本日の最低気温はマイナス8.3度。
ゲロメッティYの顔をこのところ見てないので(決して見たいわけではない)、この前の大雪で東京辺りで足止めでも食らったのではないかと予想していたのだが、駐車していた車が雪に埋まって動かせなかった程度のことがあっただけだったようだ。残念。それより、本人にとってはショックなことがありそちらの方が大変だったらしい。何のことかと言うと、大滝詠一の死去。去年の暮れの出来事だが、それをずっと引きずっていたらしい。何の思い入れもない人間からすると、若くして死んだ事実をそのまま受け取るだけだが、Yにとっては大きなことであったようだ。それにしてもYが、何故そこまでショックを受けるのかと思うことは思う。
元々大滝詠一に思い入れがあることも知らなかった。想像するに、ある年代に夢中になっていたことがあり、そういう対象は、Yにとっては自分自身を作った部分であると言う意識が強いのだろう。イメージとしては平面を構成するある部分。それがなくなると、ぽっかり穴が出来るのだろう。それで自分自身も傷ついたということになってしまう。多重構造の平面であればそんなこともないのだが、いろんな思い入れの薄皮一枚で成り立っているYの平面は相当脆いのである。