小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

東条英機

2004年12月10日 | コラム
12月8日の野瀬豊氏の日記に東条英機について書かれていました。それで東条英機について何か書きたくなって、議会報告もそっちのけで書くことにしました。今日の議会報告は明日の日記で報告します。

私は幼少の頃、祖父から戦争の話しを聞くのが何よりも好きな変な子供でした。その祖父がよく言っていたのが、全て東条英機が悪かったのだということです。祖父は尋常小学校4年で漁師になったので、正確な歴史事実を知りません。今から思えば戦後に東条英機が悪かったという刷り込みをされていただけだと思います。でも私自身その当時は、日本が戦争に負けたのは東条英機が悪かったからだと思い、東条英機が嫌いでした。
その後、近代史に興味を持ち少しは東条英機について正確に知るようになると、むしろ東条英機に惹かれるようになりました。A級戦犯として今なお汚名を受けていますが、もうもういい加減に少なくとも日本人は東京裁判というものの実態を正しく理解して、A級戦犯という言い方は止めてもいいのではないでしょうか。

以下に私の好きな東条英機の遺書(一部略)を紹介します。(児島襄著:東京裁判より抜粋)

●英米諸国人に告ぐ。
今や諸君は勝者たり、我邦は敗者たり。然れども諸君の勝利は力の勝利にして、正理公道の勝利にあらず。我等はただ微力のために正理公道を蹂躙せらるるに到りたるを痛嘆するのみ。いかに戦争は手段を択ばずというも、原子爆弾を使用して、無辜の老若男女を幾万もしくは十幾万を一時に殺戮するを敢えてするがごときに至りては、余りにも暴虐非道といわざるを得ず。
諸君すべからく一大猛省し、自ら顧みて天地の大道に対し愧るところなきを努めよ。

●日本同胞国民諸君
今はただ、承詔必謹あるのみ。
大東亜戦争は彼より挑発せられたるものにして、我は国家生存、国民自衛のため、已むを得ず起ちたるのみ。ゆえにもし、世界の公論が、戦争責任者を追及せんと欲せば、その責任者は我にあらずして彼にあり。力の強弱は決して正邪善悪の基準となす可きものにあらず。諸君、謂う自暴自棄するなく、喪神落胆するなく、皇国の運命を確信し、精神努力をもってこの一大困厄を克服し、もって天日復明の時を待たれんことを。

●日本青年諸君に告ぐ。
国家最後の望みはただ繫りて一に各位の頭上にあり。惟うに今後強者に跪随し、世好に曲従し、妾誕の邪説に阿附雷同するの徒、鮮からざるべし。然れども、諸君は日本男子の真骨頂を堅守せよ。真骨頂とは何ぞ。忠君愛国の日本精神これのみ。