別所沼だより

詩人で建築家 立原道造の夢・ヒアシンスハウスと別所沼の四季。
     

熱い日

2014-01-12 | 別所沼だより

連日氷点下の寒さですが、陽があればどうにか暖かい。

 今朝もかなり冷えたね   仲良く日向ぼこ  
日陰には霜柱


 


午後は つめたい風が吹く。


 噴水のしぶきを浴びる沼杉、 一切をそぎ落として雄々しい。 
 

  鏡   立原道造

 床屋は
 頭の上に
 シャボンで
 駝鳥や塔を作つてくれる

 不意に軽くなつた僕よ
 僕にはもうまづしげなひげがない
 だから歩きにくい
 きれいな顔は
 似あはない

 

  


 ご案内は
1月から3月末までの間 かいぼりを行うため、別所沼の水を抜き取る。 作業期間中は沼周辺は立ち入り禁止、魚釣り等できませんとある。 かいぼりとは 沼の水を抜き取り、沼底に堆積したヘドロ土砂を天日干しし、 底質、水質、生息環境改善、外来魚の駆除、沼周辺の土止めの確認、補修実施効果の確認を行う。
 

 ガイドの日 とおく奈良や岐阜からいらした。
熱い思いを抱え詩人の小さな家を見にくる。 立原の詩やことばが、 荷風や漱石、三好達治、ボードレールやリルケ。 日本の伝統詩が若きロッカーの音楽に響き呼応する。 教わることばかりで愉しく 昼食抜きで時を忘れる。 
 立原を知らないカップルなど、常連の子供たちも木の香に気づいて穏やかな表情で出てゆく。大人5名  ありがとうございました。

 生まれ変わる沼で、 ことし立原道造生誕100年、風信子荘の創設10年を迎えます。

 

 

 

     


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