pippiのおもちゃ箱

舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

髑髏城の7人 花@IHIステージアラウンド東京17列下手

2017-06-02 21:07:23 | 観劇/コンサート

作 中島かずき
演出 いのうえひでのり
美術 横尾幸男

キャスト
小栗旬(捨之介)
山本耕史(蘭兵衛)
成河(天魔王)
りょう(極楽太夫)
青木崇高(兵庫)
清野菜名(沙霧)
近藤芳正(狸穴二郎衛門)
古田新太(贋鉄斎)

河野まさと(三五)
逆木圭一郎(安底羅の猿翁)
村木よし子(およし)
磯野慎吾(磯平)
吉田メタル(水神坊)
保坂エマ(摩虎羅の姫跳)

<あらすじ>
時は天正十八年(1590)。織田信長が死に、豊臣秀吉が天下を治めていたこの頃、都から遠く離れた関東の村々は<天魔王(成河)>率いる関東髑髏党に荒らされていた。

この日も、とある村が髑髏党の鉄機兵たちに襲われていたところに傷だらけの<沙霧(清野菜名)>が飛び込んでくる。彼女は、天魔王らの居城・髑髏城の抜け道が記された絵図面を持っていたために追われていたのだ。と、そこに派手な身なりの傾奇者たち・関八州荒武者隊の面々が登場する。先頭に立つのは、頭目の<兵庫(青木崇高)>だ。しかし仲間の<三五(河野まさと)>の裏切りにより、みるみるうちに窮地に陥る荒武者隊。そこへフラリと現れた着流し姿の男が、手にした大きな鉄煙管で鉄機兵を叩きのめす。男は自らを<捨之介(小栗旬)>と名乗り、沙霧に傷の手当てをさせるため、兵庫と共に関東一の色里“無界の里”へと向かう。
色里“無界”は宿場も兼ねているため人の出入りも賑やかで、その中には何か事情を隠していそうな怪しげな牢人<狸穴二郎衛門(近藤芳正)>らの姿もある。この色里一と評判の<極楽太夫(りょう)>は、「沙霧をかくまってほしい」という兵庫らの頼みを快く引き受けてくれた。
その夜。店の裏で再び沙霧は髑髏党に襲われそうになるが、捨之介と“無界の里”の主<蘭兵衛(山本耕史)>がそれを阻む。そこに突然現れる、天魔王。実は捨之介と蘭兵衛と天魔王の三人は、ある時期、共に時間を過ごした間柄だったのだ。南蛮製の鎧と仮面を装着した天魔王には、捨之介の刀も蘭兵衛の短筒も歯が立たない。しかしこの場は、狸穴二郎衛門が間に割って入ったことで難を逃れられた。
天魔王、そして髑髏党との戦いを覚悟した捨之介は山奥にこもる刀鍛冶<贋鉄斎(古田新太)>を訪ねて、無敵の鎧を叩き斬る刀、必殺の“斬鎧剣”を打ってほしいと頼み込む。
しかしその頃、蘭兵衛は単身で髑髏城へ行こうとしていた。それに気づき、こっそりと後を追う沙霧。
捨之介、蘭兵衛、天魔王が抱える深い縁(えにし)とは……。天魔王の謀略を、捨之介たちは阻止することができるのか……。(公式HP)


舞台じゃなくて客席が回るんだって!・・・という情報に驚いたのは、昨年度のことでした。どどど・・どういうことしかも、小栗旬に、山本耕史に、成河ってことで、速攻チケットとりました。ご一緒した劇友・うさぎ氏は既に複数回観劇しているので、捨之介登場のタイミングから回転具合や客席の空調(寒い!)なども熟知。ほんと心強いです!

実はアカドクロアオドクロはゲキシネで、ワカドクロは今はなき青山劇場で観てるのですが、ストーリーをちゃんと認識していなくて、今日の舞台であらためて信長がらみの話だったんだと思い出したというていたらくだったのでした。

いや、それにしても成河くんの天魔王すごい!ルキーニに感じた狂気の100倍くらい怖かったです。一切の人間的感情を感じさせない圧倒的な悪の権化って感じです

小栗くんの捨之介はワカドクロに続いて2度目でしたが、いや、成長されました!長刀をダイナミックに振り回し、大きな動きの殺陣の美しいこと山本耕史さんの蘭兵衛との立ち回りは、もううっとりするほど。真っ白な彼岸花の中に佇む蘭兵衛も、美しかった~兵庫、青木崇高さんのチームはゲームから飛び出してきたようなキャラ揃い。青木さんも豪快!いい味出してます。

お話の鍵を握る清野菜名ちゃんの沙霧も、意外に身軽でとび蹴りもお上手。清楚な外見ながらとってもエネルギッシュでしたりょうさんの花魁姿も美しい

何といってもこの舞台の一番の興味は360℃の客席回転と溢れんばかりにダイナミックな映像使い。場面転換もぐわ~っと映像が迫ってきて、まるでアトラクションの中にいるようでした。今度はどこへ連れってってくれるの~ってもうわくわくする感じ。そして、何せ舞台が360℃ですから、走り去る髑髏党のみなさんなども迫力満点。本水もじゃぶじゃぶするほど豪快です。

酔い止め必要かな~と心配しましたがそこまでではなく、とても楽しめました。最後は360℃の舞台をすべて見せてくれます。これが圧巻!なるほど~こうなってたのか!ということは、思った以上に回転してたのね、客席

「花」はもうすぐ終わってしまいますが、これを見る時期がもう少し早かったら、間違いなく豊洲通いしてたと思います。危ない危ない!次は「鳥」。。。危ない危ない。まんまとアリ地獄のような罠にはまってしまいそう。

しかし。本当に市場前ってなんにもないのね。。。

コメント (2)
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