ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

ヴィスコンティ

2018年11月06日 | 映画


借りていたブルーレイの最後の一本の「山猫」ヴィスコンティを見た。これも二度目。昔見た時は結構良かった印象があったが、今回はそれほどでもなかった。以前はヴィスコンティは好きな監督だったのだが、確か「地獄に落ちた勇者ども」も二度目に見た時はそんな感じで、徐々にヴィスコンティに対する評価は変わっていった。クローズアップの多用は品がないと誰かが言っていたが、マカロニウエスタンには特に多く、イタリアにはそんな伝統があるかもしれない。題材が華麗な貴族の割には、今一つ映像に品がない。

そう言えばこの映画に、マカロニウエスタンのスターの一人ジュリアーノジェンマが出ていた。昔見た時は全然気づかなかった。後、主演のバートランカスターのアテレコに違和感あるとか、クラウディアカルディナーレが美しいとか、映画に関係ないところにいろいろ興味がひかれるのは昔の映画を見る時のあるあるである。更にヴィスコンティで言えば、「山猫」のクラウディアカルディナーレと「ルートヴィッヒ神々の黄昏」のロミーシュナイダーは必見である。但し現在の姿は絶対見ない方が良い(ロミーシュナイダーはとうに故人)。
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