晴れ。日差しはまだまだ強い。
溝口敦「暴力団」を読む。
「暴力団」という組織がどういうものであるかについての説明があれこれ。
出来るだけいろんな側面を描こうとしている意図がうかがわれる内容。
最近はバブルの頃とちがってヤクザも「不景気」らしい。
新たなメンバーを集めるのにも魅力薄でやがてはなくなるものだと著者は言う。
「暴対法」のせいでむしろ組に属さない「半グレ」の方がしのぎやすいとも。
一方「撲滅」を謳いながら「暴力団」を「非合法」にしない警察の「奇妙さ」があったり。
香港マフィアがある程度金をつかむと「カタギ」になり
「集団」としてより「個人」として動くものだということは初めて知った。
なるほどその方が「理にかなって」はいる。
「足抜け」しようとするとひどい目に遭うわが国のそれとはかなり違うよう。
もっともどちらかが「優れている」わけでもなく
それぞれの国にそうした人々を生み出さざるをえない「現実」があるということだろう。
それにしてもヤクザに刺されたことがありながら
決して屈することなく彼らについて書き続ける著者はスゴイ。
そこまでの「意志」をもって何事かに取り組めるかというと
なかなか出来ることではないもの。
イタリアやロシアでも同じような検事やジャーナリストたちがいて
彼らが殺された事実もある。
「世界の新たな一面」を知る上で
ちょいと触れておいてもいいような気がするのだが如何。
溝口敦「暴力団」を読む。
「暴力団」という組織がどういうものであるかについての説明があれこれ。
出来るだけいろんな側面を描こうとしている意図がうかがわれる内容。
最近はバブルの頃とちがってヤクザも「不景気」らしい。
新たなメンバーを集めるのにも魅力薄でやがてはなくなるものだと著者は言う。
「暴対法」のせいでむしろ組に属さない「半グレ」の方がしのぎやすいとも。
一方「撲滅」を謳いながら「暴力団」を「非合法」にしない警察の「奇妙さ」があったり。
香港マフィアがある程度金をつかむと「カタギ」になり
「集団」としてより「個人」として動くものだということは初めて知った。
なるほどその方が「理にかなって」はいる。
「足抜け」しようとするとひどい目に遭うわが国のそれとはかなり違うよう。
もっともどちらかが「優れている」わけでもなく
それぞれの国にそうした人々を生み出さざるをえない「現実」があるということだろう。
それにしてもヤクザに刺されたことがありながら
決して屈することなく彼らについて書き続ける著者はスゴイ。
そこまでの「意志」をもって何事かに取り組めるかというと
なかなか出来ることではないもの。
イタリアやロシアでも同じような検事やジャーナリストたちがいて
彼らが殺された事実もある。
「世界の新たな一面」を知る上で
ちょいと触れておいてもいいような気がするのだが如何。
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