■脚本:マーシャル・ブリックマン&リック・エリス
■音楽:ボブ・ゴーディオ
■詞:ボブ・クルー
■演出:藤田俊太郎
■出演:
フランキー・ヴァリ:中川晃教
トミー・デヴィート:
ボブ・ゴーディオ:海宝直人
ニック・マッシ:福井晶一
ほか
この日を待ってました!ついに!
2016年には夫と一緒にチームREDで観ましたが、チームWHITEも素晴らしかったよ~と評判だったので、今回はこちらのチケットをチョイス。おけぴ観劇会だったので、わかりやすいチラシも配られていました。
正面の壁には両チームが。
いや、もう、本当に素晴らしかったです!中川くんのハイトーンの極上の歌声はもちろんのこと、ハーモニーがもう筆舌に尽くしがたい完成度。そして、海宝くんのボブ・ゴーディオは、イーストウッド監督の映画で観たボブと同じ星から来ているに違いないという確信を持ちました。チンピラモードのトミーやニックとは一線を画した品とプライド、あふれる才能に裏打ちされた ぶれない信念とちょっとした冷たさも。
中河内さんのニックは、おそろしいほどチンピラ風味。破滅的で考えなしに行動し、しかも自分のことばかり。その行動がグループを転落させてゆくのですが、彼を許し、負債を背負い、家庭までも壊してしまうフランキー・ヴァリが切なくて涙涙・・・アッキーはダンスも演技もどんどん上手くなっていますね。フランキー・ヴァリなんだけど、もうアッキーの歌にしか聞こえないくらいすごいです。やはり天から授かった才能半端ないと今回も確信。
これは、ミュージカルと言っても、フォーシーズンズのライブ・ショーを織り交ぜたストレートプレイですね。芝居部分も構成がすばらしくて、まるで心地よいひとつの音楽にのせて彼らの物語が語られるように、なめらかに流れていきます。T.S.エリオットやシェイクスピアの引用も。そしてキャストも客席も、みんなの気持ちが頂点に達したときに歌われる「君の瞳に恋してるCAN'T TAKE MY EYES OFF YOU」もう、胸がいっぱいになります演出の力を感じました。
その演出家、藤田俊太郎氏も客席に。素敵~幕間に、いろんな人から声をかけられていましたが、一般のお客さんにもにこやかにきちんと対応されていて、好感度MAXです!