ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

ブルーレイ

2018年11月05日 | 映画


借りたブールーレイディスクを見るためにプレイヤーを買い、ついに生まれて初めてブルーレイを見た。見た映画は「いとこ同志」(クロード.シャブロル)「ヴェニスに死す」(ヴィスコンティ)と「晩春」(小津)。プレイヤーは1万円しないものだが(ソニーの)普通のDVDに比べるとやはり画質は良い。特に「晩春」はデジタルリマスター版で、多くの小津映画のイメージ、ぼやっとした白黒のイメージが一新され本当にくっきりしている。

「いとこ同志」以外は二度目だが、「ヴェニスに死す」はマーラーのための映画、「晩春」は父娘の複雑な感情を描いた映画、と言えそうだ。ひょっとすると「晩春」は三度目かも知れない。いつも思うが小津映画は他の作品とごっちゃになってよく覚えてない。こんな場面あったかの連続だ。結婚前に父娘で行く京都、大原に行って竜安寺なんてのは全く記憶にない。しかし相変わらずの魅力的なショットが多い。しかし考えようによっては、覚えてないということはその都度新鮮に見えるということだから結構いいことかも知れない。

今回の偶然。「ヴェニスに死す」のすぐ後に見た「晩春」で、銀座の場面の看板にヴェニス(店の名前か)の文字が。
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