関東も大雪ということで、大学の入試開始時間を調整というニュースもちらほら。ということは今がそういう時期だったのだ。そう言えば、自分自身の初めての入試の日(飯田橋の理科大)も霙混じりの寒い日だった。緊張と寒さでトイレも近く、休憩時間のときそのトイレから見た外の風景も未だに覚えている。更に、隣に来た同じ受験生の会話も覚えているのだ。何故そんな遠い昔のことを覚えてるかというと、英語の試験でtest tubeという単語があり、分からなかったのでカタカナでテストチューブと書いたところ、その日本語訳の試験管(よく考えればそのまんまなのだが、緊張感のせいかその時は分からなかったのだ)のことを友達通しで喋っていて、そっか試験管か!こりゃあテストチューブじゃ駄目だ、といやな気落ちになったからだ。
結果的には入試の方はギリギリセーフだったのだが、その時はこんな簡単なこと何で分からなかったのだと結構後悔した。おかげでtest tubeという単語は一生忘れないものとなった。他にも二つ受けたのだが、それぞれ今でも思い出す事柄はある。昼に食べたおにぎりの味とか、会場に向かう時に見た椿の花とか、一つの所なんか数学のある問題(交通渋滞の問題)までも覚えている。しかし、一番印象に残っているのは、兎に角test tubeなのである。