喝! ~since 2005~
ごく普通の日記と、旅行・登山・資格試験・家庭菜園などの個人的備忘録
 



弾丸ツアー岩手旅行もあっという間の最終日。ここまで来たら最後まで弾丸で走りぬこう!朝から遠野市内を散歩するぞ~。宿泊したあえりあ遠野から近いところに遠野駅と、南部神社があるのでそちらをちょっくら見てこようと思います。大丈夫とは思うけど、遠野では熊の目撃も多いからあまり山の方には近づきたくないな。




遠野市街散策(6:55-7:30)


ホテルを出てすぐに「おおてばし」を渡る。地元の人が犬の散歩をしてる、こういう日常感がとてもいいです。駅近だがのどかでいいところですな。



あえりあ遠野を振り返る。外から見ると旅館っぽいけど、中はホテルなんだよな。大きなホテルが少ない遠野ではここの役割は大きいでしょう。


㉒遠野駅(7:00-7:10)


歩いて程なくして遠野駅へ。外観はまぁ普通の駅だけど、ここは遠野の駅。。かっぱがたくさん隠れているに違いないぞ。



隠れているというか、かっぱを探していますのポスターが貼ってある。1974年の7月中旬ごろ、附馬牛町で目撃されて以降はカッパが目撃されていないらしい!目撃情報を基にカッパを再現した絵がこのフクロウみたいな顔をした生物。本当にカッパなのか?



遠野駅はこの時間はまだ無人の様子。7:52発の次は10時台か~。遠野に電車で来るというイメージないからなぁ。ホームに入れるようになっていて少し散策。



ロータリーにはスラっとしたカッパが談笑をしている。この河童は赤っぽいから遠野らしいな。しかし、さっきのポスターとは明らかに違うカッパに見える。カッパのオブジェもいろいろあるんだな。



街散策は普通に歩いているだけで楽しい。次はホテルの裏手にある南部神社へ。すぐ隣が博物館になってるんだな、博物館へはホテルチェックアウト後に向かう予定。

㉓南部神社(7:20-7:30)


長い石段を登って境内の方へ。七福神がずらりと。昨日の釜石観音でも7体ご挨拶してきましたからね。ところで南部というと、岩手の南部鉄器とか南部せんべいと関係があるんだろうか?後から調べたら、南部鉄器は盛岡市と奥州市が産地のようなので、この南部神社とは関係なさそうだな。遠野南部家を御祭神としてお祀りすることから南部神社のようです。



お参りした後に、鍋倉山をさらに登ると城跡があるようなのでそちらへ行こうか少し迷ったが。。



クマ出没注意の看板が!これはさすがに止めておくか。帰りは別のルートから階段を使わずに下る。さりげなくカッパ淵で見たカッパ像も。こういうのを見つけながら歩くのも遠野の醍醐味じゃないでしょうか。

(朝食 7:50-8:35)


戻ったら早速朝食。ホテルの朝食という感じだな、昨日のビン丼とかカツサンドなどがある朝食と比べると物足りないが、昨日の夕食は満足だったし値段からすればこんなもんだろうな。



ウニ椎茸が甘じょっぱくてご飯がいくらでも食べられる。それにしても朝食の時間は7:30~9:00だったが、ずいぶんと空いていたな、もっと泊っている人多いと思っていたが。みんな朝早くチェックアウトしてしまったのかな?



ここでも岩泉ヨーグルトが!昨日の朝食でもあったが、名前は同じでもなめらかさとか随分違った。こりゃ本場を食べてみないとどちらが本物に近いかわからん^^;帰りにテイクアウトコーヒーをもらって部屋でしばし休憩。

(9:20チェックアウト)


帰りの時間を考慮すると早めにチェックアウトしておきたかったので、適度に休憩後出発!と思ったが、金庫の鍵がないぞ!?どこだどこだと朝食会場まで探しに戻ったりしたが、ちょうど廊下で掃除のおばちゃんが、「これどこのだろう?」と鍵を持っていたので、それ私のです!と。危ない危ない、鍵が落ちてしまっていたのね。拾ってくれたのが掃除のおばちゃんで良かった=3



まずは先ほどの南部神社の階段を左に入ったところにある博物館から。ホテルの人が、見どころたくさんですよと言っていたので期待も高まります。


㉔遠野市立博物館(9:25-10:30)


博物館は遠野物語の内容から遠野の伝統的な行事や暮らしぶりまでさまざまなものが展示されていた。遠野物語についてもたくさん紹介されているので、ここで予習してから遠野を観光するというのもよいかもしれない。



遠野物語が遠野市のどの地域発祥なのかを地図を使って表現しているこの空間は、見た目もインパクトがあって雰囲気もよかった!



遠野の昔の暮らしぶり。よく見ると、大正という文字が見られるから、大正時代~昭和初期の暮らしぶりを表しているようだ。今から100年前か。そう考えると、長い歴史の中ではつい最近という捉え方もできる。最近の時代の流れが速すぎるんだろうな。



遠野物語については柳田国男や、佐々木喜善といった要人たちの生い立ちやどこで接点が生まれたかなどの解説が詳しくされていた。そして、二階には遠野物語の中からいくつかピックアップして、アニメ化された映画を見ることができた。カッパ伝説、おしらさま、ざしきわらしと有名どころを見ましたが、アニメだと改めて理解が深まるというかザシキワラシも2人いたのか、など新たな発見もありました。天気がよくても悪くても楽しめるスポットだし、時間をかけて見学していくのもよさそうだな。



映画を見ていて予定より大分時間が押してしまった!ホテルに停めてある車を取りに行って、人気の道の駅「遠野風の丘」へ向かう。


㉕遠野風の丘(10:40-11:10)


この後にクーポン使えるところがあるか調べられていなかったから、昨日のようにクーポンを使うところが見つからないという状態に陥らないように、この道の駅で使ってしまおう。ここで、昨日みた銀河鉄道が、間もなく運転終了となることを知る。記念グッズなんかもたくさん売っていましたね。もちろん乗ることはないですが、昨日写真が撮れたのはラッキーだったかも。そっかぁ、銀河鉄道といえば宮沢賢治が岩手出身(花巻)だから、それにちなんで運行していたんだな。



この道の駅は品数も多いし、飲食店も入っておりさすが人気の道の駅だなと感じた。とにかく人の数が多くてびっくり。昨日カッパ淵の近くでホップ畑があったのを見たので、せっかくだから遠野ホップを味わってみようと思い1本購入!に、苦い!アルコールは入っていないものを選んだが、ビールっぽい味でした。



ここまでくると岩手旅行もいよいよラストが近づいてきたな。高速道路に乗って、次の目的地に向かうまで非常にのどかな道が続く。ネットワークが通っていれば、こういうところでテレワークすることもできるんだよなぁ。数日住んでみたいと思うくらい、のどかで落ち着いた地域でした。


㉖正法寺(12:15-13:25)


この観光地は母がもともと行きたいと言っていて、組み込んだもの。結論としては想像以上に雰囲気があってよいお寺でした。日曜だが駐車場には全然車がなく、穴場スポットでもありますね。



門を抜けると、急な階段が。この階段はお殿様の乗った馬が登れなかったという話もあるくらい。大人でも大股で登っていく感じ。



今日は曇っていて、ぽつぽつ雨が降る時間もあったが、このお寺は雨もよく合うと思います。池にはハスの花が咲いていて、季節感も高い。何より空いているので、ゆっくり見れてよかった!



お寺の見学料は500円。なかには休憩場もあり、ドリンクとお菓子が提供されていてそこでくつろいだりできるのでこの入場料はむしろ安い方ではないかなと。先に御朱印を差し出して帰るまでに書いておいてもらいましょう。



ちなみにお寺の中は写真撮影禁止。本堂のりっぱな様子や、このお寺で修業する人の道場などが見学できます。本堂の屋根は茅葺だが、裏側は雑草がすごい!こういった屋根は定期的に変えているのかな?松の若木もところどころ出ていたし、管理がとても大変そう。近くには虻が飛んでいたので注意です。



休憩所では、サブレを食べたりお茶やカフェオレのサービスがあります。映像鑑賞や、座禅練習などができるようになっていて、ちょっとゆっくりするには落ち着いてとても良い空間でした。観光としてくると時間に追われがちですが、本来は十分な時間の中で、座禅など心を落ち着かせる目的で来てみるのもよいかもしれないな。

(13:25-14:00 月江庵で昼食)


正法寺を後にして、あまりお腹は空いていないが蕎麦屋が近くにあったのでそこで食べて行くことに。つい最近正法寺の隣に設立された新しい建物だった。ガーデンハックルベリーのジャムが売っていたな。結構な値段だったから、自宅で育てている我が家も、いい値で売れるのか!?



メニューは、きつねうどんと、ざるそばのみ。なんてシンプルな。自分はざるそばを注文したが、大盛にしてもそれほど量が多くなく、男なら大盛でちょうどいいくらいだろう。日曜というのにお昼時人があまりにいないのも気になるが。。正法寺、いいお寺だからもっと人が来てもいいと思うんだけどな。店を出ると雨が強くなってきた。最後の毛越寺が外歩きなので、大雨はもう少し待ってほしいところだが。


㉗幽玄洞(14:15-14:50)


正法寺から一関に向かう途中、幽玄洞を通るので、一度行ってみたいと思っていたこともあり迷わず寄ることにしていた。日本最古の鍾乳洞で、化石も豊富に含んでいるんだとか。ただしつくころには大雨で、人気は全くなし。日曜の午後だしもう少し賑わっていても。。傘を置いていきたかったが、入り口と出口が違うので洞内に持っていく必要がありそうだ。荷物が増えてしまったな^^;



料金所から少し離れたところにあるようで、途中に展示室なども。母はそろそろ疲れてきたか?この旅行、一昨日から結構歩いてるからな。



入り口が見えてきた。龍泉洞は10℃くらいとかなり寒かったが、幽玄洞はそこまでは寒くなく普段着でも大丈夫だった。この鍾乳洞の気温の違いはどこから来ているんだろうな。



幽玄洞は龍泉洞とは異なり、基本的には狭い空間をくぐりぬける(少し頭を下げたり体を横にしたり)感じ。しかも階段も多く、まさに洞窟を歩いている感じだった。個人的にはこういうのが如何にも鍾乳洞っぽいというか好みです。



ここでもコウモリが登場!しかも結構多いし狭いからスリルもある。途中に「老齢・高所恐怖症の方は左へ」という看板があったが、高齢2人に、高所恐怖症の自分ということで人数構成では間違いなく左だが、きっと右の方がワクワクするコースになっているだろうという期待で右へ



右の道は、これまでの道よりさらに狭いところを抜けていく感じ。あまり高所恐怖症という要素はない気もするが地底湖入り口で合流ということは、おそらく左に行くと平坦な道、右に行くと高いところから下っていく感じになっているんだろう。



ここが地底湖かな。水深は10m。龍泉洞の98mに比べたら1/10だが、普通に考えたら10mだって相当なもんだ。



そして、この地底湖にはハシゴがかかっている!当然一般観光客のための者でないが、このはしごを使ってメンテナンスとかをしていると考えると、これを運用している人ってすごいなと。



地底湖のあたりは大分空間的には広がっていてバラエティに富んでいるなと。



後半には、この鍾乳洞が日本最古だと思わせるような化石を含んだ鍾乳石が。他に、ノッチと呼ばれる水流の跡が残っていて、かつてはこの洞内が水流の中にあったことを示していた。今は水が引いて地底湖にたまっているくらいとなったが、長い歴史の中でこの鍾乳洞も少しずつ変わってきたということだな。



100mくらい離れたところに出口があり、近くには売店が。洞内がせまくてかなり手をついたから、まずは手を洗いたいところだ。結局、自分らがいた時間帯は、後から1人旅のような方が1名きたくらいで、他には見かけなかったなぁ。この鍾乳洞はすれ違うこともできないくらい狭いので空いているのはありがたいが、もっと人気があってもいい鍾乳洞だと思いましたね。



いよいよこの旅行も最後の観光地か。車の中では、年金生活が始まって、これから無駄遣いしないという話とか、無駄遣いしないなら、ヤクルトとかまずはルーチンで使っているものを見直そうよとかいろいろ議論したが、基本的には年金以上の金を使わなければ、貯金が尽きることはないわけなので、年金以内でうまく抑えてもらいたいところだ。


㉘毛越寺(15:30-16:30)


結局雨が止むことは無く傘をさして突入。でも日本庭園なら風情が増すし、雨もありでしょう。



毛越寺は世界遺産にも登録されているんだが、実は事前の予習ができておらず、どんなところが評価されて世界遺産となったのか理解していない自分。そこを理解してこないと、広い庭園とお寺の跡が多いなぁという感想になってしまうので注意!



そんな予習をしていない中でも、大泉ヶ池と呼ばれる中心にある大きな池は絶景だった。金のしゃちほこのような船がたくさん浮いているぞ!そして木の根が地面に浮き出ているのが目立つ。庭園の中には雨の中でも一生懸命掃除や整備をしている人が目立った。世界遺産だからな、手入れが相当されているんだろう。



菖蒲園は2分咲き。場所によっては半分くらい咲いていて、見頃な所もあった。結構奥の方まで続いていて、ぐるっと回ると結構菖蒲園だけでも広いです。園の中?外?っていうところまで広がっていました。



後半は、~跡みたいな、跡地が続く。予習をしていないので単なる空き地にしか見えないのが残念。これには父母も想像よりも何もないという印象だったろうな。遠野もそうだけど、背景を十分調べておかないと、単なる場所にしか見えないからこの辺りはもう少し背景を知ってから来た方がよさそうだ。



帰りに御朱印をもらって、あまり出るのが遅いと、帰るのも遅くなるのでこの辺りで行きますか。最後に宝物館に行くのを忘れていたのを門を出た時に気づいたが、まぁ今見ても価値がわからないでしょということで。



駐車場に建っていたお土産やさんで、ずんだソフトを購入。あと、帰りながらつまめるよう煎餅や、名物だというがんづきを買っていった。岩泉のコーヒーもおいしそうだ。



帰りの高速も父が運転する気満々だ!3日目は全部父が行くつもりか?その前にガソリンを。。と思ったがなかなかガソリンスタンドが見つからない。見つかっても、別の場所をご利用くださいという看板がでていたり、苦労したな^^;挙句の果てに、ガソリンスタンドを見つけたはいいが、父がクレジットカードをお札を入れるところに入れてしまい出てこなくなるというハプニングが起きて、スタッフさんに助けてもらうなど、高速に乗るまでに結構ばたばたしたのだった。。

(16:52 一関ICイン)


でも何とか一関ICから乗り、そこからは順調。途中1車線になる工事のところで渋滞があったが、父も大分余裕で運転していた。結局自分は1日目の高速以外と、2日目の大部分を運転したくらいなので、距離でいうと父が頑張ったというところだ。まだまだ乗れそうだなと思う一方、無理はしないように頼むよ。

(19:50-20:20 那須高原SAで夕食)


那須高原SAに寄って夕食。豚スタミナ丼おいしかったです!

(21:40 自宅着)
こうして総走行距離1300kmを超えるビッグ旅行が完了。3日間弾丸旅行で走り抜けたな~。充実感は十分です。父と母は既に次の旅行の話もしているが、どこに行くんだろうか。沖縄、北海道、熊野古道など前から話していたところはもちろん、すぐに実行しやすいところだと新潟の佐渡島かねぇ。秋には京都にも行きたいと言っていたな。自分もお供できるところは行ければ行きたいと思うし、北海道や熊野古道は三世代旅行の予定も組んでいたところだからぜひ近々予定していきたいところ。父も引退して、計画は組みやすくなったから早めに予定たてて全国制覇したいと思います!

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■今回のベスト5
久しぶりに投票制による、この旅で良かったところベスト5を決定!

1.浄土ヶ浜と青の洞窟散策(⑫、⑬)
2.龍泉洞(⑦)
3.御所野縄文公園・博物館(①)
4.遠野伝承園(⑰)
4.釜石大観音(⑮)


ということで、1位は全員が1位に挙げた浄土ヶ浜・青の洞窟!文句なしの1位でしょう。青の洞窟も初めての体験だし、浄土ヶ浜は2回目だけれどやっぱり白くて奇麗だった!
2位は龍泉洞で父母が2位に挙げてます。個人的には2回目で新鮮さには欠けたのと、探検している感としては、幽玄洞を推したいところですね。(まぁ初めて行ったときの感想で比べたら龍泉洞が少し勝つと思いますが)
3位は父と私が3位に挙げた、御所野縄文公園・博物館。正直想像以上の味わいがある観光地でした。竪穴式の住居から上がる煙や、博物館も印象的だったな。
同点4位の遠野伝承園も想像以上によかったし、元々はプランに入っていなかったことを考えると、行けてよかったなと。個人的には釜石大観音は大満足でした。トップ5は1日目と2日目で占めていますが、6位~8位は3日目の観光地が並ぶところを見ると、どの日もしっかり見どころがあって、いいプランだったなと。



■グルメ賞ベスト3
1.2日目夜 あえりあ遠野の会席料理
2.2日目朝 休暇村の朝食 ビン丼
3.1日目昼 山海里 海鮮丼


終わってみればおいしいものはたくさんいただいたが、岩手に来たんだからウニをもっと食べてみたかったな。


■残念だったで賞
・黒崎灯台と北山崎
 →天気がよければ絶景間違いなしなのに、雨で視界が悪かったのは残念すぎる。。
・道の駅 仙人峠
 →道の駅が残念だったというより、ここでお土産を買いこんでしまったのが失敗(クーポンの使いどころ間違えた)


■旅の忘れ物
正直今回のルートであれば見たいところはほぼ見たが。
・陸前高田まで足を伸ばして 奇跡の一本松
・久慈の北限のあまの実演
・晴れた日の北山崎
・安家洞
・猊鼻渓の舟下り


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2日目へ
3日目へ

【関連ブログ】
2013/4/5 岩手旅行一人旅~遠野・宮古~
2013/4/6 岩手旅行一人旅 2日目 ~本州最東端(魹ヶ埼)・浄土ヶ浜・龍泉洞・盛岡~

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