それで、彼がトレムセンの町やガザウエトの海岸に姿を現すと、大歓声で迎えられるのだそうですよ。 (^_^)

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グナワ・ディフュージョンよりメッセージ

 10月に日本公演を行うグナワ・ディフュージョンから、イスラエルのレバノン侵攻を受けて発信されたメッセージを、彼らの曲 Charla-town の音声ファイルと共に転送してきました。

 列挙された主張を全てここに掲載することはしません。
 ただ、わたしがこころから賛同する、未来に向けた主張を二つ引用しておきたく思います(原文フランス語。拙訳)。

 イスラエルの子供たちが憎しみと自民族至上主義の中で、武器と軍事的栄光の倫理的、審美的不幸の中で育つことがないように。

 パレスチナとレバノンの子供たちが復讐欲の中で育つことがないように。彼らが持つことを許されなかった尊厳のかけらを暴力によって取り戻そうとする望みの中で育つことがないように。

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