退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「逆から見ること」について」

2012-02-19 04:13:41 | Weblog
晴れ。夜に冷える。

小田亮「利他学」を途中まで読む。

著者はどうやら「ネット評判社会」の山岸俊男とつながりがあるようで
以前読んだ実験の話などが出てくる。

ただ実験につぐ実験という印象で
その結果に対する肝心な「解釈」があまりきちんとしていない模様。

実験の「マイナス要素」について敢えて触れてはいるものの
もう少しまとまった結論らしきものがある方が好ましい。

もっとも「中間報告」だと思えばそれも可で
なるほどこうして「考えていくスタイル」というのもあるのかと思う。

深夜にTVで「アンドリュー」(’99)をながら再見。
原作はアイザック・アシモフで原題を訳せば「二世紀を生きた男」。

人間に仕えるだけのロボットが主人の教えによって「進化」し
やがては「人間」として認められ愛し死ぬことを望む物語。

ロボットが何かの拍子に「人間であること」に目覚めることで
いわゆる「人間らしさ」が逆に「浮き彫り」になるところがポイント。

ここではそれが「笑い」を中心に描かれていて
主役にロビン・ウィリアムズを持ってきたのも「当然」。

ある種の「好ましい夫婦のかたち」もあり
そこに「じゃじゃ馬」が「立派な看護師」になっているという「オチ」も絡んで。

「逆の視点から見る」と今までとは違ったものが見えるかもということを覚えておこう。
コメント
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