ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

ビデオ再見

2018年11月18日 | 映画


直ぐにビデオが見られる体制が整ったので昔録画したものを見ようと思いセットする。それはブレッソンの「ラルジャン」。ところがなかなか本編が始まらない。まずはF1中継。どうやらフジで放映したものを録画したようだ(自分でやったのだが完全に忘れている)。そして古臭いコスチュームを着たタレントのCMが次から次と。あの格好からすると二十数年前のものだろう。30分ほどは余計なものが入ってるようだ。唯、リモコンがないので見ながら飛ばせない。見当をつけての早送りだ。そしてようやくたどり着いていよいよ始まるかとじっと画面を見つめると、そこに現れたのは殆ど真っ黒の世界。カラーのはずなのに真っ黒、白黒としても何が映ってるのか分からないレベルだ。当時から三倍速は画質が劣ると言われていたが、そこにテープ自体の劣化が加わりもう映画の体をなしていない。二十数年はビデオにとっては致命的だったのか。白黒のサミュエルフラーは見られたから、カラー作品の劣化ぶりの方がひどいのかもしれない。いずれにしろこれでは廃棄しかない。

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