端正で渋い、大好きなさん喬さんと、1月の落語会ですっかりファンになった権太楼さんの2人会がまたあるというので、さっそくIMAホールへ。今回は白鳥ファンの友人と一緒です。彼女も権太楼さんの爆発的に面白いマクラでまんまと権太楼さんのペースにはまりました。そして権太楼さんの本寸法の「らくだ」を一時間近くたっぷりと聴かせていただきました。うまいなあ・・・緩急自在というか、らくだの兄貴分にアゴで使われていたクズ屋が無理やりお酒を飲まされ、次第に酒乱ぽくなって立場が逆転していくさまが鮮やかでした。
続くさん喬さんは「幾代餅」。貧しいつき米屋の職人が幾代花魁にひとめぼれして、純な心で結ばれる素敵な噺を、さん喬さんがしっとりと聴かせてくれました。
若くて勢いのある落語家さんもいいけど、こういう熟練の方々の深い表現の力には、もう脱帽するよりほかありません。と~っても得した気分で帰宅しました。
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