予定通り「gu」(今日銀座店オープン)にてチノパンを受け取り、松本方面に向かって歩き出す。この通りは、所謂典型的な郊外の通りで、店はどこにもあるようなものばかりで無個性で面白みはない。
そんな中銅像が。これは誰?と思ったら一茶だった。となると何故?ということになる。
最近の「Mどなるど」はこんなモダンな造りなのか。
そう言えばこの前、ここのCEOがテレビに出ていた。外食産業の中では殆ど一人勝ち状態でもあり、有能な経営者としてのゲスト出演だった。有能であることは間違いない事実だが、「Mどなるど」によって加速度的に食文化が貧困になったという事実を考えると、何だかねえと慨嘆したくなる。売れるものが良い物という論理を前面に押し出されたとき、文化がどうのという論理は無力やねえ。
唯一あった味のある店舗はこのアウトドア用品を売ってるらしき店。しかし、ノースフェイクを着た人間にとっては、この本物を売ってる店の前は足早に通り過ぎるしかないのだ。ノースフェイクの悲哀をまさかここで味わうとは。
市内に近付くとともに味のある建物もちらほら。
路上のジャクソン.ポロック
松本市民芸術館(伊東豊雄設計)
そしてまたまた「クチーナにし村」。歩き疲れたときは(今日もほぼ6キロコース)リラックスできる店が嬉しい。たまには店内の風景を。
Mに始まって対照的なNで終わると。今日は手打ちパスタを食べたかったので、いつものランチではなく単品を頼む。「タリアテッレ 牛すね肉と豚肉のラグーソース」。強いて言えばミートソースなのだが、スパゲッティミートソースのミートソースとは似て非なるもの。ソースというよりそぼろの方が近いかもしれない。肉の味がぐっと押し出されたもので、肉のしっとり具合と味付けが絶妙で美味しい。赤ワインとの相性もばっちりだった。その後は電車で一眠り。
おわり