小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

児童虐待について考える

2007年11月21日 | 活動日記
【読み聞かせ】
和田小学校4年生に恒例の絵本の読み聞かせを行いました。(写真)
ユリー・シュルヴィッツの「よあけ」を読みました。以前にも他の学年に読んだことがあります。私の好きな絵本のひとつですが、いまひとつ良さを理解していなかったかもしれません。ひとりよがりにならないようにしなければいけません。

【人権フォーラム分科会】
文化会館で行われた「人権フォーラムたかはま2007」の、子どもの人権を考える分科会に参加しました。
子どもの人権問題は、今、その解決に最も力を入れて取り組むべき課題であると私は考えています。

今日の分科会では「児童虐待」を考えるグループに入りましたので、グループ討議では、現場教師の生の声を聞くことが出来ました。

児童虐待を受ける子どもの年齢構成を見ると、小学生が最も多くなっています。従って、教師は虐待の事案に直面する機会が多くなります。
改正児童福祉法では、児童虐待を発見した教師などには通報義務を課していますが、これがなかなか難しいことがよく分かりました。
児童虐待を確認するためには児童の家庭訪問などが必要ですが、発見のためには手間もかかりますし、ある程度の児童虐待事案に対処するスキルも必要です。
こうしたことを教師の努力だけに頼ることは基本的に間違っていると思います。
教師の場合、実際には虐待ではなかったケースで通報してしまった場合、その後の保護者との関係を考えると通報をためらうのも分からないではありません。

しかし私は、それでも、虐待されている子どもを助けるためには、通報する勇気を持って欲しいと思います。間違って通報して、その後保護者とトラブルとなっても、虐待から子どもを救うための必要なコストだと割り切って欲しいと思います。
保護者側もこうした理解が必要ではないでしょうか。

体制面での不備もあります。事実上、学校に通う児童の虐待の調査等の対応は教師がしなければ誰もする人がいません。虐待防止ネットワークにも民生児童委員にも多くを期待することは難しいと思います。
「虐待」と認定されれば児童相談所が対応しますが、そこに行くまでの過程が難しく、その対応をする体制がありません。
この点について今後の課題として検討していかなければならないと感じました。

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