退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「いよいよな趣きの古典小説と江戸風が小気味いい映画」について

2022-03-26 02:13:32 | Weblog
晴れ。おだやか。

サッカレー「虚栄の市(三)」を途中まで読む。

夫ジョージを戦争で失ったアミーリアは息子を生きがいに。
ドビンはまだ彼女の事が忘れられずあれこれと。

老嬢ミス・クロウリーは彼岸へ。
ビット・クロウリーは遺産を受け継いで。

ベッキーは相変わらず社交界をうまく泳ぎ。
スタイン侯爵を始めとする男たちを魅了するのだが。

明日読了予定。
おそらくは「波乱」が待ち受けているはずのなので楽しみ。

斎藤武市「でかんしょ風来坊」(’61)を観る。

近藤宏の千吉が何とも気持ちよく。
喧嘩になりがちなアキラと浅丘ルリ子を取り持つ。

宮城千賀子は久方ぶりで低い声の魅力。
中原早苗は「狂言回し」でズベ公だが時に純情。

北林谷栄と殿山泰司の「過去」が無声映画風に描かれるのがなかなか。
藤村有弘と金子信雄の使われ方がいささかもったいないかも。

森川信にももっと活躍してもらいたかったところ。
とはいえ物語の展開はテンポよく実に快調。

「江戸弁」も小気味いい感じ。
「立て板に水」という言葉を思い出した次第。

ミュージカル風喜劇の快作を是非。
アキラのアクションの何気ない凄さも忘れずに。
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