福井県電力総連の研修会に参加しました。
視察先は関西電力南港発電所と、かんでんエルハート住之江ワークセンターです。
南港発電所はLNGを燃料とする出力180万kW(60万kW×3基)の火力発電所です。
燃料のLNGは関西電力グループ会社の堺LNGセンターから海底パイプラインで供給されるため発電所敷地内には燃料を貯蔵していません。(他に大阪ガスからも購入)
また、送電線も地中送電線のため送電鉄塔がなく非常に構内がスッキリとした印象の発電所でした。
大規模消費地に立地していることから、電力負荷に応じてほぼ毎日のように朝、発電所を起動して夜になると停止するというDSS(Daily Start and Stop)運転を繰り返しています。ボイラ点火からわずか100分でフル出力運転に到達するそうです。
ちなみに、最新鋭のLNG火力発電所は、コンバインドサイクルの発電方式を採用しています。(南港発電所はボイラーで蒸気タービンを回す従来タイプ)
コンバインドサイクルとは、LNGを燃やしてその燃焼ガスでガスタービンを回して発電し、更にその燃焼ガスの排煙の熱でボイラーで蒸気を発生させて蒸気タービンを回して発電します。つまり二重で発電するため高効率の発電方式となっています。
次に、
かんでんエルハート住之江ワークセンターを見学しました。
この施設は関西電力(51%)と大阪府(24.5%)大阪市(24.5%)が出資する第3セクター方式の重度障害者多数雇用事業所です。
平成16年10月19日に議会で一度視察に来ていますので今回で2回目の視察ですが、この施設の見学は何回訪れても胸を打たれます。
また今回の研修はバスによる移動のため、車内でミニ議会報告をさせていただきました。内容は町長選挙の状況報告と、社会保険高浜病院の現状と今後の課題などを中心に報告しました。
夜は大阪名物の「くいだおれ」で懇親会がありました。