ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

カモシカ

2010年05月06日 | 生き物 自然


しかし、暑かった。この時期Tシャツ一枚で大丈夫な蓼科と言うのも、ちょっとやりすぎである。連休中でもあり、普段は人っ子一人いない雰囲気でひっそりしている蓼科も、一変、人で溢れている。個人的には、人がいない蓼科が良い。

お目当ての「ヒメギフチョウ」は、先週とはうって変わってたくさん飛んでいる。全部で十数匹は目撃しただろうか。が、あまりに暖かいので、全く止まる気配がない。暖かいと活動も活発になりなかなか止まらないのだ。川沿いで暫く待機したが、結局シャッターチャンスは訪れず。その代わりに淵の水たまりなどを覗くと、小魚や、カワゲラ、トビケラの幼虫や、小型のゲンゴロウなどがいて楽しませてくれる。そんな時、視界の端に何か大きなものが動く影を捉えた。何かと思えば、対岸に「カモシカ」が。その距離、十数メートル。のんびり草を食べている。時たま顔を上げこちらを見る。しかし、あまり警戒しているようでもない。どうするのかと思って観察していると、あろうことか川を渡りこちらに向かってきた。そして今度はこちら側の草をゆっくり食べだした。その距離二メートル。写真で見ると深山幽谷的なところに見えるかもしれないが、ここは蓼科のほとんど中心地とも言っていいところ。今や、こんな野生動物がいるのも日常化しているのか、と改めて思った出来事だった。
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