リベリ

 さてジダン話--Zidanade と呼べないかな (^_^;)--の続きをお休みしているうちに、書き足したいことも報道されていました。

 Jeune Afrique 8月6日−12日号で、夏のアルジェリアについてCherif Ouazani記者の書いた記事にジダン事件のことが載ってました。
 当然かもしれませんが、決勝直後はアルジェリアでもこの事件の話でもちきりだったそうです。ウワザニは「アルジェリア人はみなジダンの行為を理解した。アルジェリア人の母を侮辱して、ただですむわけがないのである!」と解説して、

「おそらく彼の長いキャリアのなかで、今回はじめてジダンはフランス人である以上にアルジェリア人であったのだ」

というアルジェリア人の意見を紹介しています。これが一般的見解だ、ということですね。
 
 しかしアルジェリア人の支持ということでは同じフランス・ナショナルチームのフランク・リベリ選手の人気もうなぎ上りだというのが興味を引きます。アルジェリア系イスラム教徒の女性と結婚するために改宗、ワールドカップの各試合の前にはコーランの一節を唱える敬虔さを示し、夏休みは奥さんの里であるアルジェリア西部で過ごしているのですね。

 こういうの、アルジェリア人は絶対喜びます。(^_^) 
 それで、彼がトレムセンの町やガザウエトの海岸に姿を現すと、大歓声で迎えられるのだそうですよ。 (^_^)

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コメント
 
 
 
Unknown (アイーシャ)
2006-08-24 00:22:00
 ジダン騒動、結局は「アルジェリア人だった」ってことに話が行ってしまいますよね。

ジダンがアルジェリア系じゃなかったら、ここまでいろんな意見が飛び交うこともないだろうし、面倒なことになるとも思えません。運良くも悪くもってところでしょうか。結構

後を引きますよね。

なんだか一筋縄で行かないところ、アルジェリア人の屈折した部分がよく現れた事件だと思いますね。



 
 
 
Unknown (raidaisuki)
2006-08-24 18:40:57
アイーシャさま



暑い夏ですが、いかがお過ごしでしょうか。



そうですね、でも「かれはアルジェリア人だから」という理解のされ方は、間違っているわけではないですけど、思考をそこで(不必要に)止めてしまう危険があります。



そこで「フランス的な」ジダンという話もしよう、それで話をしめようと思うのですが、なんか気が進まないんです・・・ f(^_^;)

 
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