くもり。鉛色の空。
増村保造「黒の超特急」を観る。
中江(加東大介)に地元の土地買収を持ちかけられた桔梗(田宮二郎)は
手数料で少し儲けるものの株でスッカラカンに。
やがて中江が億単位で儲けたことを知った彼は調査を始め
それをネタに彼を強請って金を奪おうとするのだが、というお話。
加東大介と田宮二郎の丁々発止のやりとりを期待していたのだけれど
かなり強引な結末にやや失望する。
金井美恵子「昔のミセス」を読む。
60年代から70年代の頃の雑誌「ミセス」を元にしたエッセイが前半。
後半は最近のエッセイなどをまとめたもの。
「目白雑感(ひびのあれこれ)」のシリーズとは違って
過去を懐かしむ穏やかな印象。
愛猫トラーが死んでしまったせいもなくはないとは思うものの
威勢がよくて思わず吹き出してしまいそうになる著者の悪口をもっと読みたい。
もちろんそれは読者の勝手な願いなので
著者にとっては知ったこっちゃないのだとは思うけれど。
金井久美子の装丁はいつもすっきりしていて
おだやかだが有無を言わせぬ魅力で目を引きつける。
そうそう、著者の原稿の写真も載っているのだが
本人の言うとおりヘタで、どこか「男の子」を思わせるのが面白い。
増村保造「黒の超特急」を観る。
中江(加東大介)に地元の土地買収を持ちかけられた桔梗(田宮二郎)は
手数料で少し儲けるものの株でスッカラカンに。
やがて中江が億単位で儲けたことを知った彼は調査を始め
それをネタに彼を強請って金を奪おうとするのだが、というお話。
加東大介と田宮二郎の丁々発止のやりとりを期待していたのだけれど
かなり強引な結末にやや失望する。
金井美恵子「昔のミセス」を読む。
60年代から70年代の頃の雑誌「ミセス」を元にしたエッセイが前半。
後半は最近のエッセイなどをまとめたもの。
「目白雑感(ひびのあれこれ)」のシリーズとは違って
過去を懐かしむ穏やかな印象。
愛猫トラーが死んでしまったせいもなくはないとは思うものの
威勢がよくて思わず吹き出してしまいそうになる著者の悪口をもっと読みたい。
もちろんそれは読者の勝手な願いなので
著者にとっては知ったこっちゃないのだとは思うけれど。
金井久美子の装丁はいつもすっきりしていて
おだやかだが有無を言わせぬ魅力で目を引きつける。
そうそう、著者の原稿の写真も載っているのだが
本人の言うとおりヘタで、どこか「男の子」を思わせるのが面白い。