小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

長寿医療制度

2008年04月01日 | 私の考え
【広報特別委員会】
広報特別委員会に出席。
議会だより94号の編集会議を行いました。
広報特別委員は1年間の任期ですから、今回の議会だよりの編集が修了すると委員会のメンバーは交代となります。
早速、94号の議会だより発刊後の打ち上げの相談に花が咲きました。

【長寿医療制度…】
今日から制度が始まった後期高齢者医療制度。
問題の多い制度ですが、福田首相はこの「後期高齢者医療制度」の名称を「長寿医療制度」に改めるよう指示したとネットの記事で読みました。

「後期高齢者医療制度」は確かにネーミングもあまりよろしくありませんが、国民が問題だと指摘しているのはネーミングだけではないと思うのですが。

以下は、私が議会中にメモとして作成していた後期高齢者医療制度の問題点です。

●これまで保険料負担のなかった扶養家族を含め、75 歳以上のすべての高齢者から保険料を徴収すること。
●保険料は「後期高齢者医療広域連合」が決定し、2年ごとの見直しにより増額が連続することは確実であること。
●月額1万5 千円(年額18万円)以上の年金受給者からは保険料を年金から天引きすること。
●保険料滞納者からは保険証を取り上げ、窓口で医療費全額を負担させること。(これまで国民健康保険では高齢者からの保険証の取り上げは禁止されていた)
●さらには、75歳以上を対象にした別建ての「包括・定額型」の診療報酬が設定されており、高齢者にさらなる負担と差別医療を強いるものとの懸念があること。

(他にも今回の制度改正により、後期高齢者以外の部分でも問題となる点)
●70~74歳の窓口負担を1割から2割に引き上げる、65~74歳の国保料も年金から天引きされること。(現在凍結されているが凍結ではなく廃止が必要)
●同じく08年4月より実施される「特定健康診査・特定保健指導」と連動させ保険者に成果主義と競争原理を導入し、市町村においては運営費としての財政負担の増大が懸念されること。

こうしたことが問題だと言っているのです。国民は。