ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

駅 周縁

2010年12月25日 | Weblog

 

 

やうやう寒くなりにけり。今年もオオワシの「グル」(グルッと鳴いてグルと命名、らしい)が諏訪湖に飛来したらしい。これで12年連続ということだ。オオワシの恩返しというわけでもないが、毎年シベリア?からの遠路はるばるの一人旅、確認するとほっと一安心である。毎年、今年こそはその姿を目撃したいと思っているのだが、未だに実現せず。改めて今年こそは(正確には来年か)。

そう言えば、駅前にあった唯一のデパートが本格的に閉店となる。田舎のデパートらしく、あまりにパッとしないしょぼいデパートだったが、食料品売り場も当然無くなるわけだから、周辺の、特に年寄りにとっては生命線とも言えるものがなくなり、その影響は大きい。近くのスーパーは、すでに廃業もしくは郊外に移転してるので尚更だ。多分、地方ではどこでも同じような状況だろうが、今や、地方にとっては駅前というのは賑やかな中心地ではなく、寂れた街を象徴するところとなっている。中心がいつしか周縁になってしまった。

今でも、新しい駅が出来ればバラ色の世界がまっている、なんて幻想を抱き、例えばリニアの駅を誘致したがるが、潤うのは建築関係だけだ。その土地の文化の裏付けでもあればそれなりの形が望めるかも知れないが、現状では、何処にもあるような魅力のない街が出現するのは目に見えている。もっとも、リニアの駅に関しては論理的にありえないので問題はないが。

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