小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

視察研修:第1日目

2006年07月03日 | 研修報告
本日より2日間、厚生文教常任委員会の視察研修で徳島県に来ております。
今日は、彩ビジネス(葉っぱビジネス)で有名な上勝町を訪問しました。

なお、視察の様子は写真日記でも紹介していますのでご参照下さい。

ゼロ・ウェイスト政策
上勝町は日本の自治体としては始めて「ゼロ・ウェイスト宣言」を行いました。
この宣言は、2020年までにごみの再利用・再資源化を進め、焼却・埋立処分をなくそうとするものです。
このため、現在、町では積極的にごみの分別を進めており、既にごみを34種類に分別しております。この結果、重量比で76%のごみを再資源しています。「混ぜればごみ、分ければ資源」という訳です。
上勝町にはどこの自治体にも見られる、収集車によるごみの回収を行っておりません。ごみは町内に1箇所しかないごみの分別ステーションまで町民自らが持ち込み、分別回収ボックスに投入する仕組みです。
ごみの持ち込みが困難な高齢者宅等はシルバー人材センターが回収しています。

ごみの分別ステーションは、NPO法人ゼロ・ウェイストアカデミーが管理しています。このNPOの事務局長(若い女性)は、元は町の臨時職員で、町が環境政策を実行する専門職としてホームページで募集した方です。
その方は外国滞在中にも関わらず、この上勝町の臨時職員に応募され現在に至っているとのことでした。英検1級の英語力があり、外国へも研修などで派遣すると聞いて驚きました。

有償ボランティア輸送
有償ボランティア輸送事業は、町内のタクシー会社の休業を受けて、その代替として始めた事業です。様々な法規制があって政府の特区申請で行った事業です。国、県との交渉の経緯などについて詳しい説明を受けました。