番組名:ラジオ関西『三上公也の情報アサイチ』
日 時:2月15日(木)朝9:30頃~
内 容:企画のねらい、舞台の見どころ、お稽古の様子など
番組名:ラジオ関西『三上公也の情報アサイチ』
日 時:2月15日(木)朝9:30頃~
内 容:企画のねらい、舞台の見どころ、お稽古の様子など
2月に入り、いよいよ今年度の合同卒業公演まで1ヶ月を切りました。現役の学校生は公演に向けて作業や稽古に追われる毎日。仕事や学校との両立は大変そうですが、ゴールに向かって頑張っています。
みんな目指す場所は違いますが、それぞれ自分の目標に向かって努力し、春には新しいステージへと旅立ってゆきます。
昨年12月15日に行われた「ピッコロ舞台技術学校オープンキャンパス」でも、参加者の方たちから一番多かった質問が卒業後のこと。俳優と違い、裏方である舞台技術者は紹介される機会が少ないため、先輩たちはどういう道へ進んだのか興味を持たれる方が多かったようです。
そこで、「OBのいま」をご紹介してゆきます。
第1回は舞台技術学校12期・13期卒業生で「舞台美術家の渡辺 舞さん」です。
『スタッフ賞を初受賞!!』
昨年の大阪演劇フェスティバル(劇フェス2016)において、渡辺 舞さんは栄えある「スタッフ賞」を受賞されました。該当者無しという年もあるハードルが高い賞を単独受賞!評価の高さが分かります。初受賞だったこともあり喜びもひとしお。今後ますますの活躍が期待されています。
『観劇好き』
そんな渡辺さんは生まれも育ちもずっと京都という生粋の京都人(現在も地元を拠点に活動されています)。幼い頃から、お母様がミュージカルや演劇が好きで観劇する機会が多かったこともあり、小学4年生の頃には宝塚にハマり、楽屋口で出待ちするほどの入れ込みよう。将来の夢は“宝塚歌劇の大スター”ではなく宝塚関係の雑誌の編集者になりたいと、早くも裏方発想の片鱗が見えてはいましたが、その一方で絵を描くのが好きでマンガ家になりたいとも思ってもいたり… 他の子どもたち同様いろんな職業に憧れる普通の女の子でした。
小中高と観るのは好きでも自ら行動を起こすことなく…、演劇部にも美術部にも漫研にも入ることなく…もちろん養成所や塾に通うこともなく… 高校卒業後、進学先に選んだのは「文学部哲学科」 ご本人曰く「ちょっとイタい哲女でした…」とのことでしたが、哲学に興味があったというよりは、早く受験から楽になりたかったというのが本音だったようです。
『大学時代~就職浪人時代』
大学入学後も、お小遣いの殆どを観劇につぎ込んでいました。3回生になり、まわりが就職活動に力を入れ始めても、父親から「就職なんてせずに家に居ればいい」と言われていたため、相変わらずの劇場通いを繰り返していましたが、4回生になったある日、「就職はどうするんだ?」と聞かれるのです。「家に居ればいい」と言っていた張本人から放たれた予想外のセリフ。慌てて就職活動を始めますが、完全な準備不足。あえなく就職浪人となってしまいます。
実はバイト経験すらほとんど無かった渡辺さんは学生という身分もなくなり、宙に浮いた状態に…何とか商業施設のサービスカウンター受付の職を得ますが、当然満たされることのない日々を送っていました。
『舞台美術家なんて職業 知りません?』
好きな演劇に関わる仕事が出来たらと思いつつも、それに向けどう努力したらいいかわからなかった渡辺さんですが、大学4回生の時に偶然関わった「市民オペラ」には、卒業後も、絵が描けたこともあり広報用のイラストなどを受け持っていました。ある時、演出家から舞台美術のデザインを依頼され、よくわからないまま描くことになったのが「舞台美術」との出会いとなりました。
自分の描いたイラストが、プロの手で図面になり、それが立体化していくのを見て、「舞台美術家」という仕事の存在を知り、その面白さにどんどん引き込まれていきました。
『偶然の出会いが、わたしをプロにした』
そんなとき「ピッコロ舞台技術学校」の存在を知り、アルバイトをしながら2年間通って舞台美術の基礎を身につけました。当時、美術コースの主任講師をされていた板坂晋治先生にその腕を見込まれ、助手としてエレベーションの清書や現場の助手等を務めているうちに関係者に顔が売れ、少しづつ仕事の依頼が舞い込むようになっていったのです。
『そしてこれから、そしてみなさんへ』
その後、関西を中心に様々な舞台のデザインや製作に関わり、現在はフリーの舞台美術家として多忙な日々を送られています。スケールの大きな商業演劇のデザインをやりたいという夢はありますが、東京進出は考えておらず、関西で頑張っていこうと決めています。
平成24年度からはピッコロ舞台技術学校の講師も務め、人材の育成にも尽力していて、かわいい後輩も増えてきたようです。
そんな渡辺さんから、この世界を目指すみなさんへのメッセージは「とにかく色々なものを見ること」「体験できることは何でも体験しておくこと」「どんな時も常に観察することを怠らないこと」など、いつでも自分回りや世の中で起こる様々なことに目を向けて欲しいということ。
「興味を持つこと、未知のものを知ることから生まれてくる新しい発想こそが、この仕事の原点です。全く初めてでも、興味があるだけなんですという理由でもいいんです。一緒に未知なる新しいものを創り出してみませんか!」
渡辺さん(先生)は、ともに面白いものを作ってくれる人たちを待っています。
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下記の番組内でピッコロ劇団公演「マルーンの長いみち~小林一三物語~」が紹介されます。
番組名:サンテレビ「午後キュン」
日 時:2月10日(土)13:00~
内 容:「マルーンの長いみち~小林一三物語~」公演概要
番組詳細 http://sun-tv.co.jp/gogokyun
ピッコロ劇団員の森万紀と三坂賢二郎が下記のとおり出演します。
番組名:ラジオ関西「桂春蝶のバタフライエフェクト」
日 時:2月6日(火)13:00~
内 容:稽古中の「マルーンの長いみち~小林一三物語~」の見所や役どころについてお話します。
番組詳細 https://jocr.jp/be/20180123110339/
ピッコロ劇団員の杏華が下記のテレビ番組に出演します。
番組名:サンテレビ「県民情報番組 ひょうご“ワイワイ”」
日 時:2018年2月4日(日)朝8:30~ *再放送:5(月)18:00~
内 容:「ふるさと新発見」のコーナーのレポーターとして、『相生牡蠣マップ』を片手に相生市内を牡蠣グルメ巡りします。
番組詳細 http://sun-tv.co.jp/waiwai
ピッコロ寄席 「桂米團治独演会」の当日券(補助席)は
開演1時間前の13:00から、若干数販売いたします。
売り切れた場合は、ご容赦ください。
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ピッコロ寄席 「桂米團治独演会」
2018年2月4日(日)14:00開演 ピッコロシアター 大ホール
〈全席指定〉一般2500円 高校生以下2000円
お問合せ:ピッコロシアター TEL 06-6426-1940 FAX 06-6426-1943
ピッコロシアター資料室では、12月・1月に下記の図書を入荷しました。お探しの図書がみつからないときや相談などは、お気軽に職員にお尋ねください。
「シアターガイド」1月号、2月号(モーニングデスク)
「テアトロ」1月号、2月号(カモミール社)
「演劇と教育」11月号、12月号(晩成書房)
「悲劇喜劇」1月号(早川書房)
「えんぶ」2月号(えんぶ)
「薄い桃色のかたまり/少女ミウ」 岩松了:著(白水社)
「日本新劇全史 第一巻 明治~終戦」 大笹吉雄:著(白水社)
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【ピッコロシアター資料室】
舞台芸術に関する図書や台本の閲覧・貸出を行っています。
■場所:ピッコロシアター 1階
■利用時間:午前10時~午後5時30分(土・日・祝は午後4時まで)
■休館日:月曜日(休館日が祝日と重なる場合は翌日)
※劇場行事・蔵書点検などの都合で臨時休室することがあります。
◎一人2冊以内、2週間まで借りることが出来ます。
◎借りるためには利用者カードが必要です。作成時に身分証明書を提示して下さい。
◎利用者カードの有効期限は1年間です。
■お問合せ:ピッコロシアターTEL 06-6426-1940 FAX 06-6426-1943