退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

時は流れても

2009-02-14 02:12:39 | Weblog
くもりのち雨。行き帰りにちょいと濡れる。

岩田義一「偉大な数学者たち」を読む。

ギリシャ哲学の田中美知太郎に師事した著者の日本語は
現代の感覚からすると少し違う感じなのが面白い。

二度も論文をなくされ三度目には理解されないという憂き目にあった
アーベルに関する記述が長いのが特徴。

ガウスのやたら余裕ある態度はふてぶてしく
ここでも「真理」は人間関係に左右されたりする。

群論で有名なガロアの有り余るエネルギーは
フランス革命にも注がれたらしい。

「冬来たりなば春遠からじ」とはいうものの
それぞれに辛い季節は文字通り辛いものなのだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする