小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

関西地域の地方議員団研修会

2009年11月25日 | 活動日記
大阪に来ています。

大阪市内で開催された関西地域の地方議員団研修会に参加しました。
研修会では太陽光発電が大量導入された場合に懸念される課題等について勉強しました。
低炭素社会の実現に向けて再生可能なエネルギー、特に太陽光発電の導入を進めなければなりませんが、そこにはあまり知られていませんが大きな課題があります。

一般的には、①国民負担の増加と②技術的課題の2つがあげられます。
例えば、10月22日の日記でも触れた太陽光発電の余剰電力買取制度では、買取に要した費用は翌年に国民全員から「太陽光サーチャージ」といった形で電気料金に上乗せして徴収される仕組みになっています。
まだ徴収は始まっていませんから誰も気付いていませんが、実際の徴収が始まった時の反応が心配されます。一般家庭なら微々たる額かもしれませんが、電気使用料に比例して負担する仕組みになっているため、年間数十億円の電気料金を支払いしている企業にとっては大きな負担になります。

技術面でも、実際に太陽光発電のウエイトが高まってきた時には、系統の電圧や周波数の調整に関してクリアすべき技術的な課題が多々あります。

他にも心配なことは、新エネルギーだけで全て解決できるという安易な誤った認識の広がりです。原子力なしに温暖化対策はあり得ませんが、新エネルギーの普及で原子力の推進の動きが鈍ることにでもなれば大問題です。

研修会終了後は懇談会に参加し、参加者との意見交換を図りました。
今夜は大阪市内泊です。