rai info/ライ・ニュース 001

GRAND CONCERT DE KHALED A ALGER
ひさしぶりにハレドがアルジェで大コンサートを開きました(4月28日、於 Stade du 5 juillet)。去年最新アルバム Ya Rayi でアルジェの歌謡ジャンルであるシャアビを大きく取り上げたこともあり、これは順当な戦略だと思います。El Watan 紙の報道によれば受けは良かったようです。Trigue Lycee, Didi, Aicha, Chaba, N'ssi n'ssi とヒットナンバーを総ざらえにして、Abdel Kader ではラシード・タハの歌い方を真似たりするご愛嬌(?)も見せたとのこと。カルロス・サンタナとの共演曲を追加した Ya Rayi 英米盤発売も控え、どうやらハレドは今、アングロ=サクソン世界への本格的進出を視野に新たな飛躍をはかっているところのようですね。これがある程度うまくいけば、日本制覇まであと一歩です。期待しましょう。(^_^) ところでこの「RAI INFO/ライ・ニュース」はこのブログと「ライ大好き!」の両方に載せています。よろしくお願いいたします。
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ベルギー

渋谷東急BUNKAMURAのベルギー象徴派展行ってきました(5月1日)。
ご存知のとおりベルギーという国は大きく分けてフランス語を話す地域とオランダ語を話す地域の二つでなりたっていますが、面白いのは象徴派がらみの場合、ベルギーのフランス語地域の人よりむしろオランダ語地域出身の人の方がフランス語を使って活躍しているというところです。フランス語地域は結局文化的にフランスと一体をなしている感じで、かえってその外部の人の方が合理主義を越えた影の力みたいなものを自分達の中に見いだすことができて、それをオリジナリティとしてフランス、パリという文化中心向けて発信することができた、っていうことでしょうか。だとしたらフランス、フランス語というもののあり方、ベルギーという国のあり方をよく示した現象ですね。
あと現代における Hergeや Franquin、E.P. Jacobs といったマンガ界の大物たちの貢献を考えれば、1830年に生まれたベルギーという若い国のパワーがフランス語圏文化にもたらした影響力とその特質というのは、そのものとしてしっかり研究する必要があるように思われます・・・つまりはベルギー単独のストーリー性の探索、ということになりますかね。(^_^)v
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