小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

社会保険病院

2008年04月08日 | 政策調査
国会では、年金記録についての与党の公約違反が大きな問題になっておりますが、もうひとつ社会保険庁改革に関連した問題として、高浜町民にとって大きな問題が社会保険病院の存続問題です。

4月2日の与党社会保障政策会議で当面の方針が合意されたとの報道がありましたので少し概要を紹介しておきます。

社会保険庁改革として、年金に関することは平成22年1月に設立される「日本年金機構」に、政府管掌健康保険に関することは平成20年10月に設立される「全国保健協会」にそれぞれ移行し、社会保険庁は解体されることが既に決まっております。

このため、社会保険庁が保有している社会保険病院は、政府管掌健康保険の業務が全国保健協会に移行される平成20年10月以降は、社会保険庁で保有することができません。

平成20年10月といえば目前のことです。

今回、合意された基本方針は、年金や健康保険料で整備した施設の譲渡や廃止等を行っている「独立行政法人 年金・健康保険福祉施設整理機構(以下、RFO)」に対し、社会保険庁が病院施設を出資し施設の譲渡代金を受けとる形で、一旦、RFOの保有として、とりあえず全ての社会保険病院を存続させて、その後、RFOが地方自治体や民間団体等に対し施設を有償譲渡していくことの検討を行うというものです。

RFOは平成22年10月には解散することになっておりますので、ここ1~2年で社会保険病院に大きな変化があることは間違いがありません。