喝! ~since 2005~
ごく普通の日記と、旅行・登山・資格試験・家庭菜園などの個人的備忘録
 



あしかがフラワーパークが、ちょうど見頃を迎えているということで行ってきました。自分の両親が休みなので、陽菜のお世話はお任せして久しぶりに妻と2人でお出かけです。フラワーパークは夜に行ったことは何度かありますが、昼にいくのは何気に初めて!混んでるのは重々承知だが行ってみましょう^^



駐車場は基本無料ですが、有料の駐車場が空いていたので停めちゃいました。入場料は日によって変化しますが、この時期は当然最大の1600円。1600円って他のフラワーパークと比較してもかなり高価な方ですからね、でもそれに見合った価値はあるはず!



園に入ると、もう藤の花の匂いがすごいです!あまり心地よいにおいではなく、バナナを触った時のようなにおいがですね^^;なんか紫色のソフトクリームを食べてる人がたくさんいるので、自分も並んで買いました。藤の花ソフトクリーム350円です。ソフトクリームだけれど、ちょっとシャーベットに近い感じ。ほのかに藤の香りが付いていました。味はラベンダーソフトとかああいう感じかな。


メインの大藤はちょうど今が見頃(top写真)一本の木からこれだけの花が咲いているのだからこれは圧巻です。しかも現在も成長中とのことだからこれからが楽しみです^^よく見ると蜂がめっちゃいるなぁ。



フラワーパーク内には写真スポットと書かれた立て札が至るところに立てられており、そこから見える景色がおすすめスポットのようです。今は藤とつつじが見頃ということで、写真スポットと書かれたところから撮った写真を何枚か載せていきます。上の写真は紫の藤と白の藤の間から見える、池の中の花壇!鉄のパイプ(スポットライト)がちょっと邪魔!?



つつじの回廊、赤と白だけでなく、ピンクや紫っぽいつつじがたくさんあってきれいでした。



大藤は一本だけでなく、何本かあります。紫の藤は見頃でしたが、白い藤と、黄色い藤はこれから見頃を迎えるようです。



藤とつつじ以外の花ももちろんあります。藤やつつじも圧巻だったけど、それ以外の小さな花があってのフラワーパークですからね!脇役が華を添えることで、あしかがフラワーパークの藤やつつじがより際立っていると言えると思います。夜のライトアップ藤もまた幻想的で昼とは違った雰囲気があるのでこちらもお勧めです。

この後、ハーベストプレイスでご飯を食べて、家に帰ったのは16時過ぎ!約5時間も陽菜のお世話を任せてしまいました。ミルクは最初100ml飲ませたけれど足りないと催促されておかわりで100ml追加したそうです。普段、母乳だからどれくらい飲んでるのかわからなかったですが、もう200ml近くも飲むようになってるのか^^



今日はおじいちゃんとおばあちゃんにお世話してもらって、お互いにいい思い出になったでしょう。

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今年のゴールデンウィークは11連休になります。結局先週の試験前日に体調を崩してからよくならないまま、27日の夜に妻の実家に移動し、翌日に自分の実家に移動することに。今回は陽菜も初めて一緒に移動します。チャイルドシートにはちゃんと乗れるのでしょうか?



意外にも一泣きもせず乗ってくれました。昨日の夜も7時間くらい連続で寝てくれたし、2週間見ないうちにいい子になったなぁ^^ちょこちょこ目が覚めてたみたいですが、最後までおとなしく乗ってました。陽菜は今日から30日まで2泊3日で実家に滞在する予定。おじいちゃん、おばあちゃんも大喜びったらありゃしない^^



夜は、赤ちゃんがいても大丈夫な個室でご飯でも食べようということで、伊萬里という料亭に。個室を借りるには予約が必要みたいなので予約して向かいます。初めて行くのでとりあえず3000円コースを注文。駐車場には大きな伊万里焼がショーウィンドウの中に飾られていますが、ショーウィンドウの前は池になっていて金魚が飼われているので焼き物に見とれていて、うっかり落ちないように!



2階の個室に移動。献立表を見る限りではなかなか高級な食材が並んでいて期待が膨らみます。



ここの料理は料理もきれいな伊万里焼に盛られて提供されるらしいので、見た目でも楽しめますね^^最初はほうれん草を寒天で固めてトマトとキャビアを飾った前菜。おいしい!というよりは上品な味わいですね。汁ものはダシがきいてて、えびもプリプリでこちらはおいしい!ですね。



刺身、焼物と続きます。今の旬はのようで、両方ともこの魚が使われていました。あとはミョウガを使った料理が多かった気がします。まぐろも脂が乗ってておいしかったです。、



写真を撮るのを忘れてしまいましたが、煮物で牛タンと馬鈴薯のみそ煮。これが一番おいしいかったと評判でした。コレステロールを気にする母は、鰆の焼き物のウニ、牛タン、酢の物のホタルイカをなんとパス!この程度の量を控えたところでお菓子を食べてるようじゃなんも意味がないんですけど^^;



デザートは黒ゴマのムース。こうしてみると量はそんなにないですが、全部で2時間近くかかりました。陽菜は環境が慣れないせいか、基本ぐずりっぱなし^^;4人の誰かが面倒を見ながら、交代で食べましたw



帰りは21時を回ってました。帰ってお風呂入れて早く寝かさないと!

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今回で3回目の挑戦です。正直セキュリティ用語としてはもうほとんど勉強する内容もなくなってしまい、あとは実務経験とか座学以外のところが問題となっている印象なので、あとは受験しているうちにやりやすい問題が出るのを祈るだけといった感じです。

この日はまさかの高熱!試験当日に限って38℃も出るとはorzさらに大雨という最悪のコンディション!でも半年に一度の貴重な試験なので、迷わず受験でしょう。しかし柏を受験地に指定したのに、なぜに野田なんだ…

午前Ⅰは前回パスしたので今回は午前Ⅱから挑戦できます。午前Ⅰがないってほんと気が楽だわ~。午前Ⅱは毎年過去問から4割近くの問題が出るので、過去問をやっておけば、40点ちかくのベースができるので、後は進出問題で5問当てればOKです。今回はなんか新出単語が多かったので、過去問以外は正直??でしたが、まぁ大丈夫でしょう。

そして午後Ⅰ、これが鬼門なんですよねぇ。前回は問題の選択で失敗しました。90分で大問4つから2つを選択するのですが、問3,4を選んだところ、問4が途中からまったく歯が立たないことに気がつくも、時間が足りなくて引き返せなくなりやむなく問4を回答し提出。家に帰って他の問題をやってみたら問2を選んでればほぼ完回できた…。こういうことは極力なくしたいものですが、試験最中だとテンパってるので、どれが簡単な問題なのかを判別するのが結構困難なんですよね。まぁ、こういう問題選別ができるようになって初めて合格できる力が着いたともいえるのだけれど、今回もその領域には達することができませんでした。今回も問3、4を選択。なんかなぁ、今回も問3は難しかったらしい。2ちゃんを見たら問1がラッキー問題だったとか。。。今回はなんか問4で時間を食いすぎて、問3のラスト2問は間に合わなかったし、合格点はかなり厳しそうだorz採点はあえてしませんw

最後は午後Ⅱ。正直ここまで採点が進んだことないのですが、個人的には午後Ⅱは得意な感じがします。こっちは120分試験時間があるので、ゆっくり問題を読んで考える時間があるんですよね。しかし、今回はこっちもなんか微妙でした。記述なので、答えは1つではないんですが、どんぴしゃで当てられた問題はあまりなかったんじゃないかな。。。午後Ⅰが通ってなかったらそもそも採点されないんだけどな。体調悪い中受けたので、さすがに集中力も切れてきました。はぁ、疲れた。帰りも微妙に遠いし帰ってからは寝てました^^;

次の日は普通に会社でしたが、38℃くらいあったので午前休。うちの部も人が減らされて大変だから午後からは頑張って出社したけど、試験前はもっと体調管理もしないとなぁ…と再確認しました。

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1日目から波乱の岩手旅行、、、2日目は朝5:55起床。部屋はせまかったですが、疲れていたのかよく眠れました。今日は朝一から本州最東端の魹ヶ埼灯台にチャレンジする予定ですが、カーテンを開けて愕然!既に雨がぽつぽつしてます^^;あれ、夜から雨じゃなかったの!?当初は魹ヶ埼灯台で朝日を見るという目標があり、考えてみると被災地で朝方暗い中の山道を歩くのはさすがに無理だと思い断念したわけですが、どちらにせよ朝日を見ることはできなかったようです。。どうする、雨の中山道を歩けるか?と自問しながらもここまできて行かなかったら、一生本州最東端の地を踏むことはないと思い、意を決して向かいます。



車も事故の影響なく、運転に支障はありませんでした!カプセルホテルに泊まらなかったら、このマックで朝を迎えるところだった…



魹ヶ埼への道中、宮古市の海岸線を通っていきます。何気なく平坦な土地が続いていましたが、ちょっとしてここが被災地だと気がつきました。家の土台となるコンクリートの部分だけが残り、異様な光景が広がっています。奥には無事だった家屋が見えます・・・。



震災からは2年も経ったので、当然きれいに片付けられた後ではありますが、震災当時も同じような天気だったせいか、Youtubeなどで何度も震災の様子の動画を思い出して余計に思いがこみ上げます。犠牲になられた方のご冥福をお祈りいたします。



海岸線にも多くの遺恨が!山の斜面がえぐり取られた跡が目立ちます。ショベルカーやトラックが土曜日でも復興活動をしていますが、まだまだこの有様です。道路がせまいのでガードレールのない箇所はすれ違うのが怖い^^;



やがて山道に入っていき、次にコンビニあったら寄って朝食買おうと思ったときには既に時遅し、一度もコンビニを見ることなく姉吉キャンプ場への入り口へ^^;かつてはキャンプ場だったここも、震災により跡形もなく荒野へと変貌を遂げていました。姉吉キャンプ場の最奥地に車を止めて沿岸部を覗きます。階段も道路もボロボロ・・・悪天候も手伝って、ファイナルファンタジーの世界崩壊みたいな絵図でした。




⑩魹ヶ埼(とどがさき)(7:15-9:20)


正直ここにレンタカーを停めて離れるのが心配すぎる!いつのまにか満潮とかになって波に持ってかれないだろうな?魹ヶ埼灯台まで3.8kmの看板は新しく立てられていましたが、その看板の導く先は、まさに道なき道!こんなところ本当に歩いていけるのか?と思いましたが、津波にやられてない途中からはちゃんとした道になってました^^;



こんな環境に車を置いていくのは心細くなりますよね^^;



津波到達点の看板もありました。こんな高さまで・・・ここから下がすべて津波に浸かっていたと考えると恐ろしい。海抜10m近くはありそうに見えるんだけど^^;



一度登ってしまえば、それほどアップダウンは激しくなく、山を越えるというよりは、海岸側を歩いていく感じです。とはいえ、これを朝から片道3.8kmはつらい!途中から汗だくでした=3



そしてようやく灯台が見えてきた!灯台自体は無人ですが、元々は世帯で住んで管理していたそうで、今でもたまに一般公開しているようですね。ここは津波の影響がなかったのかトイレなども含めきれいに整備されていた気がしました。このとき山道を中途半端に走ったりしてしまったせいで背中はびしょびしょ。ここから戻るのめんどくせ~orzちなみにちょっと走ったせいもありますが、入口からは約45分で着きました。普通に歩くと1時間くらいだそうです。



本州最東端の碑は少し離れたところにありました。灯台からは岩場を越えていく必要があります。おぉ~、思ったよりシンプル!写真を撮る以外やることがありません。崖の先は断崖絶壁になっているようなので、近づかないでおきました^^;



とりあえずありきたりな記念碑と灯台の2ショット!結局行き帰り含めて誰とも遭わなかったなぁ。



そういえば、灯台の直前に「長磯まで50m ちょっと絶景幻の滝」みたいな立て札がありました。気になるので行ってみると・・・らしい絶景は特にありませんでした。でも湾に流れ込む潮が激しく岩に当たりすごい音です。迫力あるなぁ、これが絶景なのかな!?

戻るのも一苦労=3 歩行距離計8kmは行ったな。でもありがたいことに、太陽が出てきました。この後は海岸線のドライブをはじめ、三陸の景勝地を回るので、ここでの天気回復はジャストタイミングです!あ~、車も無事でよかった。なんか昨日の事故から始まり、被災地見たり、魹ヶ埼暗かったりと結構気分も落ちてましたが、ここで一気に流れが変わった感じがしました。この流れで次は宮古の景勝地である浄土ヶ浜へ。



途中同じ道を通って戻りますが、霧が晴れたおかげで視界もすっきりしました。いい天気で見る被災地と悪天候の中で見る被災地はぜんぜんイメージが違うなぁ。天気がいいと、頑張ってるトラックとかショベルカーが目立って前向きに復興してる感じがします^^



こちらは宮古市役所。ここも津波の被害を受けました。津波は宮古駅前まで来たって昨日の警察の方から聞きました。




⑪浄土ヶ浜(10:25-11:15)


浄土ヶ浜も震災の影響は大きいですが、つい最近遊歩道の整備も完了したということで、今回は美しい元の浄土ヶ浜が見れるはず!駐車場いくつかありますが、最も下の駐車場(無料)にとめて、浄土ヶ浜までは無料のバスで向かいます。



バスのガイドさんはとてもユニークな方でした、宮古の名前の由来や、浄土ヶ浜のイチオシポイントなどいろいろ説明してくれて面白かった!ちなみに浄土ヶ浜には遊覧船や小船で青の洞窟を探検できるツアーなども用意されていますが、今日は波が高くて青の洞窟探検は中止らしい。残念!



そして浄土ヶ浜に到着!うわっ、浜が白い!そして海が青い!天気が回復してくれたおかげで浄土ヶ浜の絶景を見ることができました。ウミネコの多さは去年行った青森の蕪島を思い出します(あそこはこんなもんじゃなかったか^^;)。なるほど、これを浄土と例えるか~。言われてみれば岩の形もなんか神秘的に見えてきますね。津波で景観が失われなかったっていうのも奇跡的だし、やはり神懸かったものがあるのかもしれません。



売店もあったので、お土産はここで買うことにしました。お土産で面白かったのは、宮古の塩!ひとつひとつ手作りで塩を入れているそうです。「入っている塩は本物の塩なので、いざというときは使えますよっ」と店員さん説明してくれたけど、まさか使う人いないでしょ~!?せっかくなので、お菓子と塩を購入しました。今見てみると完全に復興しているように見えましたが、震災当時の写真なども残されていて、その姿は悲惨でした。うーん、昨日の事故の修理代でもっと復興グッズを買ってやりたかった(泣)



帰りは今月完成した遊歩道を使って駐車場まで戻りました。地震により地盤が沈下したようで、新しく作った遊歩道は80cmほど底上げしているようです。神秘的な岩群が地震で沈まなくて本当によかったと思います^^;

ここからはさらに三陸海岸を北上して三陸北の景勝地である鵜の巣断崖を見てきます。北山崎という有名な景勝地もあるけれど、今回は時間の都合もあり鵜の巣断崖までで!



途中通った田老駅付近、ここも津波ですべてが失われた土地です。車の窓の奥にポツンと佇む田老駅。ここが再び活気を取り戻すまであとどれくらいの時間がかかるだろうか?





⑫鵜の巣断崖(12:10-12:35)


駐車場には誰もいませんでした、また俺だけか!駐車場から海岸まで徒歩で500mくらい歩きますが、この道中がくさかった!この辺には牧場があるのか家畜の臭いと、海産物の腐ったような臭いが充満してましたからね^^;昼飯前にこんなの長時間嗅いだらアカンということで早足で進んでいきます。



展望台が見えました。バリアフリーも考慮して、車椅子専用の展望台もあります。この展望台から景色を眺めるだけではありますが、海岸の入り組みようがなかなかすばらしかった。リアス式海岸を生で見るとこんな感じなんだなぁ~。


そして昼食!これまで岩手らしい食事をまだ取っていない俺の腹。食事に関してはここからが本番です。まずは鵜の巣断崖から少し北上し、口コミで人気の北川食堂へ。



北川食堂は日替わり海鮮丼が有名で、980円で新鮮ネタが楽しめるとのこと。見た目はひなびた感じですが、結構お客さんもいました。注文はもちろん日替わり海鮮丼


(13:00撮影)

来ました!ネタは一切れずつだけどうまそう^^ホタテとかさばきたての味だね。これは確かに鮮度が高い!遠くまで来た甲斐がありました。

次は、自分自身行ってみたかった龍泉洞へ。龍泉洞は日本三大鍾乳洞に指定されていて地底湖が複数確認されている鍾乳洞です。今回の旅行のコンセプトは「一人でないとなかなか行きそうにないところ」ではありますが、やはりここははずせませんね~





⑬龍泉洞(13:45-14:50)


駐車場からは少し歩き到着。龍のオブジェが決まってますね~。入洞料1000円は滝観洞と同じだけど、中はどうだろうか?ちょっと比較モードになりながら出発!



入るとすぐに「長命の淵」が!龍泉洞の中はいきなりしゃがみながら歩くみたいことはなく、すごく整備された洞になっていました。水が流れているあたりは、大分の稲積鍾乳洞に似てるけれど、とにかくここは日本三大鍾乳洞に選ばれていることもあってか観光要素が強い!



鍾乳洞なのにこのイルミネーションは一体!?なんかLEDが七色に光ってるし、電工掲示版使いまくりだし、幻想的といえばそうだけれど自然に近い形で公開している滝観洞とは性質が違いすぎるな^^;



頭をぶつけやすいところにはガードを用意する配慮も。ヘルメットをかぶって探検する滝観洞とはこのあたりの趣旨がまったく異なりますね。龍泉洞は自然地形もライトアップを下から上から照らしているので、もはやアトラクション性が強い!ディズニーにあっても違和感ないです(カリブの海賊みたい感じ)w



そして龍泉洞のメインである地底湖へ。公開している地底湖は3つですが、最初の2つは比較的浅め。それでも38mとかありますが^^とにかく透明度が高くて底のほう(?)まで手が届きそうな感じでした。深すぎてうまく写真を撮れないなぁ・・・そうしているうちにデジカメが電池なくなってきたorzまさかこんないいところで電池切れになってしまうのか!?



第三地底湖は最初の2つに比べて極端に深い!水深100m近くあります。これはこれは・・・。底が見えているのか見えていないのかはよくわかりませんが、なんとも恐れ入りますね^^;もはや写真もうまく撮れないし、光景は目に焼き付けてここから階段を登っていきます。公開されてはいませんが、第四地底湖は水深120mで日本一だそうですよ。



龍泉洞のすごいところは平面だけでなく、縦も楽しめるというところですね。階段をずっと登っていくうちに、龍泉洞の縦の広さに驚かされます。上から見下ろす地底湖と鍾乳洞もすばらしい(写真じゃうまく伝わらないけど)。一番高いところでは30m以上にもなるようです。鍾乳洞の中に峠があるとは・・・下ではアトラクションっぽく作られていましたが、上では自然の龍泉洞を見ることができました。さすがは三大鍾乳洞ですね~。


龍泉洞と滝観洞を個人的に比較してみると…
     
・距離:龍泉洞>滝観洞(同じくらいだが龍泉洞は縦もあるから長く感じた。滝観洞は来た道を戻るが龍泉洞は帰りルートが用意されているので飽きない)
・歩きやすさ:龍泉洞>滝観洞(滝観洞はしゃがんだりしながら歩くとこがあります)
・洞窟っぽさ:龍泉洞<滝観洞(滝観洞はカッパとヘルメット着ける時点で…)
・メイン:龍泉洞<滝観洞(龍泉洞の地底湖もきれいですが滝観洞の滝はインパクトすごい)
・人気度:龍泉洞>>滝観洞(龍泉洞は人だらけ、滝観洞は自分一人…平日ってのもあるが)
・料金:龍泉洞=滝観洞(両方とも1000円だが、龍泉洞は龍泉新洞にも入れる)
・総合:龍泉洞>滝観洞(なんだかんだで龍泉洞か。。)


思うのは、滝観洞はデートとかで行くところではなく、洞窟好きな人が友達同士で行くか一人で行くようなところです。逆に龍泉洞はカップルたくさんいたし、イルミネーションも多く一人で行くとなんか虚しさを感じます^^;




⑭龍泉新洞科学館(14:55-15:15)


デジカメの充電がついに切れてしまった。トイレで充電しようとするも、コンセントないわ~^^;仕方ないので龍泉新洞科学館に「5分だけ電源貸してください」とお願いし管理室に入れてもらう。いやな顔一つせず「いいですよ」と。岩手の人ってやさしいですね^^

充電している間、ちょっと疑問に思ったことを聞いてみました。
龍泉洞って自然にできた洞ですよね?ということはこの辺りの山の中は龍泉洞のように鍾乳洞になっているんですかね?
答えはイエスだそうです。ここら一帯は石灰岩でできた山なので長い時間の中で鍾乳洞になっているとのこと。今も研究がなされているそうですよ。

そして龍泉新洞科学館に突入。デジカメを充電させてもらったのに、なんと中は撮影禁止!管理人さんよく充電を許可してくれたな^^;その恩に報いてカメラは封印しました。まぁ、龍泉洞の中と似ていたけれど、こっちは10分もあれば見終わるので、龍泉洞を見て余裕があったら寄ればいいでしょうね。

そしていよいよ盛岡に向かいます。この旅行もクライマックス近し。。でも事故だけは起こさないようにしないと^^;



455号線を快走する際中道路の両脇に雪が積もっていました。やはり山の中はだいぶ寒いみたい。岩洞湖の湖面は凍ったままでした。龍泉洞から盛岡まで約2時間ちょっと飛ばして、まずは盛岡天満宮へ。





⑮盛岡天満宮(17:15-17:40)


ここに来るのにめっちゃ細い道を通りました。ヴィッツがぎりぎり通れるくらいでしかも坂道だったので、また事故るよ~って泣きそうになりながらもなんとか駐車場着。それにしても盛岡天満宮はひなびた神社だなぁ。菅原道真を祀り、学問の神様としても知られているので、合格祈願の絵馬がたくさんありましたが、さすがにこの時間には誰もいないか~。



階段を下りていくと、公園がありました。そこには石川啄木の記念碑が。ちなみにこの公園から盛岡の町が見下ろせて、夜景なんかもきれいそうだなと思いました。

まぁ、夜景は次に行く岩山公園が有名らしいので、そちらで楽しむとしますか~。





⑯岩山公園(18:00-18:30)


盛岡天満宮から車で10分くらいだったのでまだ明るいです^^;とりあえず展望台まで移動して暗くなるのを待ちます。待っている間、デジカメを見てこの旅行のことを思い返していました。前日に夜行バスで来たせいもあり、1泊2日で来たとは思えないくらいいろいろなところを回りました。思ってみれば今回の旅行は歩いたなぁ…相当歩いたわホント。万歩計でもつけて歩いたら記録更新したかもなぁ。あとは、廃墟で心霊写真とかあったら怖いなとか、事故の請求いくらだろうなとか、浄土が浜の青の洞窟行きたかったとか、果たせなかった願望や後悔がボロボロと出てきました。



そうしているうちに外の暗さがいい塩梅になってきたので、そろそろ夜景撮影に入りましょうか。と、その時!やべえ、さっきデジカメ見たせいで充電がまたなくなってるorzもうアホですよ、ホント。夜景スポット来て写真撮れないで帰るのはありえんということで、電池を入れ替えたりして、最後の1ショット(できれば3,4ショットくらい撮れるのを期待する)にかける。おりゃ~!と撮ったのが上の写真です。


いやぁ、疲れた。これで観光はすべて終了しました。時間があれば雫石の繋温泉に行ってみたかったけど、レンタカー返却に間に合わないとそれもまたまずいので、今回はここまでにします。レンタカーを返しに盛岡駅前へ。あ~、いくらかかるんだろう?


ニッポンレンタカーに着いて、昨日の事情を説明。話が伝わっているようですぐに対応していただきました。昨日言われたとおり、事故処理中の休業補償ということでまず20000円を支払う。あとは修理した後にかかった費用を請求させていただきます、ということで、今の時点ではこれ以上の支払はありませんでした。費用わかるまでなんか落ち着かないわ~!ここでもデジカメを充電させてもらいました。



⑰盛岡駅散策(19:00-)


残りの時間は盛岡駅で過ごします。とりあえず飯を食べよう。盛岡といったら冷麺・わんこそばだと思ってましたが、わんこそばって絶対がんばって食べようとして、限界超えて帰りのバスでリバースというパターンが容易に想像できたので、冷麺を食べることに。盛岡で冷麺を食べたことはなかったからこれも貴重な経験です。



盛岡駅の地下にある、「めんこい横丁」の寿々苑にしました。オーダーは冷麺大盛り!こっから夜の12時過ぎまで盛岡駅でバスを待つわけですからね、普通盛りじゃ足りませんよwうん、味もおいしいし麺のコシも素晴らしい。辛さを変えられるように、辛さ別にしてもらいました。これでなんかようやく盛岡来たな~って感じになれた!

そしてここからは何やるか…風呂に入りたいけど、外いつの間にか土砂降りになってる^^;そういや夜から大雨だったな、帰り大丈夫か?風呂は仕方なく諦めましたが、今日は朝から汗かいたからなぁ。なんかこのままバスにのって寝るのは嫌だわぁ。暇だから駅の中をブラブラ歩きます。22時くらいまでは店も空いてましたが、それを過ぎてからはベンチで横になったりしてダラダラと過ごしました。




エピローグ
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それから長い長い待ち時間を経て23:30にようやくバスに乗車。7時間後には大宮についているだろうな。なんだか最後の待ち時間は勿体なかったなぁ。でも足はガクガクだし体力的にももう限界だったと思う。そもそもこの旅行、予約したのが出発の前日だったことを考えれば、ここまで計画通り回れたのも奇跡的だ。一人だからこそできるムチャな旅というコンセプトがあったからこそ実現できた。だからこの旅行は大成功だったと思うし、これまでの旅行とは一味違った、なんていうか…変な達成感がわいているのを感じた。そんな達成感に浸りながら、高速に乗ってまもなく寝てしまったらしい。大雨にも関わらず、バスは予定時刻を早回り、大宮に到着した。


(5:40撮影)

今日はこのまま妻の実家に行く予定。今行ったらさすがに早すぎるよ^^;仕方ない、宮古で行けなかった分、マックで時間つぶすか~。長い一日がまた始まる…


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■今回の旅行ベスト3
1.龍泉洞
2. 浄土ヶ浜
3.滝観洞


龍泉洞は期待通り。最初は洞窟なのにこんなに観光地化させちゃって、ちょっとなぁ…って思いましたが第三地底湖のあとに階段を上って自然のままの鍾乳洞や地底湖を見下ろせるところが特に気に入りました。さすが三大鍾乳洞。行って損なしでしょう。2番目は浄土ヶ浜。青の洞窟に行けなかったのは残念でしたが、あの白い浜と青い海を見たとき、はっと驚かされました。これが本当に震災地なのかというくらいきれいでした。天気にも恵まれてましたね。滝観洞は最後の滝が圧巻。このインパクトだけなら自分の中では龍泉洞を超えていました。
次点で五百羅漢、鵜の巣断崖、カッパ淵あたりかな。カッパ淵はなんか不思議なところでした。あとは魹ヶ埼の退廃的な雰囲気が忘れられません。震災の影響なのかもしれませんが今回の観光地は龍泉洞と盛岡市内を除き、暗めでもの寂しい雰囲気のところが多かったですね。


■残念だったで賞
・卯子酉様・愛宕神社:
・盛岡天満宮:想像以上に廃れてた



■旅の忘れ物(落し物じゃありません!今回やりたかったけど実現できなかった見所。次回の旅行の課題)
・青の洞窟
・北山崎
・安家洞(4月中旬から公開とのこと)


青の洞窟は是非行ってみたいけど、運次第ですね^^;いつか大船渡あたりから八戸まで三陸海岸ドライブをしてみたいです。


■旅のお宝(基本的に一旅に1つお土産を買います)
・宮古の塩



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だいぶ前から温めていた岩手旅行に行ってきました。今回は出張以外では初の1人旅!1人じゃないと行けないであろう所を回ることをコンセプトにプランを組みました。前に公開したプランとは少し変更になったけど、朝7時から8km歩いたり、被災地を回ったり、カプセルホテルに泊まったり、洞窟をしゃがみながら進んだり、山登りしたり、廃墟あり、またまた心霊スポットありの一人ならではの旅行を満喫することができました。そして旅行初の自爆事故も^^;
とにかくいろいろな事があったな。

そもそもこの旅行、レンタカーも、高速バスも予約したの前日ですからねw天気はずっとチェックしてたんですが土曜日が天気よくないみたいなんで直前まで迷ってたんです。でも再来週には試験もあるし、じゃいつ行くの?今でしょ?って感じで、水曜に飲み会で終電帰りの後、朝4時までかけて予約と荷物の準備したんですよw今思うとむちゃくちゃだったなぁ。




プロローグ


今回は行きと帰りは格安夜行バスを使います、22時40分に家を出て、新宿から一ノ関へ。バスの発着所には、もういろんなツアーバスが来ていてどれが自分が乗るバスだか…。あ、あったこれか。出発10分前でなんとか乗りこみました=3てか、バス一番前の席かよ^^;運転手さん頼んだよ~!

途中羽生、安達太良、長者原で休憩がありましたが、さすがに北行くと寒い!ちなみに盛岡は4月でも気温マイナスの予報だったりしますからね^^;バスの中も途中からやたら寒くなったから困った。



6時45分に一ノ関着!平日だけど駅前はまだ閑散としてます。カラオケクレヨン?聞いたことないな…



とりあえず腹が減ったから何か食べないと…駅弁でもよかったんだけど、手っ取り早く温かいのが食べたかったので、駅の待合室に入り、かき揚げソバを注文!値段は安いのにソバをちゃんと袋から出して茹でてくれたので、関東の駅ソバに比べたらずっとおいしかったな。



そして8時、日本レンタカーでトヨタのヴィッツを借りていよいよ出発~。まずは洞窟の中に29mの落差のある滝があるという滝観洞へ。うーん、CDもない中運転だと退屈だけどその分いろいろ考えながら行けるから悪くはないな。岩手はびっくりするくらい信号が少ないなぁ、普通に1時間60kmで進める!この調子なら予定より多く観光できるかも!




①道の駅 種山ヶ原(9:30-9:45)


滝観洞の道中、やたら閑散とした道の駅をみつけました。平日だからか、それとも震災があって観光客が減ってしまったのか全然人がいないなぁ、男気じゃんけんに来てもらわないとやばいんじゃないか?旅行してて道の駅があると個人的にはなんか寄ってみたくなります、これからも頑張ってほしいです!

やがて仙人峠道路が見えてきました。もう少しだ!




②滝観洞(10:30-11:50)


滝観洞はマイナーかもしれませんが、落差29メートルの滝と、しゃがんだりしないと進めないという、本当の洞窟らしさが強いことから個人的にはすごい興味がありました!観光客は車の様子をみる限り自分一人^^;思い切って聞いてみると朝に1組来たみたいだけど…4月ってそんなもんなのか!?



滝観洞は頭をぶつけたり、滝のしぶきがかかるのでカッパとヘルメットを着用!ではいよいよ出発!



まず最初から天井低い!洞の中は川が流れていて、その川に沿うように進んで行きます。



洞の観光用区間全長は700メートルだからなかなか長いです。普通の洞窟と違って、だいぶ自然の形のまま残っていると思います。その分、ヘルメットなどの着用で危険を軽減してるから洞窟探険してる感は半端ないです。ロケ地なんかもある!岩が道をふさいでるのは演出?それとも…。残り200mから、少し滝の音が聞こえてくる気がしました、最後に待ち受けてるものが一番すごいってのはわかってるので、そろそろ滝の音が聞こえるかなって集中しながら行けるのがいいですね。



最初に聞こえたのは雌滝のようです。滝は小さいけど大きな音で流れてます。そして洞窟観音も黄金できれい!その奥から、ゴォーっと聞こえてきます。いよいよ、メインの滝です。



滝の直前はしゃがみながら歩かないと行けない所があってちょっと大変だったけど遂につきました!これは圧巻!ホームページでみたのよりずっと迫力あります^^高さも水量も音もいい!3分くらいぼーっと見れました。ただちょっと寒いなここ^^;10℃くらいらしい。コートを脱いできちゃったから、滝の部屋長時間にいるのは結構きつい!


外に出たら、今日の快晴がより眩しく感じられました。滝観洞、想像以上の素晴らしさでした。一発目から大当りです。



そして、次は仙人峠道路を通って大峰採掘跡へ。ここは1980年に撤退して今は廃坑になっている所です。前からこういう廃墟チックなところに行ってみたかったんだよね。実は最初は釜石採掘跡を目指していたけれど、yahooの地図で見たのと場所がちょっと離れたところにあったみたいで、事後的に自分が今回訪れたのは大峰採掘跡だったと判明しました^^;




③大峰採掘跡(12:40-13:30)


最初は普通の田舎道だったけど、だんだん道が狭くなって、砂利道になってきた。廃墟は初心者なので、道が危なくなったりしたら引き返す準備もしつつ進んでいきます。なんせレンタカーってのもあるし^^;



右手に見える大きな湖を越えたあたりで大峰鉱山跡の看板が!事前調査は多少しているけれど、だいぶ古びてしまってます。看板の文字は読めない・・・。左に分岐する道には立ち入り禁止のゲートがあって、車は進入できませんでした。ちょっとだけ見ていこうと思って、ゲートを越えていったら・・・あれ、廃坑という割には普通に働いている人がいいるんだけど^^;確かに建物は使われていないみたいだけど、トラックの出入りは結構あるし、活気にあふれているのは一体。。。



とりあえず左側の分岐を後にして、右側の分岐を進んでいきます。こっちはやばい、だんだん道っぽくなくなってきた。石がごつごつしているし、車が通ると粉塵を巻き上げるから車体がいつの間にか汚れちゃってる^^;大事な車なので、岩が転がっていたらどかしながら進んでいきます。でも・・・そろそろ車では限界だな。ここでJAFだけは呼んじゃいけない!仕方ないので歩きます。



20分くらい歩いていると、やけに開けた広場に出ました。あ、あった!これは確実に廃坑でしょう。



かつては貨物列車のレールであった部分の跡が残っていて、鉱山の中に続いています。当然入り口は封鎖されていましたが、隙間から写真を撮ることができました。もう相当な時間が経ってそうです。



他にもちょっと探すといくつか廃鉱がありました。この廃鉱はなんと中に車が!車は岩に覆われていました。この年代の車は今ではまずお目にかかることはありません。天井には鍾乳石ができかかってる。2cmくらいはあるか?鍾乳石って1cm作られるのに50年以上かかるって言うから、かなり昔からこの場所に眠っているのでしょう。



忘れ去られたこの場所は、時間が止まっているように見えました。この先何年間このままなんだろうか?そのうち道すらもなくなり、yahooの地図からも消える運命なんだろうか・・・皮肉にもインターネットの普及で廃墟アニア等がレポートなんかをWebに公開しているおかげで、忘れ去られるどころか、さらに有名になるスポットもあるわけで、そのようにしてここも残り続けるのか・・・。まぁ1つ言えることは、自分は2度と来ないでしょうな。

既に時間が押してます。14時だというのに昼飯まだ食べてません。ここから遠野主要部に入っていきます。まずは、五百羅漢へ。五百羅漢というのは、「遠野における天明の大飢饉による餓死者を供養するために、天明3年(1765年)に大慈寺の義山が山中の自然石に500体の羅漢像を刻んだものと伝わる。(Wikipediaより)」ということでちょっと不気味な感じがしますけどね、今回は一人旅だから、敢えてこういうところを回らないと!




④卯子酉様 ・愛宕神社(14:40-15:00)


五百羅漢へはウォーキングコースみたいなのも用意されているようで、駐車場の看板にはルートが描かれていました。全部で2時間コースか・・・さすがに全部を回ることはできないので、駐車場から近くにある、卯子酉様 ・愛宕神社⇒五百羅漢という順番で見ていきます。



卯子酉様は恋愛成就の神ということで縁結びの赤い布がたくさん結び付けられているのが印象的でした。遠野まではるばる来て祈願していく人もいるんでしょうが、ちょっと管理が行き届いてないなぁ。お供え物のリンゴとか完全に干からびてる・・・



階段を上っていくとある、愛宕神社はもっと管理がひどかった!というか、もう誰も管理してないのか^^;放置された神社とかお寺って不気味なもので、たとえ昼間でもちょっと気味が悪いです。寺の後継ぎが育たなかったのかわかりませんが、田舎の神社とかお寺はこういうところ増えてますよね。確かにここを管理してても生計立てられる気がしないもんなぁ・・・現実は厳しいです。はぁ、遠野にまで来て俺は何を考えているんだか。

ここから五百羅漢まで小路を300~400m歩いていきます。この時点でもう足はガクガク!滝観洞で狭い洞窟の中を屈みながら往復50分。鉱山跡で往復1時間近く山道を歩いてますからね^^;五百羅漢は言わば岩場のぼりです。ふくらはぎだけはつりたくない!




⑤五百羅漢(15:05-15:35)


小路から道路に出たところに目的地はありました。いきなり熊目撃の看板が!遭遇したところでこの疲労じゃ逃げ切れないぞ・・・まぁ、まだ寝てるよね。ってことで登っていきます。



おぉ~、雰囲気はトトロです。森の中は静寂、ただ静寂のみ。少しずつ岩が見えてきますが、まだ羅漢は描かれていない・・・というか苔むしていて描かれているのかわかりません。

登っていくにつれて岩場の下を水が流れる音が聞こえてくることに気がつく。こりゃ湿度も高いし、苔には最適な環境だなぁ。せっかく彫られた羅漢も、長い年月によってなめらかになり苔に侵食されてしまうのも無理はない・・・



それでも上の方の岩にははっきりと羅漢であるとわかる彫り跡を見ることができるものもたくさんありました。でもやっぱり不気味だ。カメラで撮ろうとすると、人の顔だと認識するんです^^;それで、自分が気がつかなくても、「うわっ、ここに顔あったんだ!」みたいになる。こりゃ心霊写真が写っても羅漢なのか霊なのかわからないな^^;

昔の人がこんな大きな岩をここまで運んでくるなんて相当大変だっただろうなぁ。地元の足利にも名草の巨石群ってのがありますが、五百羅漢のほうが何十倍も巨石群らしい。



秋葉山へ至る70m」という看板がありました。??ここ自体山じゃないの?70m進んだら別の山になるのか?70mとか言ってる割には道なんだかよくわからないところを進んでいきましたが、文句を言いたくなる頃に小さな広場にでました。



広場の中心奥には小さな祠があるだけ。ここも愛宕神社と同じく忘れ去られた祠かもしれませんね。祠の支柱が傾いているのは、東日本大震災の遺恨でしょうか?ギリギリ形を保ってる感じでした。次の地震がきたら崩壊は免れないでしょう。いっそ、俺の手で・・・なんてことはしませんけどねw

なんか帰りは、早く戻りたい!と思ってしまう、背を向けるのが怖いような不気味なところでした。日没後にはちょっと来たくないですね。

日もいい具合に傾いてきました。続いては続石。こちらは遠野物語という遠野に伝わる民話の中にも書かれている場所です。




⑥続石(15:55-16:20)


最初駐車場がわからず素通りしてしまいました。登山口につくと、ここから360mの立て札が!山道の360mは結構堪えますからね。チャッチャと行っちゃいましょう!登り坂ではありますが、今日の中ではマシなレベル。日没前には一通り観光を終えたいというのもあり、急ぎ足で上っていきます。



弁慶の昼寝場所と書かれた場所を発見!なんてところで寝てんだ、弁慶さん^^;その奥に泣石。そして続石がありました。泣き石は木に支えられ、続石は石に支えられ、ちょっとずれると落ちてしまいそうな感じもします。



おぉ~、この絶妙なバランスの石が地震を乗り越えたんだと思うと奇跡というか、実はセメントとかで固定されてるんじゃないかと疑いそうになってしまいますが、確かに不思議!ちなみにこの石は誰が何のためにこうしたかも不明ですが、こういうのが普通にあるのがさすが遠野といったところでしょうか。



さぁ、どんどん行きましょう。次はカッパ淵。遠野といったらカッパ、カッパといったらカッパ寿司…じゃなくて遠野、というくらいカッパで有名なようですが、そのカッパの伝承地です。どんな山奥にあるのかなと思っていたら、想像以上に町中にありました。




⑦カッパ淵(16:40-17:15)


常堅寺というお寺の裏に流れる川がカッパ淵なので、まずはお寺から見ていきます。常堅寺自体も仁王像があったり、かなり立派なお寺です。



ここで有名なのはカッパ狛犬。正面から見ると狛犬ですが、上から見ると頭がカッパの皿のようになってます。ここに大量のお賽銭が入れられているのが滑稽です。全国でここにしかカッパ狛犬はいないといいますが、お賽銭を多くもらうには狛犬の頭をカッパにすればよいのかもしれません。



そしてお寺の左奥側に進み、カッパ淵へ。今日はなんと工事をしていて川の水が止められているらしい。水量豊富なカッパ淵を見て、いかにもカッパがいそうだなぁとか言ってみたいもんだったけど、この水量じゃカッパがいることを想像するのは難しいでしょう^^;あ、ちなみにカッパ淵は右上写真の定点カメラからリアルタイムで見ることができます。自分はこれで遠野の天気を確認してましたw



夕日に映えるカッパ淵。小路の脇は竹林になってますが、風に笹が揺れてサラサラと奏でる音がいいですね~。とても落ち着きます。



ここにも小さな祠がありました。中に祀られているのは・・・おっぱい?そして写真立ての中に飾られているおじいさんは一体誰なんでしょう?カッパ淵日記があったので書いてきましたよ^^



ん?外に置かれているカッパのオブジェ…よくみたらこのカッパ、子供を抱えて授乳しているじゃないか!嫁の授乳シーンとオーバーラップして、陽菜を思い出します。後から調べてみたら「カッパの神は乳の神であり、乳児のある母親が母乳の出がよくなるよう祈願するとよいとされ、祠には、女性が奉納した赤い布による乳房を模ったぬいぐるみのようなものが置かれている。(Wikipediaより抜粋)」とのこと。なるほどね、自分も乳飲み子がいる今、ここを訪れることができたのも何かのめぐり合わせなのかも。写真の中のおじいさんは、阿部与市さんといってカッパ淵の名物ガイドだったという情報を見つけました。既に亡くなられているようですが、死してなお、カッパ淵を見守り続けているのでしょう。



一見、カッパ淵ってすごくシンプルだけど、いろいろ調べているうちに味のあるいい観光地だなと思いました。十分に予習してから観光することをオススメします!うーん夕焼けが染みるなぁ。


時刻はまもなく日の入り時。本日最後の観光地はデンデラ野。山間に沈む夕日を見る
ことを目標にしていました。タイミングはぴったりだ!


ここは姨捨て伝説が残る土地で、一見単なる平地ですが、60歳になる老人がいると、このデンデラ野に老人を捨てるという風習があったそうです。捨てられた老人は、昼間は山を降り、畑仕事などを手伝い、わずかな食料などを得てデンデラ野に戻り、死ぬのを待ったというわけですが・・・そういう伝説もあるせいか、ここは心霊スポットとしても有名みたいです。伝説どおりならそりゃそうだ、怨念が棲みついててもおかしくないですね。

ちなみに60歳というと自分の母がちょうど還暦ですけど、自分の母は捨てられるどころか、還暦温泉旅行とか連れてってもらってますからね。いい時代になりましたよね。




⑧デンデラ野(17:25-17:50)


デンデラ野に向かう橋には、息子が老婆(おそらく母)をおんぶしてデンデラ野に運んでいく様子を描いた絵がありました。うちの母だったら体重が重くておんぶできないだろうなぁ・・・。デンデラ野には小さな藁小屋がぽつんとありました。



中にはイスも用意されていて少しくつろがせてもらいましたが・・・待てよ、ココこそが心霊スポットかもしれないと思い、すぐに出ました。



そしていよいよ日の入り。本日のベストショットを撮るべく構えますが・・・うーん、夕日を撮るって難しいですね。心霊スポットとはいえ、少なくとも日が出てるうちはそんな怖い印象はありませんでした。

今回は弾丸ツアーのため、遠野について予習する時間がありませんでしたが、遠野物語とか読んである程度昔話や伝説を理解してから観光するともっと楽しめるかもしれませんね。



ここからは、宮古市を目指して山を越えていきます。約2時間山道を走るので体力が必要ですが、朝から歩き続けているのでもう体力が残ってません。ちょっと仮眠を・・・と思ったら、だいぶ寝てしまい、真っ暗になってしまいました。これから山道はきついぜ^^;


(19:10宮古入り)

遠野から宮古への道は正直、五百羅漢よりもデンデラ野よりもずっと不気味でした。震災地という先入観もあるからかもだけど、なんか雰囲気違うよ^^;すれ違う車があるたびホッとする時間が続きました・・・

いよいよ、宮古の市街地へ。8時にもなると、店も結構閉まっちゃうんですね。結局今日一日はまともなご飯食べれなかったなぁ~。ということで宮古駅の方でおいしいものを食べようと思って回遊してると・・・



そこで事件は起こりました。場所は奇しくも今回レンタカーを借りた日本レンタカー(の宮古営業所)でのこと。Uターンをしようと思い車を前進すると・・・

ガッシャーーン

???

一瞬何が起こったかわかりませんでしたが、どうやら前進したところが段差になっていて、前輪が段差に落ちたようです。自分からは段差が暗くてまったく気がつきませんでしたorz

ギアをバックに入れて後進しようとしましたが、どこかがつっかえているのか動きません。そのうち、音に気がついた従業員が営業所から出てきました。従業員の方はすぐに日本レンタカーの車だと気がついたようで、事情を説明して車を持ち上げるのを手伝ってもらいました。



それでもびくともしないので、ジャッキを使って車を浮かせ、浮いたところを押して段差の上に戻そうということになり一同準備へ。このとき自分以外に4人が駆けつけて手伝ってくれましたからね^^;突然面倒なことに巻き込んでしまい申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

作業は終わり、無事車は元の位置に戻りました。しかし、車にキズがついているため、「これは事故扱いになりますね、事故センターと警察への手続きが必要です。

やっぱり事故扱いかぁ、まさかこの旅で警察のお世話になるとは・・・

今回の場合は幸いなことに、対人ではなく対物事故で、しかも傷つけたのが元々ボロボロのコンクリートということもあり、そちらの請求はありませんでした。支払いは、レンタカーを修理する期間の休業補償として2万円、そして最大で修理費5万円ということで、こちらは後日請求書を送付しますということになりました。

営業所のスタッフさんにお詫びとお礼をし、まずは事故センターに電話。いろいろ状況を聞かれ10分くらいで報告は完了しました。そして次に警察。近くに宮古駅前の派出所があるというので直接行くことにしました。

どうされました?
すいません、ちょっとレンタカーで事故ってしまいまして・・・

この手の事故は結構日常茶飯事のようで警察の方は、手際よく処理を進めていきました。

事故証明書などの作成(手数料700円くらい)はやっておきますということで、警察を出て21時半。さすがに気分的にも夕食を食べる気なんて起きなかったですが、とりあえず今夜寝るとこ探さないとな。

こちらも幸いにも車は走行にまったく支障ありませんでした。返却場所(盛岡)に返せなかったら、さらに3万追加費用発生するからな、、、こっからはマジで事故は許されんな。

ホントは24時間営業のマクドナルドがあるので、そこで寝ようかと思ってましたが、想像以上に疲れてしまったのと、夜行バスのせいで足がむくんでいることもあり、お風呂もちゃんとあるカプセルホテルに泊まることにしました。嫁に事前に情報をもらっていたのでナビで検索。最初からおとなしく入っときゃ…




⑨宮古カプセルホテル(22:00着)


宿泊はカプセルホテルと仮眠室の2パターンがありました。カプセルの方はテレビがついてますとのことだけど、テレビなんかもう見てる気力ないよ~、ということで、仮眠室を選択。風呂付で2500円は安いな。



フロントの奥に進むといきなり裸のおじさんが!フロントのすぐ隣が脱衣所かよ^^;こりゃ男以外は宿泊無理だな、と思いながらとりあえず荷物を置きに自分の部屋(というかスペース)へ。



なんだかいろいろありましたが、やっぱり宿泊施設に来ると安心するもので、腹が減ってきました。22時過ぎてるけど、食べちゃうか。カウンターに行って野菜炒め定食(600円)を注文。結構うまいな、これ。


朝は駅の蕎麦、昼はコンビニ、夜はカプセルホテルの定食と、まったく岩手を感じてないね、俺の舌は。でも目、肌、足で存分に岩手を感じとった岩手旅行一日目。明日はいよいよ宮古市を中心とした三陸海岸の観光になります。震災の遺恨もたくさん目にすることでしょう。そして本州最東端である魹ヶ崎が個人的には気になります。気になるといえば天気。。夜には大荒れという予報が出ています。せめて三陸海岸観光が終わる午前中まで持ってくれれば・・・いろいろな思い(何だかんだでいくら請求来るんだろうってのがでかい^^;)が交錯する中、一日目は過ぎていきました。


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