退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

期待は低めにして

2008-06-17 01:43:06 | Weblog
晴れ。水不足になるのか。

昼間に偶然再放送を観た
「ラスト・フレンズ」というドラマの結末が気になる。

「性同一性障害」に悩みつつ「親友」を愛する主人公に上野樹里、
恋人のDVに苦しむ親友に長澤まさみ。

幼い頃姉から性的虐待を受けた過去を持ち主人公を好きになる暎太。
だらしない先輩、山崎樹範と深い仲になる水川あさみ。

そして長澤まさみをDVで苦しめる恋人に錦戸亮。

上野樹里と水川あさみが住んでいた「シェア・ハウス」はやがて4人になり
DVに苦しむ長澤まさみを迎え入れるのだけれど。

ストーカーでもある錦戸亮はしつこく長澤まさみを追いかけ
敏感にも上野樹里が自分の恋人を好きなことに気付く。

狭い家の中でややこしい話を簡単に聞かれすぎるというきらいはあるものの
キャストの魅力で見せる作品。

シナリオはやや引っ張りすぎで
「オチ」のハードルを高くしすぎているので「期待はずれ」を呼び寄せやすい。

もうすぐ最終回なので
とりあえず確認のために見るつもり。
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言い訳

2008-06-16 04:35:46 | Weblog
くもり。

さまよう一日ふたたび。
魂がふわついている。

普段なら普通に判断できることが出来ない。
間欠泉のようにときどきそうなる。

初めはだいじょうぶだと思っているのだが
気がつくとドロドロの沼にはまっている。

たぶんはまりたいのだろう。
おそらく何かを再現しているのは確かだとして。

怖ろしいのはこの「呪縛」。
「生活」を繰り返していないとこうなるのだろう。

それで迷惑をかけた人々には申し訳ない。
「愛嬌」でごまかせれば幸いだけれど。
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生きるために必要な最低限ってなに

2008-06-15 03:05:22 | Weblog
晴れ。のはず。

久方ぶりに朝から晩まで仕事。
室内なので外の様子がよくわからない。

35年ローンを背負っている上司は
過労死しそうな勢いで働いている。

それに見合わない給料で
ただ自分の家を手に入れたいという理由だけのために。

妻と子どもと「普通に暮らす」ために要求されることが
あまりに大きすぎるのだ。

そして不遇な若者たちは
そこにさえ「幸せ」を見るのかもしれない。

貧乏でもそれなりに楽しく暮らせるものだと
声を大にして言いたい。

ただしそのための「資源」は
結局「周囲の人間」だったりする。
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表裏一体

2008-06-13 01:34:31 | Weblog
晴れ。梅雨はまだなのか。

坂口安吾「私の探偵小説」を再読。

探偵小説は知的ゲームであるという説は明快。
トリックのために「人間性」を歪める愚を説くのも同様。

小説論もあるのだけれど
可能性の海をさまようしかないという苦渋が実にまとも。

決められた技術の練達を競うだけのものより
それ以外の世界を見つつ新たに人間を描くことを目指すこと。

ただしその明快の裏には
どうしようもない苦悩もあるというバランスを忘れるべからず。
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梅雨時の誘い

2008-06-12 01:43:49 | Weblog
くもり。昼はそうでもなく夜に蒸す。

金井美恵子「目白雑録(ひびのあれこれ)」を再々読。

今年初夏に出るというパート3が待ち遠しい。
とにかく読んでるだけで気持ちよく楽しく脳に刺激のある文章。

もちろん内容が面白いのだけれど
「悪口の芸」が只事でないのと文章の見事さが別格。

未体験だったら是非読んでみるべし。
詳細はその後お話しましょう。

きっと虜になるはずという陳腐が
いっそ爽快に感じられるほど正しいことを知るのはあなたのはず。
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関西風

2008-06-11 04:55:45 | Weblog
晴れ。夜に蒸し暑くなる。

久方ぶりに谷沢永一・向井敏「読書巷談 縦横無尽」を読む。

あらゆるものを端的にまとめようとする谷沢に
一見うなずきつつも横に流す向井の呼吸。

かつて「えんぴつ」同人だった仲間からは
開高健という作家が生まれて。

互いを尊重しつつそれぞれの個性を大事にするということ。
あとは「漫才」のようなコミュニケーションの地平。

すべてが「予定調和」であることの楽しさ。
「書斎のポトフ」という鼎談をまとめたものも別にあり。

若き日の切磋琢磨のなせるわざもあるけれど
「人は基本的に変わらない」という「事実」を再確認する。

いい意味での「サロン」。
認めるものがある相手と話すことは豊穣の土台になるはず。
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音楽に夢見ていた頃

2008-06-10 03:04:27 | Weblog
くもりときどき雨。傘なしで濡れずにすむ。

youtubeで荒井由実を聴く。
小学生の頃FMでライヴを録音して以来好きになる。

デビューアルバムは「ひこうき雲」。

「ひこうき雲」「曇り空」「恋のスーパー・パラシューター」「空と海の輝きに向けて」
「きっと言える」「ベルベット・イースター」「紙ヒコーキ」「雨の街を」「返事はいらない」
「そのまま」だけはなぜかあまり記憶なし。

セカンドアルバム「ミスリム」。

「生まれた街で」「瞳を閉じて」「やさしさに包まれたなら」「海を見ていた午後」
「12月の雨」「あなただけのもの」「魔法の鏡」「たぶんあなたはむかえにこない」
「私のフランソワーズ」「旅立つ秋」

3rdアルバム「コバルト・アワー」。

「コバルト・アワー」「卒業写真」「花紀行」「何もきかないで」「ルージュの伝言」
「航海日誌」「チャイニーズ・スープ」「少しだけ片想い」「雨のステイション」「アフリカへ行きたい」

4thアルバム「ユーミン・ブランド」。

「あの日にかえりたい」「翳りゆく部屋」の2曲が新曲。

5thアルバム「14番目の月」。

「さざ波」「14番目の月」「さみしさのゆくえ」「朝陽の中で微笑んで」「中央フリーウェイ」
「何もなかったように」「天気雨」「避暑地の出来事」「グッドラック・アンド・グッバイ」「晩夏(ひとりの季節)」

ライヴは松任谷正隆との結婚が決まった頃のもので
以上のアルバムの中から選曲されていた。

この後「OLIVE」というアルバムを買ったけれど
「ユーミン=荒井由実」という印象は変わらない。

もちろんその後にも耳に残る曲は少なくない。
それでもここに書き並べた曲が、個人的な思い出とともに印象深い。
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魂を売り渡すということ

2008-06-09 01:19:07 | Weblog
晴れ。半袖で十分な暑さ。

昼から家族の誕生祝いでビールを少々。
久方ぶりにうなぎを食べるものの行列の長さにうんざり。

以前似たような状況で貧血になり回りが白く見えたことがあるのだが
今回は息を切らせつつなんとかセーフで帰宅。

ジョージ・アボット スタンリー・ドーネン「くたばれ!ヤンキース」を観る。

野球好きの初老の男が悪魔に魂を売って若返り
贔屓のチームに入って大活躍するのだが、という話。

悪魔役のレイ・ウォルストンがいかにも。
若返った主人公タブ・ハンターは善良で誠実な青年。

悪魔に主人公を誘惑するように言われる魔女にグウェン・ヴァードン。
彼女のキャラクターと踊り、ボブ・フォッシーの振付を楽しもう。

若返る前の主人公ロバート・シェイファー、
妻のシャノン・ボリンの仲のよさもなかなか。

妻には「信じてくれ」と置手紙をして
自分の夢を叶えようとする初老の男の気持ちがポイント。

グウェン・ヴァードンはベッドの上で跳んだり跳ねたりするけれど
ふと垣間見える鍛えられた足の筋肉を見落とさないように。
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哀しくあやしい郊外

2008-06-08 01:52:24 | Weblog
晴れ。ややくもり気味。

コンビニ前の灰皿スタンドで煙草を吸ってたら
若者と言うには年、おじさんというには若い男が横にいた。

何かおかしな雰囲気を感じつつ無視していたのだけれど
彼はスースー言いながら煙草を吸い終わるとこっちを向いた。

「景品でもらったんですけどいりませんか」

差し出されたのはカートン買いでついてきた青いライター。

「いいえ、いりません」

そう答えると彼は素直に立ち去った。
郊外の駅前は哀しくあやしい。
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まるで青空

2008-06-07 01:26:36 | Weblog
久方ぶりの晴れ。梅雨の晴れ間か。

斉藤武市「東京の暴れん坊」を観る。

小林旭演じる若者はフランス帰りで大学でレスリングを教えながら
両親がやっている洋食屋を手伝っている。

「親不孝声」で旭が歌う「東京の暴れん坊」「ノーチヨサン節」もよく
映画のテンポも軽快で洒落ていて楽しい。

全体に早口で威勢のいい台詞回しが快適。
浅丘ルリ子の清潔さと中原早苗の婀娜っぽさの対照もなかなか。

大物政治家がぶつけた車のせいで店は新しくなるのだけれど
「オードブル上がったよ」という森川信に爆笑。

ヤクザから足を洗って旭に弟子入りする近藤宏がいい。
藤村有弘・小沢昭一・十朱久雄が週2日ずつ中原早苗をかこっていたりする。

1960年(昭和35年)の79分の作品。
ようやく顔を見せた青空のように爽快。
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