サンセヴェリーの

サンセヴェリーノ公演(5月28日、於渋谷クワトロ)。
ステージに登場するや否や Bonsoir ! Bienvenue a Tokyo ! 「こんばんわ! 東京にようこそ!」だもんね。今日東京に着いたばかりなのは誰なんだろう? (^_^;)
基本的にはマヌーシュ・ジャズのリズムで歌うサンセヴェリーノですが、目を見張る、というか耳を聞張る(?)のは多様な音の引用の洪水です。なまギターのくせに4小節だけファズをかけてエレキばりばりにしたり、猛烈なスキャットを入れたり、客席を走り回ったり、忙しい忙しい。
それから、ひょっとしたら歌っているときより歌の合間の方が気を張っているんじゃないか -- (^_^) まあそんなことはないでしょうけど、一瞬そう思ってしまうほどの秀逸な大道芸エンターテイナーぶり。とにかくお客を退屈させない。歌詞やしゃべくりを理解するためにフランス語はできた方がよかったには決まってますが、この晩のギャグは言葉だけには頼らないものだったですよ。
先日のテテとかこのサンセヴェリーノとか、日本でまこと本当に受けるフランスのアーチストが出てきてます。こんどこそシャンソン、ブランド物のおフランスでない、多様な文化の交差点としてのフランス、という正しい(?)イメージが日本でも定着するといいなあと思います。
この夜サンセヴェさんは朝まで踊ってたんですね。その行状についてはサラーム海上さんのブログをどうぞ。 (^_^)
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