扶桑往来記

神社仏閣、城跡などの訪問記

インド出張 #3 土産物を物色

2005年07月27日 | 海外出張記

空き時間にホテル内のアーケードを物色。

その1はサリーの店。

値段はピンキリ、その辺、ペルシャ絨毯と同じ世界かもしれない。

いろいろ出してもらい家人が好きそうな色と柄のものを購入。

その2は雑貨店。

水や御菓子を毎日買っていた。

なじみになると「チャイでも飲んで行きなはれ」と愛想がよくなる。

お茶やらお香やらを買った他、インド版のバービー人形を2つ購入。

花にピアスをしている。

香港版を持っているので仲良くさせたい。

 

インド人の英語はちょっと独特でRを巻き舌で母音付きで発音する。

例えば「Yes Sir」は「イエス サル」と聞こえる。

何か会話していると何度もサルサル言われることになる。

そしてインド商人は客を「Brother」と呼ぶ。

雑貨屋の店主には毎日「兄弟」とあいさつされていた。

 

「インド人は嘘つかない」とは我々世代の共通認識。

もちろん、ウソをつくからギャグになるのである。

商品を定価で買ってはいけないのは中国同様、半額から交渉するのがよい。

「兄弟それはきついで」というのを段々寄せていく。

私は甘ちゃんなので結構ぼられていることであろう。

いいクラスのホテルにいるので皆、愛想がいい。

インド人は大きくふたつのタイプに分かれる。

身長が高く鼻が高くやせ型なのはかつてアーリア人と呼ばれたインドの支配層の血脈。

反対に身長が低くて小太りな人が多いのはドラヴィダ人。

中央アジアからやってきたアーリア人に対し、アフリカからやってきたのがドラヴィダ人ともいう。

インド人すなわちターバンというイメージがあったが、ターバンを巻くのは主にシーク教徒。

 

バンガロールはインド南部の新興都市。

高原地帯にあるので7月といっても湿気がことさら強い感じはない。

南部はドラヴィダ人が多い地域で背の低い人が多い。

肌が黒いので夜暗いところでみると目玉と歯が白く浮き上がっていておもしろい。

ホテルのロビーにいたスタッフの女性が何というか凄絶に美しく、毎日見惚れていた。

私はオンナ好きでもないが今まで生きてきた中で最も美しい人となった。

インドの女性はどことなく魔性が隠れていると思う。

 

魔性といえば不思議なことにインドでは時間の感覚が薄れていた。

日本を1週間も離れればホームシックのひとつも湧いてくるのが常で中国出張ではネコと遊べないのがつらかった。

インドではそんな気が全くなく、永遠にいてもいいような気分だった。

「インドに行くとハマる」とよくいうがまさにハマりそうで怖かった。

 

中国という国、人々については何度も通ううちに理解が深まった。

インドも同様、滞在して人々の生活などを知るのは実におもしろい。

 

 

 

 

 


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