地球散歩

地球は広いようで狭い。言葉は違うようで似ている。人生は長いようで短い。一度しかない人生面白おかしく歩いてしまおう。

たまご

2011-06-16 12:36:02 | 日本語

 卵は玉子とも書く。
 たんに丸いからかと思いきや、魂の入っているものという解釈もあるそうだ。
 なるほど、確かに魂は入っているが、そう考えると食べにくくなる。
 だからかどうかは解らないが、日本人が卵を食べるようになるのは、南蛮文化が入ってくるまではあまりなかったらしい。

 私が子どもの頃、大人が「お見舞いと言えば木の箱におがくずがはいった卵を持って行った」と言っていたのを聞いて、さぞかし美味しい玉子に違いないと想像を膨らませたものだ。

 最近の卵では何故か気が進まないが、子どもの頃は、卵のお尻に穴をあけて、醤油をたらして生卵を飲んだ。
 殻は千代紙を貼ってお雛様を作った。

 「玉子」が安価なご馳走だった頃は生卵。
 「卵」になった現在は、煮卵が好きである。
 最近「玉子」はみかけない。卵文化は昭和から平成にかけてかなり変わったと思う。

 温泉玉子は、観光名物だったのに、今やコンビニ弁当にまで出現している。

 オムライスのトロトロもいつの間にか市民権を得ていて、びっくりである。

 卵については、飽きずに語れそうである。[a]

 

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