ピカビア通信

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建築探偵

2012年03月08日 | 芸術

 

工場跡地に建っているこの建物、建築業界では前々から注目されていたが(多分)、家から歩いて十分ほどの距離にも拘らずじっくり見たことがなかった。そこで、今回改めて間近で見てみると、こんな建物だったのか、とまるで初めて見るような感想を持ってしまった。今までは遠めに見ていて、漠然としか認識していなかった、というより全く認識していなかったのだろう。ずっと昔からあったのに、意識の中では存在してなかったのだ。

すでに廃墟の道を歩んでいるのだが、今見てもモダンで、最近の新しい建物よりも遥かに良いのだ。第一印象はコルビジェか?だった。修復は出来ないようだが、そっくり同じデザインで建て直せばいいのではとさえ思った。良い観光資源にもなるだろうに。

そしてその隣の建物が、これまた趣を異にするがなかなか良いのである。壁の剥がれ具合といい、完全に一つの作品となっている。今現在のこの状態が自分にとっての旬かもしれない、と写真に撮って残しておかなければと思った。

 

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