pippiのおもちゃ箱

舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

ジャンヌ・ダルク@東京建物Brilliaホール1階N列下手

2023-12-16 20:45:37 | 観劇/コンサート

演出:白井晃

脚本:中島かずき

音楽:三宅純

出演:清原果耶/小関裕太/福士誠治 島村龍乃介 深水元基/山崎紘菜 坪倉由幸(我が家) 野坂弘 ワタナベケイスケ 粟野史浩/りょう 神保悟志 岡田浩暉/榎木孝明 ほか

あらすじ

物語は、1431年、フランス国王・シャルル7世のもとに、ジャンヌ・ダルクの最期を見届けた兵士が報告に訪れる場面からスタート。イングランド軍との戦争で窮地に陥ったフランス軍の前に突如現れ、勝利をもたらしたジャンヌ・ダルクは、やがて捕えられ、異端者として火刑に処されたのだった。

遡ること3年。ジャンヌは故郷ドムレミ村でイングランド兵の襲撃に遭うが、“神の声”に導かれるように敵に立ち向かい、難を逃れる。傭兵レイモンとケヴィンの助けも得た彼女は、これを機に「フランスを救え、フランス国王を救え」と繰り返し語りかける神の声に従い、王太子・シャルルとの謁見を求めて行動することに。

そして1429年、遂にシャルルとの謁見を果たすことになったジャンヌ。自ら甲冑を身に着け戦に身を投じると、イギリス軍の砦となっていたオルレアンを奪還。彼女の存在と活躍は自信を持てずにいたシャルルを勇気づけ、正式な戴冠式を行う後押しともなった。そしてランス大聖堂にてシャルルの戴冠式を実施。そこにジャンヌも列席したが、振り返ればこの時が、彼女の生涯の頂点でもあった。

“神の声”がジャンヌにもたらしたものは何か?命を繋ぐ機会を与えられながらも、死を受け入れる道を選んだのはなぜか?ジャンヌ・ダルクの知られざる“生”の物語とは? 


「ひばり」で松たか子さんのジャンヌ・ダルクを観てからはや16年。堀北真希さん、有村架純さんなども演じた、若き実力派女優の登竜門なんでしょうか。今回のジャンヌ・清原果耶さん、「透明なゆりかご」などで印象的な演技をされてた方ですね。今回が初舞台とのことでしたが、まっすぐなよく通るお声で、堂々たるジャンヌでした。シャルル7世は小関裕太さん。微妙な立場の王太子を繊細に演じてました。特筆すべきは福士誠治さんのイギリス軍のタルボット。彼が登場した途端に空気がさっと変わりました。素晴らしい存在感。そしてジャンヌを守るフランスの傭兵坪倉さんがとてもいい味を出していました。お笑い「我が家」の方ですが、これからもいろんな舞台で拝見したいと思いました、。

様々な大人たちの思惑に翻弄されながらも神を信じ、命をも厭わなかった乙女ジャンヌ。神の声と彼女が信じたものの正体は。。

白井晃さんの演出、すごかったです。Brilliaの舞台に80人からの兵士たちが入り乱れ、通路もばんばん使ってすごい迫力でした。今回通路近くだったので、「くそ!」「このくそ!」とか叫びながら走り抜けるその震動。臨場感半端なかったです。

あの細い小さな体で大きな旗を振り、フランス軍を鼓舞するジャンヌの姿が目に焼き付いています。また清原果耶さんの舞台観たいなあ。

コメント
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