ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

WC チャンピオンズリーグ

2010年05月23日 | サッカー


BSでWC特集をやっていた。今回も、一番くだらないと思う質問をやはり発していた。「日本は勝てますか?」。どんな試合であろうが、100%勝てないというのはまず無いことは分かり切っている。にも関わらず、未だにこういう質問を臆面も無く発するテレビなどのマスコミ、どうしてもその後進性を感じてしまう。それを聞くなら確率で聞け。

個人的な予想は、前回のジーコの時が敗退の確率80%位だったが、今回は95%、こんなところである。つまり、同じ相手と20回やれば一回くらいは勝ち抜けられるだろう、というのが今の実力であると思う。気になるのは、指揮官(監督)である岡ちゃんの最近の態度。ベストフォーを目指すという方針を言い続けるのは、指導者としてブレないという意味では正しい事ではあると思うが、言うことが、太平洋戦争下の日本軍司令官のような大和魂で向かえば敵なしのように聞こえ、しかもその時の状況に諸々が似てるような気がするのだ。明らかに武器が不足していて(今回の場合はフィジカル含めた技術)、戦術も玉砕のみ(今回は接近、展開...)の日本軍の姿が今の代表に重なる。それにしても、世間は盛り上がっているのだろうか。

欧州チャンピオンズリーグの方は、インテルが2-0でバイエルンを破り優勝。うつらうつらしながら一部見ていたが、インテルのディフェンスの強固さばかりが目立つ試合だった。見てて面白いという試合ではなかった。だから多分、モウリーニョのやり方に対して勝っても面白くない試合なんて意味があるのか、などという的はずれな批判がまた起こることが予想される。優勝が目標なのだから、モウリーニョのやり方が正しい。これがホントの戦術家である。ロマン主義の方が見る方としては楽しめるが、それはまた別問題である。
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